昨年の7月25日(木)に須走口から富士山頂へ一日歩きを実行している。
今年も富士登山の季節がやってきた。 昨年と同じコースを歩いて前年比の
体力測定を試みることに。
昨年の実績は
登り:5時間48分(休憩含む)
下り:2時間30分(休憩含む)…砂走り区間は文字通り走って下った
・・・であるが、今年は如何に?
ということで三連休の混雑を避けて平日歩きを計画する。
静岡県側では須走口が一番早く全面開通となっているので、マイカー規制の
無い18日(金)午前中を候補日とし、高速道路の深夜割を適用するために、
高速道路の料金所を午前4時前に通過する行程を画策する。
【平成26年7月18日(金)】の記録
現地の天気予想は曇り、山岳天気予報では山頂は強風、曇り・・である。
雨が降らなければ何とかなるか、と自宅を出発。
須走口五合目の駐車場は午前6時前に到着、現地の警備員に駐車場を指示
され第二駐車場へ車を止める。 路上駐車は免れた。
上空は薄い雲に覆われ曇り、富士山頂はこの時間では確認できる状況。
雲があるおかげで陽射しは強くない。 長時間の歩きには最適?
駐車場から山中湖方面を見ると御正体山の山頂が際立っている。
予想していた風は、山影に位置するためか無風状態。
06時05分:駐車場から登山口に向けて出発
07時08分:新六合目に到着
標高:2420m
小休止(14分)とする。
新六合目~本六合目の中間点から山中湖方面を望む
標高2510m近辺にて撮影、左のピークが杓子山、その右が御正体山か。
雲がなければ山中湖周辺の山々が一望できると思うが、この景色も良い。
07時50分:本六合目を通過
標高:2620m
看板の海抜表示は切上げ?・・・知らない登山者は信じてしまう。
ここまで来ると、予想どおりに風が強く吹いている。
山中湖の方向を見ると、杓子山は雲に覆われ始めている。
08時34分:七合目に到着
標高:2930m
小休止13分・・1回目の握飯休憩とする
09時37分:八合目に到着
標高:3270m
小休止17分・・2回目の握飯休憩とする。山頂方向は雲に覆われ、
視界不良の様相を呈している。
10時15分:本八合目に到着
標高:3370m?
小休止11分・・風が一段と強くなり、体感温度が下がってきたため
防風用にジャケットを着る。
10時40分:八合五勺を通過
標高:3457m?
11時18分:須走口の山頂に到着
山小屋の前は大勢の登山客で賑っている。
剣ヶ峰方向を目指して歩を進め、須走口下山道まで来ると霧と強風・・・
ときおり吹き付ける突風に前へ進むのが困難な状況。火口縁歩きを諦める。
手持ちの気温計は5℃の目盛よりも下を示している、体感温度は氷点下。
記念すべき親子登山・・・と思われるが、富士山は夏でも寒かった?
最後の握飯休憩の予定であったが、とても食事をするような環境では
ないので早々に下山開始とする。
富士山頂での晴れ体験は確率が低い、山岳天気予報と自分の都合が合う日の確率と同じか。
11時48分:下山開始・・下山道を下る
標高3410m近辺に残る雪
さらに高度を下げ標高3080m付近に残る雪
砂走りを駆け下ると砂払い五合手前にてヘルメットの一団が休憩中
登山口にはヘルメットの一団を迎える横断幕
富士吉田口を起点に、須走口が登山訓練の終点とのこと。
ガンバレ若者!
13時52分:駐車場へ到着
行程時間
登り:5時間13分(休憩含む) 昨年比-35分
下り:2時間04分(休憩含む) 昨年比-26分
下りは、ほぼノンストップに近い状況で下ったので結構な時間短縮
になったようであるが・・・翌日は後遺症?の太ももの筋肉痛がorz
昨年と同程度の体力は維持できているようで一安心の結果。
帰着時の駐車場の状況と、山中湖方面を見る・・・下界は霧の中
出発時に比べると若干の車の出入りが確認できる。
帰路は駐車場を出て往路と同じく「ふじあざみライン」を下るのであるが、
道の駅までの道筋は深い霧の中を慎重に走行する行程となった。
後記:
富士山の登山道4ルートを一日で制覇する強者(つわもの)もいるよう
であるが、自分にとっては別世界のオハナシ。
己の体力を見極めるには富士山の須走ルートは標高差1700mと
いう普段歩かない高低差を体験できる最適の環境である。
御殿場ルートのほうが高低差はさらに増すが、自分の実力では目標
時間内の完歩は難しい感がある。
無理せず、ラクせず、の一日コースは現時点では須走口が自分の実力。
end