4月初旬の山行から4ヶ月程の山歩き空白期間が続く。
山の積雪が消えると同時に山歩きの意欲も消えたような感がある。
梅雨も明け、連日30℃を超える日々が続く昨今、そろそろどこかの山へお出かけをしないと
足腰の耐力(体力)低下が気になってくる。
この時期、狂乱、喧騒状態の富士登山は避け、標高差1,000mぐらいの山歩きが希望
なのであるが…と思いを巡らせ、夏の開花時期であろう山伏を久々に歩くことにする。
山伏あるきの行程は百畳峠を起点とするお手軽コースがあるが、体力測定には物足りない
ので、西日影沢起点の行程で歩くことにした。(H25年の8月が直近の記録)
この時期、山間部は午後になると局地的な雷雨に見舞われることが多い。自ずと行動計画は
従来どおり「午前中には下山を完了」する時間配分とする。
【平成27年8月9日(日)】の記録
西日陰沢の駐車地は沢側の浸食が進み駐車スペースが以前よりも狭くなった感がある。
駐車地の気温は20℃
さぁ行くぞ、とハンディGPSの時刻表示を見たら電池の残量表示バーが一本減少しているのに気づく。
昨日の事前確認のときには三本表示の満充電状態だったのに…前回(4ヶ月前)の山行後には
電池は入替えておいたのだが、4ヶ月の間に少しずつ放電が進んでいたようである。
早々に予備電池に取り替えたが程なくこれも残量表示バーは三本から二本に。
予備電池は半年前に充電完了したもの、エネループであるが自己放電に要注意の教訓。
おなじみの登山口
一つ目の木橋を程なく通過
少し間をあけて二つ目、三つ目の木橋を通過して蓬峠へ向かう。
蓬峠(よもぎとうげ)は気温19℃、吹き抜ける風が強く、汗をかいた身体には最初は心地良く、
しばらくすると寒く感じるほど
駐車地から蓬峠への行程時間は約90分
蓬峠から歩くこと約60分、百畳峠の分岐を通過する
百畳峠からのファミリー登山と思われるハイカーと出会う
山伏の山頂に到着、気温は17℃
山頂名に「岳」が新たに追加されていた…そのせいか、以前あった山梨側?の白い山頂名標識
が撤去されている。 岳を付ける付けないの争いは終息したのか。
富士山方向、アルプス方向いずれも雲に遮られ展望はNG 流れる雲間からときおり展望が開けるが
わずかな時間である。
お目当てのヤナギランは所々に群生する状態。花の色は鮮やかで、開花前の花芽もたくさん付いている。
見頃は、あと一週間ぐらいか。
山頂にて早目の昼食?を済ませ、早々に下山開始
真夏の山歩き、炎天下の歩きを予想したが行程の大半は木々の葉が直射日光を遮り日影の歩きとなる。
下り行程の気温は21℃~22℃で推移。
沢沿いの下り行程は、流れる沢の音で清涼感が倍加し疲労感が抑えられる
一番上流側の木橋上流の沢
下山時の駐車地手前の気温は23℃、下界では30℃を超えていると思われるが、別世界のような気温である。
ただし、山歩きで体力を消耗するので暑いのに変わりはない。登りで500mlのPETボトル一本、下りで同じく500mlの
PETボトル一本を飲み干す。 久々の大量発汗である。
登山道は以前と比べると崩落個所が二箇所ほどあったが、いずれも代替路が設けられているので通行に問題なし。
今回の体力測定の結果
・登り:2時間47分(休憩時間含む) 前回比-13分
・下り:2時間24分(休憩時間含む) 前回比+15分
総合的な時間は同じ? 4ヶ月の空白期間があった割にはまぁまぁの体力か。
参考:
車両で西日影沢の駐車地へ向かう場合、以前は新田のバス停から西進して集落の中を抜けていったが、
今回は案内看板に誘われて工事用道路を通ってみた。
新田集落の細い道を通らずに済むので、地元の方々には迷惑がかからないかも、である。
県道側から見て左側に工事用道路の大看板、工事用道路入口の向かい側に大谷崩への案内看板。
この右側の案内看板が以前は無かったと思うのだが…
end