木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

仕事納め

2019-12-28 00:52:38 | 仕事
毎年この日は僕が銀行回りなど経理をやって息子が仕事場の掃除をやって昼に食事に行く
それで終わることになっている
ただそれだけでは全く終われないので僕は午後事務の整理と事務所のちょっとした掃除をして今年を締めくくる わけだ
それもだんだん略式になる
全くご先祖様に申し訳がない
食事をする事だけはきっちり厳守されている
今年も近所の和風レストランサガミで息子とその嫁それに今年は特筆だが孫の史(ふみ)も参加
いつもと違う雰囲気だからかやたら泣いていた
周りのお客さんたちがちょうど食べ終わったのだが、そそくさと帰りだしたのは史のせいじゃないかとちょっとだけ心配した
座敷を選んだからね
お父さん(息子)もお母さんも史の抱っこで簡単には食べられない
僕が食べ終わった頃には二人とも半分も食べてなかったのだ

そうこうしてるうちに13:30が近づいてきた
その時間はお客さんが品物を受け取りに来て支払いもしてもらう時間
僕だけ先に仕事場に戻った

12:25、Uさんは車の中で待っていてくれた
昨年の10月頃だったかに頼まれた最後の仕事
丸塔といって厨子なのか位牌を収める物なのか
今までは10~20基程ずつ何回かやったのだがこちらの仕事が続けられるかどうかわからんので
最後の最後として80基まとめて制作するという仕事をもらいました
いや僕はもう少し仕事するつもりはあるんですが仕事の中の一つ直径90mm高さ18cmくらいで厚みが8mm位の木の筒を作れる職人さんが廃業直前になったからです
ゆっくりでいいと言う事で春に30基 夏に25基そして年末に25基になりました

お客さんは位牌の文字を掘り込む職人さんです
今日初めて知ったのですが彼も離婚経験者で50をちょっと超えたくらいの年齢です
8年前に中学生と高校生の息子二人を連れて家を出て男3人所帯
上の息子は立派に高校教師になったのですが下の息子が一人立ちできずにほとんど引き籠り
それが悩みの種とのこと
いやにゆっくり話してしまった
誰か付き合ってる人はいるの? と聞いたのですが
「女性が信じられない。表面と内面の違いが見極められないんです。
 いつ豹変するか怖くて・・・」 ってなるほど 離婚経験者は多くがそういう感情に支配されていることでしょう 男と女の違いはあるけれど

一応終えましたが年末にもう一度事務所に行って経理の一仕事がある


夜はポタを誘って二人での食事にも行きました
久しぶりのかっぱ寿司
ビール飲む? って聞いたら 寒いからお酒がいい っていうので熱燗一本
ホントに酔っぱらっちゃったみたいでいつもの怪しさに加えもう少し怪しい(笑)
またやたらに感謝の言葉のオンパレーード
ここに書くのも恥ずかしいくらいに感謝と泣かんばかりの喜びよう
それは家に着くまで続きました
「明日は忘れちゃうかもしれんから今言っとくでね」ってちょっと受けました
僕は母を見て、歳取ったら愚痴じゃなく感謝を口にしよう と思います
これほど感謝されたら出来るだけのことはしなくてはと思ってしまいますからね
いい作戦ですよ 皆さんもどうですか?(笑)


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
親孝行できるかっつんが (masamikeitas)
2019-12-28 03:06:09
かっつん、おはようございます。

年末お孫さんを交えての食事、いいですね。
お父さん、お母さんは大変だったようですが、赤ちゃんのことだからやむ得ませんね。

>これほど感謝されたら出来るだけのことはしなくてはと思ってしまいますからね
いい作戦ですよ 皆さんもどうですか?(笑)

親孝行できるかっつんが、ある意味羨ましい。
私は親孝行できませんでした。
まぁ、お墓参りするぐらいが親孝行になりますかね。
明日 今年最後のお墓まいりに行く予定です。
返信する
“感謝の言葉” (団塊ジジイ)
2019-12-28 07:06:35

一年間ご苦労様でした。
ゆっくりと年末年始をお過ごしください。

物を作る「お仕事」は世に自分の作品が末永く残り
感謝される意義ある仕事だと思います。

直接世間様に物を届けることが無かったジジイには
物を作ることに尊敬の念を感じます。
  *趣味で始めたもの造りで感じました・・・


>歳取ったら愚痴じゃなく感謝を口にしよう

この言葉頂きます(^^♪

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Unknown (かずちゃん)
2019-12-28 11:05:11
愚痴では無く感謝の言葉を・・・

いつもかっつんのお母様との話を読んでいいなあと思っています。

年齢に関係なく感謝の言葉は大事です

同じことをしてもそれが当たり前、もしくは文句を言われたら、やっている側としてはどうしても気持ちがこもらないようになっていきます。
お母様は本当にやさしい性格なのだろうなあと思います。

今は自分もそうなりたいと思っていますが、こればかりは少しあやふやになったとき、自分の性格がどのように出てくるのかは神のみぞ知るです(笑)
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Unknown (natu)
2019-12-28 18:22:03
お母様の優しい心遣い嬉しいことですね。息子に意外と面と向かって感謝の言葉は言いにくいことですが大切なことだと思います。見習いますよ。
私はメールでは書けるのですが、心では感謝をしているのですが、言葉に表す事の大切さを教わりました。ありがとう!
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Unknown (riri)
2019-12-28 21:02:04
あー、本当にそう思います。
私もそんなおばあちゃんになりたいな^_^

いつもお母様の記事を読んでて心の奥が暖かくなります。
観音菩薩のよう。
熱燗を飲む観音菩薩さま、可愛いですね(笑)

仕事納め、お疲れ様でした。
一息ついてくださいね〜

また来年も仲良くして下さい。
ではー
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masaやん (かっつん)
2019-12-29 00:26:04
親孝行させてもらってるんですかねぇ
自分のやりたいことをやってるので頑張ってるわけではないんですよね
それをあんまり感謝してくれるんで却って戸惑ってる感じです
でも一応喜んでくれてるようなのでこのまま続けれたらと思います
でも今日の本題はこれから老いてゆく僕たちもある意味母親と同じように周りに感謝できるようにできたらいいなと思って・・
返信する
団塊おやじ様 (かっつん)
2019-12-29 00:32:23
確かに僕が死んでも作った作品はそれよりも長生きしてくれると思います
そういう意味ではええ加減なものを残してはいかんですよね
僕は仏像の台をいくつか挽いてるんでお寺の仏様の台座が100年単位で残るかもしれません
そこに僕の名前はないですけどちょっとした誇りみたいなものはあるような気がします
ありがたいことです


そうですね
感謝して損することはないと思います
ただ遠のいてゆく記憶の中にそのことを何としても留めたいと思うのみです。
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かずちゃん (かっつん)
2019-12-29 00:39:51
母は昔からこういう言葉を発してたかと言えば全然そんなことはなかったんです
よく考えないで口に出して反省することも多かったような気がします
僕に対してもデリカシーのない思わずかっとなるような物言いをしてたことも有ります
それが最近は全く影を潜めこんな風になってしまいました
思えば母の母親もいつも涙を流しながら「有り難い有り難い」と言っておりました
熱心な仏教徒だったのでそういう意味かと子供心に思っておりましたがすべての人に感謝していたのかもしれないと最近思うようになりました。
そういう意味では僕にもその遺伝子が宿っている可能性はありますので心強いです(笑)
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natuさん (かっつん)
2019-12-29 00:46:23
もしかしたらこういう言葉は正気(?)ではなかなか難しいことかもしれません
母の記憶力が落ちるごとにこの感謝の言葉が派手になってゆきます
昨日も恥ずかしいくらいにそれの連続で食べてる間もずっとそれでした
周りの人に聞かれたくない心境でした

でも自分もそうなれるように、なりたいと思えるのです
僕も恥ずかしながら少しですが母親に対して感謝の言葉が出るようになりました。
こうやって育ててくれてありがとうって。
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ririさん (かっつん)
2019-12-29 00:53:23
今年も色んなことがありましたね
でもそれなりに落ち着くところへ落ち着いてよかったです
まだまだ課題はお互いあると思いますがもうひと踏ん張りしましょう
奇しくも父上を亡くされた女性二人
来年は今よりもっと元気になれますように
僕も祈っております。

またよろしくお願いします。
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