母の幼馴染みが亡くなったそうだ。
しかも実家の目の前の家の人。
その人は3人姉妹の長女で跡取り娘だそうだが嫁に行っていて
全然見ないので、わたしは顔もわからない。
母の1歳下なので69歳か70歳。
去年10月に子宮頸がんがみつかったそうです。
母はけっこうショックを受けたようだ。
でも、昨年、父が亡くなったときに、その家の人の誰からも
香典ももらってないし、線香をあげにも来てくれなかったそうで
母は手ぶらで挨拶にだけ行ってきたそうだ。
挨拶に行くだけ十分偉いと思った私。
だってさー、田舎で何世代にもわたって隣人でありながら、
父が亡くなったときにそんな態度をとりやがって、
私だったら挨拶に行くかさえわからない。
まあ、それでも私は義理堅いから挨拶くらいは行くかもしれないが、
お悔やみの言葉を口にしながらも、内心では、
「なんだこいつら」って思うと思うけど。
私はその人の顔も覚えてないし、なにより
その人の母親(90才過ぎのおばあさん)がいじわる婆さんで
大嫌いだから、ますますなんとも思わない。
目の前に住んでいながら、飴玉1つもらったことがないのだ。
「自分の家の方が上」と思ってる感が全面に出ていて、我が家を見下していたよ。
まあその婆さんと今回亡くなった人と一緒にしてはいけないかも知れないが
人情ってそういうもんだから。
ちなみに、そのいじわる婆さんはまだ生きている。
施設に入っているので実家の前の家には住んでいないし、
生きてる間に戻ってくることもないだろうが。
今回の娘の葬式や出棺時にも来ていなかったそうだ。
実家付近のではお金持ちの家の方らしいが、
出棺時に霊柩車を見送る人も家族以外になかったそうで、
田舎でも本当にいまは薄情というか義理を立てなくなったというか。
時代もあるだろうが、この家のおじいさんが亡くなったときは盛大な葬式だったよ。
冠婚葬祭ではお金も必要だし、コロナがほんとうにいま
義理を欠くにあたって「いい言い訳」になっていると思うわ。
うまく使われていると思う。
伯母は「60歳過ぎたらおまけの人生。いつ死んでもおかしくない」と言う。
ちなみに団塊世代前後では70歳前後で亡くなる人が多い気がする(あくまで印象)。
父や従兄の義父もそうだし、会社の掲示板の訃報情報(社員の一親等までを掲載)でも
享年70歳前後が多い。逆縁がけっこう発生しているよ。
逆に戦前生まれが長生きし過ぎな印象です。
育ち盛りから青年期にかけて食べ物もろくになかったであろう世代が
長生きなのがおもしろい。
コロナで、高齢者がステイホームして命を温存して長生きし、
戦後生まれや働き世代、若い世代が、(コロナ以外の)適切な治療を受けられず
思いがけず亡くなったり、寿命を縮めたりしないといいなあと思う。
口に出していいのかわからないけど。
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