先週の黒岳歩きから一週間を経過、3月2日(木)には低気圧が通過、富士五湖周辺の
道路監視カメラでは路肩に新たな積雪が見られる。
黒岳歩きの二回目に挑戦、前回よりも雪の量は多いと予想され足元の装備に迷う。
スノーシュー?と考えるが決め手がない。 とり合えずクルマの荷物として持って行くことにする。
自宅出発時の気温は6℃、先週よりも1℃高めである。
国道139号線の気温表示は-2℃が最低気温であるが、路肩の歩道上には残雪が目立つ。
駐車地のクルマを停める場所も先週は雪が無かったが、今回は一面に残雪あり。
気温は0℃。やはり先週よりも少し温かめの気温である。足元の装備はチェーンアイゼンをやめて
10本爪のアイゼンとする。
ほどなくかき氷状態の積雪路面が現れる。 最初の渡渉点では残雪あり。
以降、先週とは一変した状況の山道を進む。 チェーンアイゼンから10本爪に替えた判断
は正解だったようである。気がかりは黒岳⇒御坂峠の雪量である。
つづら折れの始まるところで前回と同じように小休止をする。
先行の踏み跡は・・・やはり鹿の踏み跡のみ。
広瀬尾根の合流地点を午前3時50分に通過
標高を上げるにつれて気温は-1℃、-2℃、-3℃、-4℃と順調?に低下していく。
尾根筋を登る道筋の大半は雪に覆われ、踏み跡の無い林の中で進路に迷うこと数度。
鹿の踏み跡を辿ったり、GPSのトレースを見たり・・・と冒険気分を味わう。
撮影予定地には午前5時ちょうどに到着。 山頂下の標高1700m弱の岩場である。
今日の日の出時刻は午前6時、1時間前の到着である。
待ち時間で湖畔の夜景撮影、と考えていたが・・・甘かった
正面に見えるはずの富士山はおろか、湖畔もよく見えない。
富士山方向は何か黒いもので覆われたような、湖畔の上空は白い霧がかかったような。
時間が経てば雲は流れ去るだろうと思っていたら、まったく逆の展開に。
西から吹きつける風は勢いを増し、ときおり雪まじりの強風が吹きつけるようになる。
日の出時刻を過ぎても陽射しは感じられず薄暗い時間が続く。
日の出から20分後、湖畔を覆っていた霧が流れ始める
三脚の雲台は凍りつき
カメラは吹き付ける粉雪を避け、防寒服の胸元で出番を待つ
気温は-6℃ 気温はさほど低くないが、吹き付ける風が半端なく強い。
ザックにも雪が積もる
雪雲?が通り過ぎたあと
雲の流れは速いが、西の風に乗って絶え間なく雲が押し寄せてくる
鬼ヶ岳付近の山体も雲に覆われたまま
到着してから2時間40分を経過、晴れ上がった空を期待したが、これ以上
の待ち時間は無駄と判断する。 午前7時40分、御坂峠ルートに向けて下山開始。
黒岳の山頂は数人の踏み跡、三角点は先週よりも深い雪に埋もれ
晴れていれば新道峠まで往復して富士山景を見る計画もあったが、
今日の状況では無理感大、御坂峠へ直行する。
山頂から御坂峠への道筋は深いところで30㎝、平均10㎝ぐらいの積雪深。
下り行程の雪上歩きは軽快な感じ できるだけ先行の踏み跡を辿らずに下る
御坂峠は午前8時38分に通過
ここでアイゼンを取外す 前回同様に軽快に御坂道を下る。
下る途中で挨拶を交わすハイカーは熟年多し、若者少々というところ。先週よりも
人数は少な目な感じである。
吉田のうどん:
駐車地には午前9時45分に到着、うどん屋の営業開始は大半が11時から。
うどんガイドを見ながら、11時前に開店する店を探す・・・10時30分開店と
10時開店の店がある。
10時開店は「開花」である。
しばらく開花のうどんを食べていないので、ここは「うどん」の原点に戻って
開花の肉・きんぴらうどんを食してみることにする。
やはり美味い、なんかホッとする感じがイイ。
オバちゃんと世間話をしながらの時間もイイ。 麺、汁すべて完食して御馳走様。
今日の富士山ビューはNGであったが、久々の雪山下りと開花のうどんで◎
後記:
当日の午後には富士山にかかっていた雲は消えてorz
翌日は雲なく晴天、富士山はクッキリとorz
天気予想は難しい、が実感
end