働き始めてすぐ自動車学校へ通い出した
うちに一番近いスクールバスの停留所へ行くと
いつも一緒になる女性がいた
他の人もいたんだろうか 今振り返ってみても多分その人以外に同じ停留所を使う人はいなかったんじゃないかと思う
なにせ18歳のなんにも知らない純情な僕
今から見れば特別美しい人でもないんだろうけど
一応20歳ちょっとの女性はいやに眩しかったのだ
向こうから話しかけてくれた
ドキドキしながらの妙齢の女性との会話
でも、なんとなく話しやすくってだんだんリラックスできてきた
彼女は学生であり自然と学校の話になる
大学名を聞くとそこは僕らの高校からたくさん入ってる大学だった
高校どこなんですか?
と聞いたら 果たして・・やはり 僕と同じ高校だった
まさしく二年先輩
また話が弾むことになる
一ヶ月間彼女とは話す機会が多くて ドキドキしながらダイヤルを回すって経験もさせてもらった
それはまともに彼女というものを意識してって言うより
女性に電話をかける っていうことに他ならない
僕の初めてのガールフレンドというのもおこがましいけれど
そういう存在になった
でも恋愛とかは完全に別で 僕なんぞは彼女にとってはその辺の雑魚である(笑) たぶんね
僕もいきなりそこまで要求するつもりもなかったし
冷静に見ると彼女にしなくてもいいんじゃないかな という気持ちにもなってたような気がする
彼女には好きな人がいた
彼女によるとその人は同じ大学のゼミですんごいもてる人
でも今考えると そういう恋心から過大評価してたんじゃないんかな? と思えなくもない
一度も彼を見たことはない
自動車学校を卒業してもなんとなく話す機会はあった
電話で話したり・・
そうそう僕はすぐ車を買ってもらって、それを報告したら乗せてほしいなんてこと言われて乗せた覚えがある
知り合った時3年生だった彼女はやがて卒業することになる
それからほどなくその好きだった彼との結婚話が出るようになった
その前に僕はよく聞かされたものだった
「一番好きな人とは結婚しない、二番目に好きな人と結婚する」
いつもそのことを口にしていた彼女は 実はこの彼との結婚は諦めていた節があったのだ
その理由づけにそんなことを言ってたのだろう
結局彼女は一番好きだった彼と結婚した
彼女の家は天理教の信者でそのことが大きな障害になってたんじゃないかと思う
だからあんなことを言って自分の気持ちを抑えようとしてたに違いない
まだ世の中のことを知らない僕は 彼女の言ってたことがやけに心にこびりついて
自分も二番目の人と結婚するような気になっていたこともあったし
自分の結婚をそう位置づけたところもあった
「二番目の人」との結婚というものは真理を突いてるのかどうか
果たしてどうなんだろう
それは今でもわからないけど
玉置浩二 - しあわせのランプ (MV)
うちに一番近いスクールバスの停留所へ行くと
いつも一緒になる女性がいた
他の人もいたんだろうか 今振り返ってみても多分その人以外に同じ停留所を使う人はいなかったんじゃないかと思う
なにせ18歳のなんにも知らない純情な僕
今から見れば特別美しい人でもないんだろうけど
一応20歳ちょっとの女性はいやに眩しかったのだ
向こうから話しかけてくれた
ドキドキしながらの妙齢の女性との会話
でも、なんとなく話しやすくってだんだんリラックスできてきた
彼女は学生であり自然と学校の話になる
大学名を聞くとそこは僕らの高校からたくさん入ってる大学だった
高校どこなんですか?
と聞いたら 果たして・・やはり 僕と同じ高校だった
まさしく二年先輩
また話が弾むことになる
一ヶ月間彼女とは話す機会が多くて ドキドキしながらダイヤルを回すって経験もさせてもらった
それはまともに彼女というものを意識してって言うより
女性に電話をかける っていうことに他ならない
僕の初めてのガールフレンドというのもおこがましいけれど
そういう存在になった
でも恋愛とかは完全に別で 僕なんぞは彼女にとってはその辺の雑魚である(笑) たぶんね
僕もいきなりそこまで要求するつもりもなかったし
冷静に見ると彼女にしなくてもいいんじゃないかな という気持ちにもなってたような気がする
彼女には好きな人がいた
彼女によるとその人は同じ大学のゼミですんごいもてる人
でも今考えると そういう恋心から過大評価してたんじゃないんかな? と思えなくもない
一度も彼を見たことはない
自動車学校を卒業してもなんとなく話す機会はあった
電話で話したり・・
そうそう僕はすぐ車を買ってもらって、それを報告したら乗せてほしいなんてこと言われて乗せた覚えがある
知り合った時3年生だった彼女はやがて卒業することになる
それからほどなくその好きだった彼との結婚話が出るようになった
その前に僕はよく聞かされたものだった
「一番好きな人とは結婚しない、二番目に好きな人と結婚する」
いつもそのことを口にしていた彼女は 実はこの彼との結婚は諦めていた節があったのだ
その理由づけにそんなことを言ってたのだろう
結局彼女は一番好きだった彼と結婚した
彼女の家は天理教の信者でそのことが大きな障害になってたんじゃないかと思う
だからあんなことを言って自分の気持ちを抑えようとしてたに違いない
まだ世の中のことを知らない僕は 彼女の言ってたことがやけに心にこびりついて
自分も二番目の人と結婚するような気になっていたこともあったし
自分の結婚をそう位置づけたところもあった
「二番目の人」との結婚というものは真理を突いてるのかどうか
果たしてどうなんだろう
それは今でもわからないけど
玉置浩二 - しあわせのランプ (MV)