今冬は暖冬傾向で正月を過ぎても富士山頂の冠雪も少な目である。
1月17日(日)の深夜から18日(月)の早朝にかけて低気圧が通過し大量の降雪、
富士山周辺の道路は積雪によるチェーン規制のニュースがラジオ、テレビから流れる。
今年の「大寒」は21日であるが、それに合わせたような気象の変化である。
しばらく山歩きから遠ざかっていたが、雪山の現況確認ということで久々に山行を計画。
【H28年1月22日(金)の記録】
駐車地までの道路状況は凍結が予想されたので早目の自宅出発とする。
予想に反して、目的地までは規制もなく順調に走行、予定よりも1時間早めの到着となる。
駐車地は積もった雪にクルマが進入した形跡がない、ということは、18日以降に山へ
向かったハイカーがいないということになるのであるが・・・
日の出前の暗い状況であるが、行程を前倒しにして登山口へ向かう。 気温は-1℃。
静かな林の中、凍ったアスファルト路面に喰いこむアイゼンの音を立てながら歩を進める。
涸れ沢を渡ったあたりから雪の踏込が深くなる。積もった雪の表面は2~3㎝の凍結状態、
氷を踏み抜くような歩きがしばらく続く
久しぶりの雪山歩き、ストックのバスケットをスノー用に付替えるのを失念していた。
…ストックは雪の中へ勢いよく埋まり、なんとも拍子抜けの感じ。
端足峠に到着、気温は-7℃まで下がっている。
富士山方向を見ると・・・なんとダイヤモンド富士を予感させる景色が
今日の山あるきはダイヤモンド富士狙いではないので、持参したカメラは逆光に強くない
なんとか焦点距離とアングルを変えてゴーストを最小にして撮影
端足峠から雨ヶ岳に向かうが、進路先にあるのは鹿の足跡だけ
振り返って自分のトレースを見る ツボ足歩きの一人ラッセルはそろそろ限界・・・か
例年の雪山シーズンであればスノーシューを持参するかどうか山行の前日までに検討する
のであるが、今回は全然思い付かなかった。 二つ目の失念である。
駐車地から三時間を経過、雨ヶ岳までの行程は半分も進んでいない
雄大な富士山を見ながら熱い紅茶で一息、昼飯用のニギリメシを胃袋に放り込む。
・・・本日はここで撤退!
end
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