木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

初仕事

2021-01-09 02:02:36 | 仕事
夕方終業10分前に一つの仕事の型がついたので作業場の横に置いてあったヒノキの角材を削って久しぶりにマッシュルールを一つ挽いてみた。
いつもは八角形に落としてから挽き始めるのだが立つのが面倒だったので四角柱のままでスタート
ヒノキの香りが爽やか。
30分足らずくらいで完成させて本年第一出品としてメルカリに上げておいた。
有難いことにいつの間にかフォロワーさんが400人を超えてきてた。
好きな物を作ってそれを認めてもらえるなんてなんて勿体なく有難いことだろうか。
例えば今日作った物にしても仕上げるまで一度も大きさを測らずに自分の感覚で刃物の接地を止める。
大きさより自分の好きな形のところで止めることができる幸せ(笑)
注文受けた品物はそうはいかない。何度もノギスを出して測りながら仕上げなければならない。
形が納得いってもあと1mmあと2mm削らなければならない。
そこでトラブって頭抱えることになることもよくありました。
48年やってればあったりまえだけどね。

昨日ネット業者の富田木工所さんがまた鏡餅の材料を運んできてくれた。
昨年は500個ほど作って完売しただけでなく「買えなかった」クレームまでもらったそうです。
今年からシーズンオフでものんびり作って欲しいと
一般の方だけでなくいわゆる普通の業者さんからも3件ほど熱烈問い合わせを受けてるとのこと
これは引き取りは秋以降なので富田さんが在庫として持っていてくれるそうです。
そのためお雛様製作は今年は無理そう。
実はこの鏡餅製作も何個かに一個ノギスで測るだけの仕事。
木取りさえ決まった数値にしとくだけで挽き始めたら自分の好きな形のところで止められる
そういう意味でも大変好きな仕事です。(ネットでのサイズ表示がアバウトにしてあるんです。)

あっ眩暈の方は忘れてました。
コロナ共々気をつけながらまた来週から仕事します。
コメント (2)
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