PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山を歩く・・・男児置き去りで登山に思う

2013年08月09日 17時41分57秒 | 富士山を歩く

 8月7日(水)の事案 (※事件ではない…という扱い) で既に何等かのメディア
のニュースでご存じの方々が多いと思いますが、富士山の観光地化にともなう
おバカな大人の事例として考えてみます。

 主なニュースソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130808-00000023-at_s-l22
その他の情報をまとめると以下のように

【要約】
日時:平成25年8月7日(水)午後2時45分頃
場所:御殿場口6合目(山小屋は休業中)
・御殿場ルートを下山中の登山者が男児(8歳)一人で居るのを目撃し、110番通報する
・県警山岳遭難救助隊が男児を保護


【経緯】
・大阪府の父親と兄(11歳)、弟(8歳)の親子
・午前5時に御殿場口新五合目(1440m)を出発
・六合目(2590m)へ6時間以上かけて到着(昼ごろ)
・男児(8歳)を六合目へ待たせて父親、兄は登山を続行
・父と兄は道に迷い午後9時過ぎに御殿場口新五合目に帰着

【御殿場口を選んだ理由】
・マイカー規制が無い

 歩き続ければ富士山頂に到達するだろうという大甘な考えがアリアリと。
なぜ御殿場口にマイカー規制がないかというと登山者が少ない…裏を返せば登山
に難があるということ。
 
 御殿場コースは起点が1440m御殿場口頂上は3710m標高差は2270mである。
余裕をみたコース時間設定例では登り8時間10分、下り4時間20分となっている。
登り、下りで12時間30分。  日帰りの子連れ登山には全く不向きなコースである。

 大人一人でドツボにハマるのは自己責任であるが、子供はそうはいかない。
今回の事例、子供を途中に待たせて(置き去り)おいて、明るい時間に迎えに行く
算段ができていたとは思えないし、下る際に下山コースを選択していたら置き去り
地点へは戻れない。

 大人の見識が欠落!というかモンスターペアレントのような行動にみえる

 当のチチオヤのホンネを聞いてみたい…子供を迎えに行くつもりだった?のに
余計なことをしてくれた…とか

 コースの参考例
http://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/yoshida.shtml#e


 富士山登山の案内書には不自由しない昨今と思うが、思い付きしか持ち得ない
大人にはなんの役にも立たないのでしょう


 話は今回の事案からそれるが中央アルプスで遭難したK国人のグループ、
2005年の蔵王スキー場遭難のK国人グループともに自責を棚に上げて帰国している。
…案内が不親切、日本語の表記しかない、引き留めてくれなかった、救助費用は払わない等々


 山での判断は自己責任です…事前に調べてオノボリしてください

 ※ H26.8.10 誤記訂正

コメント
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