想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

遠い遠い場所に行っていた。

2013-11-23 20:57:24 | 日記

朝の忙しさが半端なかった。
で、仕事に行く体制が整ったところ迎えが来ない。
電話すると、今日は休業だってメールしたじゃないかと云われる。
そういえば、昨日のメール。
「明日の営業は…」を「今日の営業は…」と勘違いしていた。

この、バカ…。

せっかくだから家じゅう掃除機かけて、
もう少し寝るね、と寝室にもどって、
本を読んでいて途中で寝たらしい。

起きたのは5時。
夕方の、5時。

信じられない!!

どこまで眠るのだ、私は…!

幸い、そらが家にいたし、
ヘルパーさんも入ったので、
父のことはどうにかなっていた。


ブックカバーを作る。
初めて、失敗のない作品が仕上がった。





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そして、嵐がやってくる。

2013-11-22 15:13:10 | 日記

朝、最高に気分が悪かった。
手足がだるい。まだ薬の余韻が残っているような。
とても動ける状態じゃない。
娘が起こしにきたけど、
「悪い…無理…パン食べて」といい意識を失う。
ほんの15分くらいの時間だったと思う。
もう一度起きようともがくが、無理。
そら、ごめん。ご飯も用意できなくて…
すると、「誰かいないかあ…」と父の声が聞こえる。
二度聞いたところで、力振り絞って起きる。
介護部屋が涼しい。
父は開口一番「一睡もできなかった。寒くて」
まだ霜がおりるくらいよ。
まだまだ寒くなるよ。
ストーブつけて、エアコンつけて、あんかは充電。
キッチンに行くと、娘が制服に着替えていた。
「パンおいしかったよ」とてもおいしかったらしい。
昨日、パン屋で買ったチョコデニッシュ。
それはよかった。
それから私もようやく意識がはっきりしてきた。
父はデイケア。8時にヘルパーさんが入って着替えするので、
速攻ごはん食べさせて、
ゴミを回収し、ゴミステーションまで歩く。
冬仕様のエプロンのせいか、
暖かい。気持ちが良かった。冬の朝が好きだ。
帰ったらもうヘルパーさんがきて、朝の支度。
掃除、洗濯、…自分が朝ごはん食べる時間が中々来ない。
今日は休みだからいいものの、仕事が入ると大変忙しいことになる。
明日は在宅で、私が仕事というパターン。ここに昼食に準備まで加わる。

父が出かけてから、信金に行き、
やっと時間ができた。
リバーシブルタイプのブックカバー、一番シンプルなタイプ、もう一度おさらいしてから、
友人が送ってくれた、刺し子のキットをもう一度隅々まで読んで、
昨夜よりも少し判ってきた。
昨夜はシンプルなのに、決して容易ではない糸の刺し方に目眩を感じたが、
ネットで刺し子の世界をたどってみると、
奥ゆかしい刺し子の世界にすっかり魅せられてしまった。
それで、失敗してもいいと思いながら、たどたどしく糸を刺してゆくと、
少し、その世界が判ってきたのだ。
何故だろう。ひと針ひと針、進むのに癒される。
勿論、失敗し、とても友人に見せられない一作目となったが、
これはすごく面白い! と心が躍った。

何なのだ、この癒しのパワーは!

テレビも音楽もつけず、静寂のなかで、黙々と針を進める。
私にはこんな時間が必要なのかも知れない。
やってよかった!
ありがとう、友よ!

実は、もう12月のフリマは諦めていたんだ。
物もそろわないし、指針も定まらない。
アイデアだけは浮かんでは消え、
いたずらに出費するという悪循環。
少し冷静になろう。
少しずつ作品を溜めて、次の機会に賭けよう。
刺し子も練習してうまくなろう。
ブックカバーと、くるみボタンと、ピンチと、刺し子…、
今、可能性があるのはそのあたりかな。
道具もそろえないと、とてもできない。
刺し子は材料費が安い上に、利益は高いと聞いた。
勿論、値段にあった作品にしなくてはならない。

とにかく、もうあまり動けない。
12月は慰労手当もあるので、あまり深刻にならず、
手芸を楽しみつつ、父を看て、冬景色の写真を撮ろう。
本を読もう。

そして、来年もカメラの仕事が無事復帰できるといいよね!


昼過ぎ、少しお昼寝した。
眠気でしびれてくるような感覚に苛まれつつ、気持ちがいい。
これ、病気じゃないの?
ストーンと落ちては、浮上する。
脳がしびれる。
麻薬物質でも出ているんじゃないかという感覚。
なんか今まで生きてきたなかで、こんな快感初めて…♡というヤバイ感覚。
気づいたら、床に転がっていた。
一時間ほど眠っていたらしい。
眠りに落ちるタイミングが制御不能だな…そういえば、昨日もこんな眠り方してた。

疲れかしら。


夕方。
ふなっしーパンを目撃する。
お腹かかえて笑った。







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あなたに逢えてよかった。

2013-11-21 17:12:19 | 日記

父、退院。
八時前にはバスに乗って、
いったん上田駅に出た。
またしばらく買い物もできないので、
ゆっくりウインドウショッピングして、
おいしいうどん食べて、
クレープ食べて、

…はあ、満喫。楽しかった。

で、まだ時間あったので、
マッサージチェアのお試し品に座って、
ヒップアップモードでいたら、
カクン…! 

…はっ! 寝てしまった。
時間、大丈夫、一瞬寝ただけか。
それでは、ウエストモードにして~…

カクン…

また寝てしまった。
危険なので早めにバス停に戻って、
暖かい車内で、ガクンガクンと寝ました。

父、病室の皆さんにお別れを云ったら、
同病のおじさんが「うわああ…!!」って叫びだしてびっくり。
大きな涙をボトボト落としながら、
呂律の回らない言葉で、一生懸命何か云った。
「さみしいんですよ」と看護師さん。
「元気で」と父も泣きそうになってた。
「元気で」
「元気でいて下さい。またきっと会いましょう」
廊下に出たら、女の人が追ってきて、
「貴女はお父さんと一緒に暮らしてるの?」と聞いてきた。
「ええ、在宅ですよ」
「一人で?」
「ヘルパーさん入りますが、基本、私ひとりでやってます」
「実は私も。…もう、疲れてしまって。胸がつまってしまって…」と云う。
うん。わかる。でも、やらねばな。
「私も同じです。頑張りましょう」と云うしかなかった。

父は、今回の入院は少し気持ち的に楽だったという。
囲碁もできたし、
同病の人との交流もあった。

よかった。
父と入れ替わるように、
また同病のおばあちゃんが入院してきて、

みんな、
懸命に生きている。
完治するなんて夢物語より、
次にまた再会することを願う。
強く願った。
その患者さんを支えている家族の方に、敬意をはらう。

命が輝くのを、見たような気がした。





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覚悟を決めなければ…

2013-11-20 20:02:31 | 日記


今日もカメラ。
そこそこ忙しかったかな。
お客さんが喜んでくれると、嬉しいな。

娘が登校した後に、
掃除などこなして、束の間眠れる時間があったが、
父が戻ってきたら、もう、休む時間もなく、
時間が押して押して押しまくる。
だから、夜はなるべく九時就寝を心がけて、
体力温存に努めたが…

でもやはり、在宅介護はきついよ。
きっと、やってみない人には判らないと想う。
身体が二つあるか、
一日8時間増やしてもらわないと…物事は、先に先に延ばされる。
でも、休まなければ疲れ切って、
全てが滞る。

ああ、でもあまり考えないことにしよう。
目の前のことを、淡々とこなすのだ。

仕事の後、遅い昼ご飯食べて、
こたつでストーンと眠りに落ちる。
そんなこともまた二か月我慢だな…

今日はまた、ブックカバー失敗した。

失敗は成功のもと。


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それでも優しいひとであれ。

2013-11-19 18:59:10 | 日記

「夢も希望もない」

と、そらが云った。

何故だ

「だって、うちビンボーだし、…」
「だからって、夢も希望もないの? 幸せになるための、努力はなし?」
「努力するって言葉はキライ」
努力、根性、忍耐、って言葉はキライ。へえ…そうなんだ。
「ふっ…私はこの年になっても野望があるよ」
「野望とか云わない方がいいよ」
「なんでよ!?」

なんか白けてきた。
でも、そらは、私の稼ぎだけでは、きっと専門学校すら行けず、
普通に大人になって働く? みたいな、ごくありきたりな将来しか思い浮かばないらしい。
どこかに行きたくても、飛行機に乗って落ちたら嫌だし、乗らないもん。
なんか、お疲れみたいだった。
ま、そのうち何か掴むであろう若者だ。
どんな大人になっても、そうであってほしいことを云っておいた。

自分がどんな人間であろうと、弱者を救うひとであれ。

「ジャクシャってなに?」
「女、子供、年寄、病人だよ」
「ああ…へえ~…」
「それくらいの愛や、気持ちがない人間なんてひとらしくないと思う。
動物と同じだ。いやむしろ動物以下だ」

人間性を失うな。
固く働け。
自立しろ。

何をやっていてもいいんだよ。
それを、天は絶対見ている。

大丈夫、君は絶対いい人生を送れる。
だって私の娘だもん。

「母さんの底力を思い知るときがくるよ」

これは嘘ではなかった。




きっと、試験勉強で疲れてるのね。
私もそれに付き合って疲れていたけど、


夢はいつも心の奥にそっとしまっておくのだ。
元気になったら取り出して、お日様の下に出せるように。

娘は、最近、炬燵で勉強して、よく居眠りをするようになった。
疲れているんだろう。
そういう時期はあるし、
それが癒されるときもある。

早く癒されるように、
今私にできることはご飯を作ってあげれる程度のことだけど。

…はあ…
じいさんも帰ってくるしな。
私も疲れすぎないよう、うまくやらなきゃね。

とりあえず、長い冬がくる。
私が大好きな季節。
きっと元気にやりすごせると想うよ?




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