木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

平風の作り方 3

2006-05-15 00:28:21 | 仕事
向こう側に見えるのがロクロ そこにはめ型がセットしてあります
90mm丸の材料を打ち込んで、この状態に削ります
本当は一工程ずつアップすべきかもしれませんが
自作自演のため工作中の画像が撮れません
ここが挽物のミソですが
まず コマゲ と呼ぶ道具(刃物)で粗取りして大まかな形を完成させ
シャカ で表面を綺麗に削ります
シャカにも色々あります
この仕事で使うシャカは刃渡り15mm位の普通サイズのものと4mm位の小さいサイズの物を使います
そしてもう一つ小さいサイズの先が丸くなってる丸ジャカ
以上4種類の刃物で完成させるわけです
そしてサンドペーパーで研磨
これは刃物加工する時と逆回転させるとより効果的
木目によって逆目が出ますが それを押さえるために逆回転がベター

下の段が90mmのまま 上のつばは62mmから丸く加工する時に60mm~60.5mmあたりまでおとします
今度はそのつばの部分を60mmのはめ型に打ち込んで 裏加工をするためにです

そうそうはめ型に切れ目がありますね 何故でしょう・・
完成させた製品を外すため です
マイナスドライバーの先を差し込んで クイっと
これがないと品物を叩きながら外さなけりゃならなくなりますもんね
コメント
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