PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山が見える山をあるく 富士山と湖・大石峠~節刀ヶ岳、十二ヶ岳・淵坂峠

2013年05月25日 23時44分59秒 | 富士山を見る

 富士山と湖シリーズは黒岳(御坂)で終わりの予定だったが、今までの踏破ルート
を確認すると節刀ヶ岳が抜けていた。

 節刀ヶ岳からの富士山と湖の組合せは期待できないので、歩く山の対象から外して
いたのであるが、御坂山塊の中でこの山を未踏破にするのは何か心残りな感がある。


 今回は新道峠の延長線上にある大石峠から節刀ヶ岳を歩き、後半は淵坂峠を経由
して出発点に戻る周回コースを計画した。


 毛無山⇒淵坂峠⇒大石峠入口のルートは、コース事例が少ないので少々不安では
あるが期待半分でもある。


【平成25年5月24日(金)】の記録
登山コース:
 大石峠入り口P ⇒ 大石峠 ⇒ 節刀ヶ岳 ⇒ 金山
 ⇒ 十二ヶ岳 ⇒ 毛無山(御坂) ⇒ 淵坂峠
 ⇒ 大石峠入り口P

午前7時20分:標高950m?

 若彦トンネル東側の駐車地へ到着。 外気温は12℃。
駐車地は、この先の大石峠入口・南側の林道を入ったところに車5台ぐらいの空き地が
あるが、今回は手前の若彦トンネル入口脇の広々とした場所へ駐車した。



午前7時40分:駐車地から登山口へ向かう
 路面の荒れた林道を歩く

午前7時50分:標高980m
 大石峠入口(案内看板あり)を通過する。


 ここから標高差100m程を登る区間は少々荒れていて狭い。
杉丸太を切出した際の端材が放置されていて行く手を遮っている箇所がある。

 これが峠道?と思いながらもさらに歩を進めると幅広の峠道の趣きへと変わる。
つづら折れ部分に山道?と峠道の分岐を示した道標が二箇所ほどある。
 
  しばらく歩くと、つづら折れ道の分岐点で右方向が峠道の趣き、左方向は
ピンクテーブが付けられた所へ出合う。

 ピンクテープに誘導されて左方向へ進んだが、折れた木の枝が行く手を阻む
箇所が数か所。
 GPS上の予定ルートから次第に離れていくので分岐点へ戻る。
※ロスタイム8分 何の目的のテープか不明であるが迷惑なテープである。

午前9時05分:標高1515m
 大石峠へ到着。 富士山方向の眺望あり、左手には河口湖が見える。
ウツギの白い花が見ごろ。


 エネルギー補給の小休止。
後続の登山者二名が登ってきた。 節刀ヶ岳へ向かうとのこと。

午前9時25分:大石峠を出発
 ピークを二つほど超えた金掘山の手前の展望地(標高1600m?)からは
河口湖が見える。



午前10時15分:標高1710m
 節刀ヶ岳への分岐を通過。


 山頂から下山してくる登山者二名と出合う。
山頂手前は何処が山頂なのか分かりづらい地形である。

午前10時20分:標高1736m
 節刀ヶ岳の山頂へ到着、虫がうるさく飛び回っている。
昼食タイムとする。 後続の登山者男女ペア二組が到着。


 十二ヶ岳(左)と金山(右)の中央に富士山


午前10時35分:節刀ヶ岳から十二ヶ岳へ向かう(金山経由)

午前10時49分:標高1686m
 金山を通過。
富士山方向の展望は木々の枝に遮られている。


 十二ヶ岳方向から登ってくる登山者一名と出合う…無愛想。

 大石プチペンション村への分岐を通過し、十二ヶ岳手前の展望地を通過。
写真の左手はこれから向かう十二ヶ岳(展望地の露岩上から撮影)

 
午前11時28分:標高1683m
 十二ヶ岳へ到着。 想定時間よりも1時間早い到着である。
女二人の先客あり。 予期せぬ方向からの登山者に戸惑っている感じ?。
…十二ヶ岳へのルートは毛無山からのルートだけじゃないのだが…ね。

 先客二名が去って清々?としたと思ったら男二人組の登山者、続いてシニアの
男女二人組、しばらくして金山方向から男女三人組が現れる
…この三人組、金山方向からこちらへ向かってくる途中でも大きな叫び声で登って
きた連中である。



 本栖湖方向に竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山(朝霧)を望む


…狭い山頂は大賑わい、とても風景写真を撮る雰囲気なし。
早々に立ち去ることにする。

午前11時45分:毛無山(御坂)へ向かう
 キレット手前の十二ヶ岳からの下りは、十一ヶ岳からの下りよりもかなり手ごわい。
吊り橋を渡りきってからの十一ヶ岳のロープ登りは楽々の感じ。

 十二ヶ岳方向から見たキレットの吊り橋


午前12時39分:四ヶ岳を通過
 ここも展望地


午前12時55分:標高1500m
 毛無山に到着…林間学校の中学生集団が占拠!
到着したときは山頂が中学生に占有されていたが、少しずつ下山を開始しはじめた
のと先生?の指示で生徒が移動し、少しだけ居場所を確保。



 中学生の去った後には飴の包装紙ほか、ゴミが散見される。
貴方たちのゴミじゃないかもしれませんが最終点検の班を残して撤収してくださいね。
富士市吉原・三中?の皆さん


※きたときよりも美しく…ね。

 河口湖は見えますが、西湖は成長した木々に遮られて見えません


午後1時15分:淵坂峠に向かう

 中学生の集団と同じ下りルートでないのが今回の周回ルートの救い。
下り始めてすぐに文化洞トンネル方向への道と合流するが、東へ向かう
踏み跡を見つけて歩を進める。


 薄暗い林の中の尾根歩きとなる。 山ツツジが点在している。


 右手に木々の間から見える河口湖を確認しながらの尾根歩きが続く。

午後1時53分:1090m?

 淵坂峠に到着。
 地形は淵というか、涸れ沢で区切られたような場所である。


 大石峠登山口25分と書かれているが???な時間である。

 ここから先は山腹をトラバースして歩く標高差の少ない道が続く。
倒木が行く手を塞いでいる箇所があったり、岩場のところでは踏み跡が
分かり難かったりするが、注意深く進めばコースをロストすることはない

…はずだったが、最後の沢を渡る辺りで踏み跡が消える

 行く手は藪漕ぎとしか思えない場所へ到達。


 GPS上では100mぐらい先に登山口がある位置に到達しているのだが、
立木に邪魔されて前方が確認できない。

 沢の向こう岸に踏み跡らしきものが確認できたので渡渉する。


 渡った先には踏み跡なし、通り抜ける道らしきものもなし。完全に藪漕ぎである。
ズボンに絡む茨、視界を遮る枝を押しのけ進むこと5分程(長く感じる)で行く手に平地を確認。

 段差を登り切ったところが登山口脇の駐車スペース中央あたり。
振り返ると、この駐車地から淵坂峠へ向かうピンクテープが少し離れた沢側にあるが、
そこから先は多分藪漕ぎ区間になるのだろう。


 林道へ上がり、トンネル脇の駐車地へ向かう。

午後2時33分:若彦トンネル東側の駐車地へ到着
 なかなか面白いコースでした。
 機会があれば今回のコースを逆回りで草刈り、枝払いしながら、なんてのもいいかも。

●主な移動時間

 登り:1時間25分(駐車地~大石峠入口~大石峠)コースアウト8分含む
 移動:   55分(大石峠~節刀ヶ岳)
 移動:   53分(節刀ヶ岳~十二ヶ岳)
 移動:1時間10分(十二ヶ岳~毛無山)
 下り:1時間18分(毛無山~淵坂峠~駐車地)


●起点~終点の総行程:6時間53分(休憩、コースアウト時間含む)

 平日(金)の山歩きであるが、出合った登山者が多かった。
困惑したのは軽装の男女二人連れ、コースを聞かれたが自分達のコース地図は
持たない、どこへ下るかも分からないと…

…何を見てここまで来たのか知らないが、皆の後をついて行けば良いってなノリか。
 大人の判断というか見識が感じられない。

 ハンディGPSに使っているTKA社の地図は、若彦トンネルと周辺道路が欠落している。
毎度のことであるが国土地理院のウオッちずから当該エリアを切り出して対応した。
 全く信頼のおけないTKA社の地図である…元ネタが古過ぎ!!


【今回のルート】

※出発時の駐車地~大石峠~の区間はGPSのトラック機能をONにしていなかった
 のでトレース情報は欠落している


 元図は国土地理院ウオッちず転載

H26.4.28
 Blog移転に伴うHTMLの不具合を修正


コメント
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