三寒四温・・・北国にも春の足音
瑞々しい植物が雪を掻き分け出るように顔を出して来た。今年も結構な積雪であったが、
間もなくすべての雪が消えて行くことだろう。やがて花の話題が人々の口に登るよっになっ
てきている。
三月も末になってくると、三寒四温と言われ暖かくなって来たかと思えば又、昼間でもマ
イナス気温になる日がある。一度の暖かい日射しを感じると.気温がそれほど下がっていなく
とも寒く感じるのである。我々人の体は環境に対応するためには、暖かく着飾るか、部屋の
温度を高めなければならない。動物などは自らの体で調節できるので、人間より優れている
なと感じてしまう。どうも人間自体は弱い存在かもしれないと感ずる。
気温ならば、必ず季節の廻って厳寒の日々であっても、いつしか暖かい光りがさしてくる。
ところが精神的な苦痛や辛さ悩みなどは、ある程度時間とともに薄らいでくれるけれども、
自らの精神の有り様を環境に合わせてコントロ-ルしなければならない。これが出来なけれ
ばさいごには身の破滅に進んで行くのである。
たとえば、大きなお金を持ったとすると、これは喜ばしいことではあるが、ただ喜んでい
るわけにはいかない。お金がお金を求めるようになり、結果大きな間違いをおこしてしまい
かねない。世間に公表されているお金持ちはよほど気をつけなければ、どこからともなく誘
惑の手がし偲んでくるのである。
だから日常生活ができる程度に在ればそれで満足すべきなのでしよう。それがなかなか難
しいのが人の世というものかも知れない。
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