木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ありがとうございました

2024-11-08 00:51:45 | 家族
いつものように朝食を終え母の部屋の仏壇の水を替えて見舞いに行こうかとしてる時にスマホが鳴った。
病院名を連呼してる。
やばいかもと思った。お母さんのお身体の変化が大きくなってきました。
ご家族とご一緒に来てくださいますか?
熱があり、手足は冷たくなって血圧が80を切ってきています。
すぐに亡くなるとかそういうことは言われませんでしたがかなり危険な状態には違いないようです。娘に声をかけ、息子に電話してすぐに病院へ行ってほしい旨を伝えました。
行こうと思ってたとこへの電話。また僕に気を遣ってこの時間まで待ってくれてたのかと思いながら病棟の受付に。
担当の看護師さんがちょっと緊張した顔つきで僕らを迎えてくれます。
息子夫婦もやってきました。
息が荒い、意識はない?ちょっとだけ苦しそうにも見えた。
廊下に出て看護師さんは母の状況を説明してくれます。
もう長い時間はないかもしれません.。
でもすぐにではないかもしれない。
普段は家族の付き添いは認めてませんが今夜から暫く1日か2日かあるいは一週間かわかりませんがベッドの隣に布団の用意をしますから泊まってください。強制はしませんがそうされたほうが悔いがないと思います。と。

昼過ぎまで娘と息子夫婦の4人で母の思い出話から自分たちの子供の頃の話を笑いながら話してた。きっと母は聞いてくれてたはず。それを僕は意識しながら楽しい話を繰り返した。母の息は荒い。荒いが苦しんでるようには見えなかった。いつまで続くかわからないので 息子達には仕事に戻るように言った。1時15分頃看護師さんが見えてお食事をして来てください。但し30分。と言われたので娘と部屋を出て1時40分頃に戻った。
母の息遣いが穏やかになってる。
もう息をしてるのかどうかわからないくらい。ただ喉の皮膚がピクリを動くので息があるのはわかった。
でも2時を過ぎた時にその喉の動きが止まった。
娘と顔を見合わせてナースコール。
僕や娘と一緒になって看護師さんは涙を浮かべながらその確認をしてくれた。2時3分くらい。僕と娘に見守られて穏やかに永い眠りに落ちました。
こんなに仏様みたいな優しい人はいませんでした。と。
たった二週間でしたが担当の看護師さんは一生懸命に尽くしてくれて送ってくださいました。
5月の外科病院から老健、グループホームそしてこの緩和病棟の担当者の皆さんは全部全部優しくしてくれて感謝しかありません。

付き添いの大変さを知ってる母は、付き添いなんかせんでいいよ
多分そう思ったに違いありません。
子バカと思われてもしかたあるまい。でもきっとそうです。葬祭場も半分決めていたホールではなく、同じ系列の一般ホールに否応なく決まった。
決めていたホールは最近リニューアルして高級路線に変更。それでも9日は無理だから10日と一度決めました。ところがいつもお世話になっている僧侶に連絡すると10日は県内の遠方の法事が決まってて難しいとのこと。9日なら問題なし。そう僧侶が葬儀社に連絡を取ったらホールの方でもどっちみち10日は無理だとなりました。
あっちはリニューアルしたので5割増の料金らしいからちょうどいいじゃない?と言われました。
これも多分母が決めたことでしょう。
お金がないから貧乏だからこんないい扱いをしてもらわなくていい 看護師さんがいつも言われてましたよ。
母はお金をとても大事にする人でした。
でもいつも上手な使い方をして僕も幸せな子供時代青春時代を送らせてもらったんです。
改めて感謝いっぱい。
みなさんずっと読んでくださってありがとうございました。
遺影はこれにしようかと思ってます。



昭和6年11月17日ー令和6年11月7日
母と二人だけの控え室にて。

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アメブルさん (かっつん)
2024-11-14 00:05:52
同じ日にアメブルさんの大事な娘犬ルナちゃんが亡くなっていたとは夢にも思いませんでした。
前に出した言葉ですが僕たちには覚悟の塊があって悲しみの準備周到でしたがルナちゃんの関しては急激な変化でその分悲しみも大きいと想像しております。
お気落としは想像を超えるものがあることでしょう。
お元気になられますように。

初七日法の後に和尚さんが写真を褒めてくださり
誰が撮ったの?
僕が名乗ったら その人へ思いがこの笑顔に出てるんですよね と言ってくださいました。
有り難かったです。

アメブルさんご夫婦こそ頑張って乗り越えてください。
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ririさん (かっつん)
2024-11-13 23:58:02
ありがとうございます。
そういうわけで僕のブログの中では一番顔が売れていた母でした。(笑)
僕らもあの動画を繰り返し見ては笑ってしまってます。
生前のご愛顧に感謝しかありません。
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団塊おやじ様 (かっつん)
2024-11-13 23:54:48
勿体無いお言葉です。
僕は環境を整えただけで実際の介護らしきものに手を染めてません。下の世話とか一度もしたことがありませんでした。尤も母の意識があればそれを拒否されたことでしょうが。
周りの方々の善意に助けられました。
ただ母もその感謝を口に出せる人でしたから多分幸せなまま最後まで生きてこれたのではないかとこれは僕自身の先生でした。
それよりもおやじ様のご不幸はもっと心に沁みます。
母上を亡くされたと思ったらすぐに奥様の悲報。
なんと言葉がけをしたらいいのかわかりません。
そんな折のお言葉本当にありがとうございます。
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sakeさん (かっつん)
2024-11-13 23:46:25
本物のビールからノンアルに変更して仕舞いましたがそれでも買い置きしておいたノンアルが残ってしまってます。(笑)
これを消費するのも仕事の一つなので楽しみながら遂行致します。
あの写真バックだけ変えてもらいましたが質素な服はそのままにしました。
でもその色も合ってると言われました。
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masaやん (かっつん)
2024-11-13 22:49:11
介護の段取りは少し頑張りましたが介護自体はおんぶに抱っこで周りの方々に大変お世話になってしまいました。
それでも母は僕にも手を合わせて感謝してくれていました。自分の力の無さを感じますができることはしたつもりでおります。
応援ありがとうございました。
祭壇の真ん中に飾られた写真を何人かの方に褒めていただきました。
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あんじーさん (かっつん)
2024-11-13 22:44:42
長いお付き合いのあなたですから母のことはたくさん知ってもらってますね。
天国へ行ってしまいました。
向こうで待ってくれてると思います。
少し時間はもらうつもりでおりますが。。
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かずちゃん (かっつん)
2024-11-13 22:42:14
本当にビールが好きな母でした。
でも父が健在の時はネコかぶってましたね(笑)
一人になってから好きなお酒を楽しむようになりましたが息子がゲコなので物足らなかったかもしれません。
四十九日までの小さい祭壇にもお酒を供えることがなく気を利かせてくれたみぃが日本酒を備えてくれてます。
あの写真をブログアップした時にこれを遺影にしようと密かに思っておりました。
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しゃちくん (かっつん)
2024-11-13 22:36:40
あたたかいお言葉ありがとうございます。
家族葬でしたが無事終えることができました。
いいお葬式だったとという言葉もいただきました。
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Unknown (アメリカン・ブルー)
2024-11-10 16:24:23
お母さまのご逝去心よりお悔やみ申し上げます。
かっつんのお母さまへの深い想いをいつも感じながら
お母さまもご家族を案じておられたのでしょうね。
笑顔がとても素敵な遺影ですね。

私にとっても11月7日・・・忘れられない日になってしまいました。
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Unknown (riri)
2024-11-10 09:03:39
お悔やみ申し上げます。
お母様の登場する記事はいつも情景が目に浮かぶような文章で、ほのぼのと楽しく読ませて頂いてました。
まるで知っている方が亡くなったような寂しい気持ちです。
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残念です (団塊ジジイ)
2024-11-09 14:44:23
ご愁傷様です。
こんな言い方すれば失礼なのですが、自分にとって近い身内が亡くなった様な気持ちです、そして貴殿の今の心情が痛いほど感じます。
ここしばらくの介護と看病とでかなり肉体的・神経的に辛い状態だとお察しします、くれぐれもご自愛くださいませ、最後に「かっつんさん立派にお母さんを見送られました、貴殿は本当に最高の親孝行息子でした」さぞかしお母様も感謝されてたと思います。  

 
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Unknown (sake)
2024-11-09 06:41:42
お悔やみ申し上げます。
いつも周りに感謝されている優しいお母様でしたよね。精一杯生きられて幸せな人生だったと思います。私もビールを美味しそうに飲まれている写真がとても印象に残っています。
遺影の写真の笑顔が良いですね。
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かっつん、ご愁傷様です。 (masamikeita)
2024-11-09 06:27:12
かっつん、ご愁傷様です。

お母様の介護頑張られましたね。
お母様もかっつんに感謝して天国へ逝かれたと思います。
これから悲しみが襲って来ると思いますが、お母様の事を忘れずに時々思い出してあげて下さい。
お母様はかっつんの中に生きていらっしゃると思います。

遺影の写真、とてもいいです。
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Unknown (あんじー)
2024-11-08 21:41:21
かっつん お悔やみ申し上げます

ぽた母さん お疲れ様でした
いつも楽しげでビール大好きなぽた母さん
寂しいです
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Unknown (かずちゃん)
2024-11-08 20:43:13
お母様のご逝去心よりお悔やみ申し上げます
お目にかかったこともないのに、お元気な頃かっつんとお食事に行かれて、生ビールを
「美味し~い」と飲んでおられた姿がなぜか目に浮かびます
感謝の気持ちをいつも素直に表現されるお母様でしたね

このお写真もかつてブログで拝見してきたお母様そのものです
素敵な笑顔、美人さんでしたね
どうぞご家族の皆様でゆっくりお見送りができますように
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お悔やみ申し上げます (しゃちくん)
2024-11-08 11:15:10
お母さま、木工場の経営で苦労された事でしょう。
でも幸せな人生だったと思います。
私の母が亡くなった時にそう思うようにしました。
温かな葬儀にしてくださいね。
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