1972年夏に撮影いたしました。
Kodak Ektachrome infrared color Film です。(現在は市販されておりません)
スライド保存箱の中に入れてあったのですが流石に半世紀経ってますので劣化が甚だしいです。
さらに細かなゴミが・・・
自作スキャナーで撮影。Photoshopでレタッチいたしました。
二十枚見つかったのですがレタッチに時間を要するので何回かに分けて掲載することにいたします。
見出し画像と現在の比較画像を掲載したいのですが悪天候ですので後日追加掲載いたしたいと思います。
赤外カラーは1970年代にけっこう流行りました。
写真雑誌『フォトコンテスト』ではこのフィルムを使ってヌードを撮っていた常連の方もおりました。
それ以前の赤外線フィルムは モノクロの SAKURA750 と kodakのハイスピードインフラレッド(当時の名称だったか記憶が定かではありません)二種を憶えてます。
SAKURAはR-60フィルターを用いて実際に使用したことがあります。(フィルムが見つかってません。見つかったら続編を)
赤外線写真を撮影するには赤外線カットフィルターを使う必要があります。可視光線をカットするためです。
kodakのWratten No.88A ゼラチンフィルターです。
封(黄)を開くと銀紙の中の厚紙に挟まれてフィルター(黒)が。
カット領域の異なる別のNo.も購入いたしましたが・・・確か日蝕観賞用にしてしまいました。
可視光カットフィルターですので一眼レフに取り付けるとファインダーは真っ暗で意味をなしません。
ゼラチンフィルターは薄いプラスチックのようなものでしてレンズに装着するにはゼラチンフィルターフォルダーを必要といたします。
現物が見つからない(自称弟子のところかと)のでネットから画像を拝借。
使用したカメラはNikon F レンズはNikkor35mmF2.8と 24mmF2.8 で撮影
これも現物が無いので 50mmF1.2Sを装着してます。
赤外線は可視光と波長が異なりますのでピント位置を調整する必要があります。
古い短焦点レンズでしたらレンズの指標の脇に●があるかと思います。
その位置に目測で距離を合わせます。あるいはフィルターを装着せずにピントを合わせ指標迄ずらしてからフィルターを取り付けます。
直進ズームの場合は被写界深度ラインの脇に+一本赤外線用の指標ラインがありました。
AF Nikkor ED80-200 F2.8の直進zoomにはありません。
露光計も役にたちません。フィルムのパッケージにある目安に従って撮影いたしました。
余裕があれば段階露光ですが高価でしたので・・・。
※デジタルカメラの撮像素子の前に設置してある赤外線カットフィルターを取り外すと
赤外線写真が撮れるとのことですが改造するスキルがありませんので断念いたしました。
また画像処理ソフトで疑似赤外線写真が出来るようですがまだ試してません。
つ づ く