想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

理由。

2018-01-11 19:05:07 | 日記
私は 娘に 勉強しろ と言った事は一度もない

頑張ってね は 言った

結果が悪くても

まあ 頑張ったからいいんじゃない? と 流す

内心 ヤバイ マジか! と思っても

気にするな よくやった と言い続けて来た

すごく 成績の良かった時は

よう 頑張ったね すごいよ と 言い続けて来た

それは 私の基本的な激励

自分が 娘くらいの歳の頃 親に一度たりとも褒めて貰えなかったせいだ

そして 神経症を患った

自傷 歯の痛み 狂いそうになった

鎮痛剤の副作用で 頭にぎっしり蚤が湧いたようになり

ザワザワと 頭がうるさく 気が狂いそうになった

バファリンを 3時間毎に呑んで もう 限界だった

あんな 地獄を 娘に体験させたくない

だから どんな成績をとろうが 気にならない

健康で 10代の女の子らしい それだけで いい

だから 大学なんて 条件が揃えば 何処だっていいんだよ

最近の私は 悩みすぎている

そんな折リ 学生記者海外派遣の話が舞い込んで来た

パスポートの申請等は自費だが それ以外は無料

ただ 長野県の派遣人員は 10名

娘が飛びついた

やりたい! と

難関だけど いい冒険だと思った

この倍率に怯まない 娘の度胸に恐れ入った

私なら 初めから諦めて チャレンジしようとは思わない

選ばれても そうでなくても いい経験になるだろう

世界の大きさを

知らないのは 子供だけじゃない

親もそうではないだろうか

また 親は 子供の可能性すら 判ってないのじゃないか?

判らないのに 勉強しろはないだろう

お前はできない子供だとも 言う資格はない

母は 自分が勉強できない子供だったから 私には厳しく言ったと

死に際に 零した

父は 中卒で 理容師の世界に飛び込み

叩き上げられて 職人になった

親を憎みたくなるけれど

私には これと言って 誇れるものが何もない

病気ばかりして 幼い娘に 不安な想いばかりさせた

私が 彼女に言える事は 一つだけ

貴女なら 大丈夫




貴女なら 大丈夫




ただ 身体だけは 壊さないで

楽しく 生きて



今は まだ そんな事を

言葉にすらできず 想うだけだよ。






コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする