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写ルンです

2020-10-02 12:36:27 | カメラ レンズ 写真用品

  ※BRONICA その5 の編集が間に合わないので、だいぶ前にストックしていたこれで本日は凌ぎます。

  昭和61年(1986) 富士フィルムより発売 初代は110フィルムでした。
 その後、135、高感度(ISO400)フィルムを装填されたものが売り出された。
 一般的には「使い捨てカメラ」と呼ばれましたが パッケージには「レンズ付きフィルム」とあります。
 「写ルンです」が元祖のように思われておりますがその15年ほど前に写真雑誌に外国製の「使い捨てカメラ」広告を視た記憶があります。
 (雑誌はたぶん探せば出て来るかとは思うのですが気力が無い)
 この「LOVE」などもその一種だと思うのですが...。
 
 基本的に巻き上げてシャッターを押すだけです。ピントも露光も調節不要です。と言うよりもできません。
 ピントはf値の暗いレンズにより被写界深度を稼ぎ、絞りはフィルムのラチチュード頼みです。

 ※ 実は私はこの種のカメラを購入したことは一度もありません。(頼まれてシャッター釦を押したことはありますが)
        望むレベルの画が出来ないことと、価格が高すぎることです。
   こう記すと「エッ、そんな馬鹿な!」と言う声が聞こえて来そうですが。
   ネットで調べましたらまだ販売しているのですネ。価格は 27枚撮りが¥1,500前後です。
   27枚撮りフィルムは¥1,000弱 一本あたり +¥500です。
      ¥100,000のカメラを購入して500本撮影すると 一本あたり+¥200 です。1000本撮ると僅か+¥100です。
   「出先で急に撮影をする必要があるときには便利です」が、そんな必要性ありましたか?
   私はまったくありませんでした。常にカメラを携行していますので。

   たぶんこの種のカメラは結果を望むものでは無く、撮影をしていることを楽しむカメラであったと解釈しております。
   
 

 これは現像に出された写ルンですのフィルムを抜き取られた筐体です。
 知人のところにあった物を頂いたのですがもう一つ頂いていれば徹底的に分解してみたのですが。
 青矢印がシャッター釦
 赤矢印が巻き上げ?ノブ・・・実はこのカメラは最初にすべて巻き上げられていて一齣撮影するごとに巻き戻される構造でした。
 赤矢印は巻き戻しノブと言うのが正しいのかもしれません。
 この機構の素晴らしいことは途中でアクシデント(例えば落下など)により筐体が壊れ漏光ても撮影済みの分は最後に撮った一・二枚を除けば助かることです。
 (パトローネまで多少の距離があり巻き上げ後は一枚が、撮影後、巻き上げをしていなければ二枚がアウトです。一齣は端の方だけでしょうが)


 矢印: 巻き上げノブ 
   A: フィルムパトローネが収まる。巻き上げノブがパトローネと同軸にあることから実は巻き戻しをしていることが分かるかと思います。
   B: 単三電池ホルダー(スピードフラッシュ用)
   C: スピードフラッシュチャージ釦


 パトローネを入れてみました。フィルムを全部送られればもう一度撮影できそうですが後期の筐体は出来ないようになってます。
 詰め替えて廉価で販売するサードパーティが出てきたのでメーカーが出来ない造りにいたしました。

  このモデルはレンズ下のレバー(矢印)を動かすことによりレンズが入れ替わります。 
 HANIMEXと同じデュアルレンズです。写ルンですの高級タイプでしょうね。

 初期は日中専用でしたが、ヒットに伴って他のメーカーも追随。
 スピードフラッシュ付き、望遠、広角、疑似パノラマ、セピア調、防水仕様などなどが発売されました、
 ・・・
 デジタルカメラの普及により田舎ではほぼ淘汰されました。販売しているのを視ることがありません。現像を扱っているところもありません。
 かってはコンビニで扱ってくれたのですが。


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