
未現像のフィルムが見つかりました。
135のTri-Xです。・・・?
しばらく考えましたら思い出しました。
360°全方位パノラマを作ろうとフィッシュアイレンズを購入いたしました。
当時はAPSフォーマットのデジタル一眼しか無くて円形の画は得られませんでした。
そこでF4にフィルムを装填してフィッシュアイと超広角12mmの撮影をいたしました。
一本だけ現像するのも薬品のこととかを考えるとちょっと無駄かなと思い、ある程度溜まったら一緒に現像しようと、結果放置していたフィルムでした。
フィッシュアイレンズを購入したのは2006年でした。その年に撮ったかどうかは憶えてませんが...露光後10年以上は経っているはずです。
F4の実写テストではなく露光後10年以上経ったTri-Xを現像してみたら、果たしてどうなっているのか検証してみた記事です。
(F4の実写フィルムはたくさんあるので敢えて検証は必要といたしませんので)
APSフォーマットに8mm円周魚眼を装着して撮影。縦位置で撮影すると左右が切れます。横位置での撮影では当然上下が切れます。
F4にSIGMAのFISH-EYE 8mmは問題なく装着できます。撮影は可能です。がひとつ問題が。
このレンズは絞り環がありません。最近のNikonはボデイ側で絞りをコントロールいたします。故にレンズには絞り環が無いのです。
さて、どうするかです。
完全自動絞りのレンズですからF4に装着すれば開放状態でファインダーは視られます。
プレビュー釦を押すとかなり暗くなります。最小絞りになったのでしょう。
シャッター速度優先でしたら使える気がいたしますが最小絞りと決めつけてマニュアルでシャッター速度で調整いたしたような気が。
?。書いているうちに???。やはりシャッター速度優先での撮影?(何しろ10年は経ってますので不確かです)
露光から10年以上経ってますがとりあえず写ってました。(現像時間は若干長めにいたしました。フィルムも薬品も古いので)
塔の根元にレンズを空に向けて置きセルフタイマーで撮影。確か私は塔の裏側に隠れたかと。
12mmでの撮影 手前の影は私。承知して入れてます。
やはり遠近感はそうとうなものです。
フィルムの最後の二駒にあった我が家のやんちゃ坊主。おそらくフィルムで撮影した画はこれだけ。
Tri-Xは露光から10年経っていても何とかなるようです。保存状態にもよるでしょうが。