木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

見積もり責任

2012-08-07 18:13:15 | 仕事
春頃だったかな?
マンションの件で2つ見積もりを出した
吹き抜けの駐車場一台分についてる波板の屋根
これが老朽化して押さえが効かなくなってしまった
春にやってきた暴風雨の時風にあおられてブカブカ浮いてたから
急場しのぎにいらなくなった布団と仕事場から持って来た4寸角4尺の長さの樫の木1本
それを屋根の上に置いたままになってたから これの修復
ちなみにこの波板は過去二度ニャミが墜落して破ったことがある
もう一件は受水槽と高架水槽の中のお掃除
それぞれ2軒に見積もりを出した
一つは管理をしてくれてる管理会社の営繕部門
もう一つはうちを設計した友達が独立した後立ち上げた設計管理保全会社

掃除の方は前者が5万 後者が6万5千
屋根の方は前者が6万5千 後者が8万8千
ざっとそんなくらいだった
両方とも管理会社の方が安い
でも友達だしせっかく見積もりしてくれたんだから
後者の社長である友達に聞いてみた
「相見積もりの結果教えるけど、両方とも石やんの負け
 こういう結果だけどもし気持ちがあるならどっちか相手より安くできる?」
その結果
「水槽の掃除はどうにもならないけど 屋根の補修の方は6万3千でいかせて」
というんで任せた
ただし3万チョットずつ2回払いだよ はいつもの条件

やるやるっていう言葉とは裏腹にまだ工事は行われてない
問いただすと、さぁやろうと思った日に雨が降って手が出せなかった
それが何日かあって・・

どんなに遅くなっても6月にはできそうな仕事
多分1日で終わるはずの仕事
僕も任せっ切りで確認しなかったのはいけないけど
先週、業を煮やした格好でまた電話確認
すぐ返事ないどころか3日ほど「なしのつぶて」
その挙句僕からの電話に対して「業者に何回も電話してるけど連絡がつかない」ときた
じゃ行けよ っていう言葉を一回のみ込んで、結果を早く聞かせて で終わった
その時にもしその業者でなかったら6万3千円でできんかもしれん などとふざけたことも言っていた
それはその時は一応スルーしておいたけど・・
仕事に対してこんなに責任感のないことでいいわけがない
うちは○○建築設計会社に依頼をしてそこからの見積書をもらってるんだから
委託業者がトンずらしたら他の業者で責任を持ってその金額でやってもらわにゃ
しかももう遅れに遅れてる
という考えは間違ってないと思うんだけど・・
まだ火曜日のこの時間まで音沙汰なし



僕のバンド仲間でベーシストだった石やんは広島の家を出てから名古屋で働きながら夜間大学に通った
初めは大手の建設会社の実働部隊の一員
苦労して一級建築士の資格を取り
やがて設計会社に籍を置くことになる
この状態の時バンドをやってた
本当は練習する時間はきわめて少ない
当時は設計会社の仕事は腐るほどあって毎日のように残業しなくてはならないほどだったはずだ
でもベースをやってた
結構めちゃくちゃなベースで彼がその場に留まっていた一番の理由はその人柄だけだったかもしれない
それでもよかったから友達でいられたわけだ

やがてみな音楽は趣味だけという結論を出して落ち着いてゆく
僕も僕より年上の石やんもそのあとに落ち着いた
40になるときに彼に依頼して自宅を賃貸マンションにした
仲良しだったけど仕事に関しては結構ケンカもした
近くでみてると気に食わないことも多々出てくる(笑)
そうやって喧々諤々模様を交わしながらうちが出来た

やがて彼は4人の子持ちでありながら離婚を余儀なくされた
完全に奥さんの不行き届きだ
いくら公平に見ようとしてもそれは間違いない事実
4人とも彼のところに残ったのは当然の結果
でも、経済的に大変な苦労をすることになる
部長職まで上り詰めた職場からリストラにあう
人柄と職場のつながりで一応大手の不動産会社の職に就くも所詮外様の地位
色々な不都合を背負わされた
バブルの時に買ったマンションの負担はなかなか軽くならなかった
不動産会社も辞めることになって改めて自分の会社というには頼りないものだったけど
それで細々ながら一生懸命頑張ってきた
やがて長男が独り立ちをし、長女も次女も巣立っていった
彼らの給料の管理もしながら健全な家庭経済を営めるようになってきた
元嫁がやってきて長男を自分の保証人に仕立て上げて借金の肩代わりをさせるというような事件も乗り越えてだ
そして仕事であちこちを回っているうちに昔からの知り合いの社長からその経営する老人ホームの事務長の職を仰せつかった
自分の建築会社のやりながら余った時間でホームに詰めてくれてればいいし
外出のついでに病院を回ってホームへの勧誘をしてくればいいと
そのホームは大きくなり今はその新しい職場へ移動してるはず
友達として喜ばしい社会への貢献の仕方だが、自分の仕事がやれなくなるようならもうはっきり切りを付けるべきかも
こんな仕事してたら信用失くすぞ

明日、善処できずにいたら・・・言ってやろっと♪
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする