
最明寺、岩井山、山頂にあった「夕影の松」です。
鎌倉時代。五代執権北条時頼公(最明寺入道)が諸国巡歴の折りに
最明寺(それまでは寺の名前は別であったと)に宿をとったと伝えられております。
時頼公は山頂に登り、夕陽に輝く波静かな海や、老松の枝ぶりの見事
さに魅せられて歌を詠みました。
「みやどせし そのときよりと
ひととはゞ あじろのうみに
ゆふかげのまつ」
この句にある御宿(みやど)せしが町名、御宿(おんじゅく)の由来です。
岩井山山頂の松は戦後、枯れ、朽ち、現在はありません。
祠は三峯神社。その後立て替えられて現在に至ります。
この祠の後ろに城が広がっていた痕跡があります。
鳥居から右に廻るとボードウォーク。その先に展望台があります。
時頼の眺めた網代の海が見渡せます。