記憶のスクラップ・アンド・ビルド

当然ながら、その間にタイムラグがあり、
それを無視できなくなることこそ残念です。

年賀状

2010年01月04日 13時17分29秒 | Weblog
一休さんは正月に「元日は冥土の旅の一里塚、目出度くもあり、目出度くもなし」と触れて回ったとか。
その通りに違いないけれど、そんな嫌味なことを言っても何になるわけで無かろうに、と思ったものだった。
最近は正月の風習もすっかり変わってきたこともあり、歳をとった者には尚更のこと、目出度いという感じだけが減っている。

子供の頃から元旦の独特な雰囲気が苦手で、そのためか年賀状の遣り取りは気苦労だった。
それでも、ひと頃は200通ぐらい手書きして1日仕事で済まなかった。
今年は10通程度にとどめ、返信を含めて20通に満たない。
半日仕事と言ったところだろうか。

毎年、何通か宛名書きを間違えて戻ってくるので、パソコンで入力して一括処理して済ませたいと願ってきたが、その準備も大変で、中途半端になり、結局手書きの労は減らなかった。
付き合いの範囲が小さくなった上に、多くの人がネットのメールをやるので、その人達にはメールの賀状で済ませるようにし、ようやく少し楽になったと思う。

印刷した賀状を下さった方の中に、来年からは年賀状は辞めると断っていたのが2通もあった。
辞めたい、辞めたい、と思いながら、毎年送ってくる人に出さないことを心苦しく感じている人が少なくないのであろう。

パソコンも携帯もやらないという高齢者がまだまだ少なくない。もっと便利な通信端末が登場して、気楽にメールが使えるようになって欲しいものだ。


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