木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

久しぶりの友

2013-07-27 23:41:54 | 友達
3歳くらいだったかなぁ
息子はバイオリンを習い始めた
うちの柄じゃないことは分かってたが、何故だが母親が積極的だった
スズキメソッドっていう言葉が記憶の端に残ってる
いわゆる幼児教育の一環だとか
でも詳しい話は僕にはわからない
小さなバイオリンをあてがわれて、息子が頼りない音を出す
横についてた母親がそれに文句を言う
息子が泣く
母がイラつく
何処が幼児教育なのだろうかと思ったものだ
やがてその苦行は終わった
1年続いたのかなぁ

それをやってのけた家族がいた
その人は実は仕事関係のお客さんのところ
Hさんとこは息子より一つ年上の娘さんがいてその2つ下の弟がいる
二人とも、中学高校まで、あるいはそれ以上のところまでやり続けたはず
実は高校から先のことはあまり知らない
10年以上沙汰がない
でも当時は家族ぐるみで付き合ってて 一緒にディズニーランドへも行った仲だ(笑)
多分彼のところは立派に幼児教育から普通の教育へ進展していったのだろうと思う

お父さんは一匹狼で一人で木工所を経営してた
時々パートの叔母さんと奥さんに手伝ってもらいながら
季節ものの仕事だったから夏から冬に掛けては、休みもないくらいに一生懸命働き続けた
少しヒマになる春先は自分や家族のために木工の技術をフル回転させる理想のお父さんでもあった
僕より2つ年上だった
彼の仕事は、ホームセンターなどにある一人用鍋の蓋、焼き杉で大量生産をしてた
その丸いのを作ることがうちの仕事
実は、僕の生まれたばかりで亡くなった二男の葬儀の日に初めてうちへ来て、こういう仕事をしてくださいと
そういう意味でも印象的な人だった
大量生産の仕事は、外国へ行く
結局そうなって、あのとんでもない忙しさから解放された彼
開放どころかだんだんと無くなっていったらしい

毎年、妻の実家でやってたミカン狩りに夫婦そろって参加してくれてたが
僕らがこうなったことも、足が遠のく結果になった
だからその後のことはあまり知らなかった
仕事が暇になる途中で、仕事場の相談をされたことがある
当時、うちがマンションを建てたあとだったんで、友達の建築士にそれ用の図面を描いてもらったこともあった
敷地は80坪くらいあったのだが、道路に面して自宅があったんで工場だけを建て直すと、それほど大きな貸家は建てられないかも さて事業としては???
そんなことまで話したことがあった



今日、仕事の途中で彼の家の近くを通った
久しぶりに行ってみた
久しぶりだったので、曲がる角を間違えたくらいだ
木工所の看板が自宅に掛けてあった
仕事やってんだぁ
871のナンバーの車もある
その奥、仕事場だったところにマンションが建ってるではないか
僕なら、当時でも新しくなかった自宅を壊して全体にマンションを作るだろうけど
前の住居がそのままだったのが彼らしい

よかったね と思う反面
教えてくれりゃいいのに という気持ちも有る
家の前に軽トラ停めて、空でも言える番号を押して電話してみた
12回鳴らしても出なかった

エンジンスタート、またね(笑)

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4 コメント

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Unknown (oldオードリー)
2013-07-28 16:54:36
再度チャレンジしてみて・・・。

仲良くても遠のいてしまう友達っていますよね。
別にお互いの関係に何かあったわけでもなく・・・。
ただ、大変な時期に声を掛け合うことが、出来なかったかもしれないという、気持ちはあります。
続いてない原因は、そこにあるかなぁ~。
すごくいい人なんだけどなぁ
近いうちに声かけてみよう・・・そう思いました。
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オードリー (かっつん)
2013-07-28 23:01:21
再チャレンジ?
うんしてみる、してみる

まず仕事量が減って、彼が僕のところへ来る回数が減る
そのあとも、なんだかんだと続いてたんだけどなぁ
必要不可欠ではなくなってしまったんだ
そして自然に離れていってしまうってよくあるパターンなんだろうね
そういえばここの友達だってそうかも
基本的にみんな離れてるから
そうなりやすいか
でもしょうがないかも・・・
これからもよろしくね(笑)
返信する
バイオリン (将棋を知らない母)
2013-07-29 05:54:42
バイオリンを習わせた奥さまの気持ち、わかるわぁー
母も、何か我が子の得意分野をと思い、いろんなものを習わせたよー
ピアノは、教える自信がなくて断念したけど、、小さい頃って母がどれだけさせるかによると思うので・・・
奥さま1年間、、いつかは芽が出るって思って頑張ったのね・・・
本当に、以前仲良しだった家族と復活できるといいねぇー
返信する
将棋ママ (かっつん)
2013-07-29 21:00:47
理想としてはいろんなものに挑戦させて、その子の得意なものを見つけられたらいいね
野球もそうだし、スポーツ一般
フィギュアとか普通はなかなか接することができないもんね
K君の将棋はどこからだろう
お父さんが絡んでたのかな?
その辺はよく知らないからなぁ
本当に子供に合う何かをいつ見つけられるか
すごく大切だと思います

871さんに近いうちに会って来るよ(笑)
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