小さな恋

〔何故、今さらイタチなの〕


学校から帰るとミオは、従姉妹のナナっちと携帯でおしゃべり‥。

イタチ、イタチと騒いでいる。

なんでイタチラブなの？
と、私はずっと疑問に思っていた。
やっぱり、ヒーローは、四代目火影でしょー？と、頬を赤らめながら。

漫画の話です。
ナルトのね。

で、ミオはついに、「サスケｖｓイタチ」の巻を買ったです。
もう何回読み返しても、
どうにもこうにも、好きらしく。

漫画を見て絵を描いたり、
写メ撮って、ナナっちに送ったり、
ナナっちから、サイトのイラストが届いたり、

もう、恋する乙女になってるの。

へえええ、どんなよ、その男は‥

私、コミック読むの三回目くらいですが、
まるで記憶に残っていなかったです、その話。
漫画読むのって、大抵、眠剤飲んで意識が遠のいてゆく間のつなぎ。
ストーリーなんて追ってない。
流すだけ。

どんだけ流してきたんだろう。
私、最低。

最高にいかした野郎だよ、イタチは！

「ひゃああ、いいねこのひと。好きかも！」
「だから言ってるじゃないー！！」


せっかくブックオフで大人買いした全巻を、
「邪魔だから」って売ってしまったことを後悔した。激しく。



〔その毛布、いかほどのものか〕



父が「布団重い」と言うので、
冬の布団を考えねばだった。
毛布も厚く、その上に羽毛布団。
引力に嘆く父の身体に、容赦ない布団の重み。

計ってみたら現在使用中の布団計３キロ。
意外にあるんだねえ。
自分の身体も重いのに、
それはやっぱり重いよねえ。

で、運良く楽天で見つけた、
冬季オリンピック選手や、
南極隊ご用達の素材で作られた、
ダウンより二倍暖かいハイテク毛布というものを見つけた。

ええええええー！！　高いよ！
でもね。１キロですって。
暖かいのですって。

父に話してみたところ、
是非、欲しい、と。

高い買い物で心配なんですけど、
まあ、父がダメなら私が使うってことで、

ご購入。

いい品でありますように。