木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

浮世の画家

2019-04-07 01:10:17 | テレビ
録画してあった「浮世の画家」(カズオイシグロ原作)を見た
渡辺謙演じるところの老画家のお話である

商家に生まれた小野は恵まれた少年期を過ごしたのだが父親に反抗して画家の道を選ぶことになる
才能にも恵まれていた彼は頭角を現すも、戦時中国民の戦意を煽る画風にと傾倒してゆく

色々な人物との交差があり、戦後自分の生きてきた道を悔いるところが大きなテーマだった


珍しく居眠りの欠片もなく見終わった約一時間半
しかしその過去を悔いている主人公の老画家は立派な屋敷に住み、時代に即した生き方を勧めた友人もまた大きな家に住んでいる


その時代によって正義は右へ寄ったり左に寄ったりする
多分そういう意味ではこの原作はやや左側から見た作品なのかもしれない
それでもそれを否定することもないと思う
この時代は戦争を終えて、それが間違っていたことが大前提になっている
実はそれは戦後70年以上も経った今でも変わることはない
戦争は間違ったことなのだ

いかにして戦争を避けるか
右側から日本を守るのか、左側から日本を守るのか
どっちも日本を守ろうとしている
もう日本を守ることを意識しなければいけない時期に来ている

是非そのことは考えるべきです。



コメント (2)
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