想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

くさき。

2014-09-12 18:49:31 | 日記

じいが 庭の整備をすると云った




まあ 秋に一度入るだろうとは思ったけど

隣家に雑草がはびこっているじゃないかと

指摘された

判ってる 判って 夏の間も 何度か草取りはしたんだけど

追いつかなくて …

明日 また家の両サイドやろうと思っていたら

デトックスはじまってしまって

む むり … で でも ちょっと 待って?

バラの下に植えてある必要な植物は

全てプランターに移せと簡単に云う

だって あれ 宿根草よ?

どれだけ数があると思うの?

大地に根付くまで どれだけ 慎重だったと思うの?

夏も冬も

見守って 祈るように育てているのに!

もう 彼らをどうにか救おうと 必死になって弁明し

物干し台の下の巨大化したローズマリーも

ようやく幅を広げてきたラベンダーも

どうにか 抜かない方向へ持ってゆく

体ががくがくしてしまった

私にとって 草木は 単なる 植物じゃない

私にとって 彼らが どんな存在か じいは 判っていない


もう 怒りと哀しみで 身体がガクガクになった

でも ちゃんと管理しない私が悪い

そんで 中庭の木々たちも

何本か 間引かれることが決定した

いかんせん

ここはまだ 父の家であり 私がどうこう云える立場にない

ただ 庭の片隅で 大事にしている花を

どうにか守れただけで よしとしなくては …

今年 冬をこせるかどうか

その瀬戸際の子も

二年目ようやく株分けできる子も

うっかりしたら やられる …


…殺ラレル!!


もうどうにもこうにも 身体が震え

帰ってきた娘に ヤラレル! と訴えた

泣きそうになって訴えた

娘は「まあ…」と 真しに受けてくれた

私の頭の中は しばらく ヤラレル ヤラレル と繰り返していた



自分のことながら びっくりだ

いつの間にか 彼らは 私の意識に

こんなにもしっかり根付いてしまっていた

いつの間にか

かけがいのないもの に なっていた

自然に淘汰されるなら納得もするだろう

でも

人の手で 手折るのだ

引き抜くのだ


彼らは

私の

私の 大事な …



そういえば

この子も普通に会話する

かわいい わたしの天使 なんだから …






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