組織の運営の問題点----議論を好まない日本人?
私は、会議においては比較的に進んで発言する人間だと思っています。
現在、町内会の福祉厚生部の業務をして3年目になります。今年は、体調や仕事の
ことを考慮してこの3月で終わりにしたいと通告しています。
一般の企業やこのような町内会の組織における諸々の会議の姿に一種の疑問と言う
か、これでいいのかと思える運営がなされている。このことは、組織のトップの考えや
方針にもよるが、全体的にみて日本人の特性か習性のようにも思われる。
つまり、議論を徹底的にできにくい雰囲気を多くの人が作り出しているように感じ
る。良く言われることにこれらは、「和を以て貴ししなす」という聖徳太子の言葉から
我が国の精神風土が形成されて、今に至っている。これは、日本人の特性として、過度
な言い争いは慎むということであろうか。また「万機公論に帰す」「人皆党あり」とい
うことも聖徳太子の言葉のようであります。
これらの言葉を古い時代のものだと否定をするものではありませんが、あまり、単
純にイメージされて、故人が述べた真の意味を理解した上で、議論はなるべく簡単にか
つ拘りなく行うのが正常な組織の運営だと多くの日本いやほとんどすべての国民が描い
ている姿ではないかと想像します。
いつの時代も高齢者と若者、そして時代は常に移り変わって行くものであるから、
新しい考え、過去に経験のなかったやり方等についても、その原点に立って、つまり、
今議論しなければならないことはの原点、基本的要素は何であるかを見極めて、議論を
すべきで、もっと異質な意見、考え方をまず、聴く雰囲気というものが、この日本社会
には必要なことではないだろうか。現代の我が国の停滞、難局を乗り切って行くために
は大いに若者も齢よりも差別なく活発な議論ができる世の中にして行くことだと思う。
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