先日 ASAHI PENTAX K の記事に 「プリセット絞り」 云々と記しましたが ロッカーの奥から出て来ました。
レンズ名は「Tele-Takumar 1:5.6/200」
200mmの望遠レンズです。見ての通り絞り環がふたつあります。プリセットレンズです。
手持ちの一番古い「PENTAX K」に装着してみました。
最初のカメラを購入した昭和43年はカメラメーカーのレンズは自動絞りが当たり前になっておりました。
(極端な広角とか望遠の場合は例外もあったかもしれませんが。カメラ毎日レンズ白書が見つかったら調べてみます)
レンズ専門メーカーでは廉価版としてまだかなりのプリセットレンズとか普通絞りレンズとかを出しておりました。
左 : 仮称Aリングといたします。
最小絞りの F22 に設定。二つの絞り環が 22 になっていることが判ると思います。
レンズ中を視れば虹彩絞りが判ると思います。
前方の絞り環 Aがメインです。絞り値を設定いたします。廻すとクリック有。
右 : 仮称Bリングといたします。
Aが 22 のままで奥のBが 5.6 になっていることが判ると思います。
レンズの中には虹彩絞りが見えません。開放になってます。
一眼レフは絞り込まれた状態ではピントが合わせ辛くその解決策の一つがプリセットレンズです。
まず Aで f値を設定いたします。 この状態では、Bは開放から設定F値まではクリック無しで緩やかに回せます。
カメラを構えたらファインダーを覗きながら Bで開放にいたします。
焦点調節後 Bを設定したF値までもどします。これはファインダーを覗いたまま可能です。
慣れればけっこう早く出来るようになります。