ささやき・つぶやき・備忘録

木漏れ日の下で~安らぎをもとめて~
花風景館 ~自然を求めて~
SNOW&み~♪の備忘録です。

へー

2009-01-23 | 折々の京ことば(yahoo blog)
肯定の返事。京の商人は「はい」よりも「ヘー」ということが多かった。
「へー承りましてございます」。「へーへー」と重ねていうこともある。
相槌を打つときも「ほんまにそうどすわなへー」という。
祇園の舞妓・芸妓は「へーおーきに」を多用する。
サンキューの意味のほか、ノーサンキューのニュアンスを含むこともある。
江戸時代には京都でも感謝を示すのにダンダンを用いた。

                  (京都新聞 折々の京ことばより)

きんきん

2009-01-22 | 折々の京ことば(yahoo blog)
きらびやかなさま。ぴかぴかしたさま。
「この広間はキンキンして立派どすなあ」。
キンキンは江戸時代には、きれいでさっぱりしたさまを形容した。
潔いさまを意味した。キンキンマンマンとも。
キンキラキンというと、きらびやかなさまの誇張表現。
キチキチは、ちょうど一杯にの意味。「この箱にキチキチ詰めたし、もうはいらへんわ」。
「そんなにキチキチしてもらわんでも」のように「几帳面に」の意味も。

               (京都新聞 折々の京ことばより)


しびれきょうへのぼれ

2009-01-18 | 折々の京ことば(yahoo blog)
正座して足が痺れたとき、痺れを治すまじないのことば。
痺れが切れると「シビレ京ヘノボレ」と唱えて、痺れがなくなるようにと祈った。
呪文を唱えてデボチン(額)に唾を三回つけると治るという。
「痺れが京へ上る」とは、ずっと痺れを切らした状態で、まちくたびれているさま、
あきあきしている形容にもいう。あくびが「大和回り」をしているというように
長時間待つ比喩であった。

                 (京都新聞 折々の京ことばより)

ちょろけん

2009-01-16 | 折々の京ことば(yahoo blog)
正月の門付芸人。「チョロが参じました。大福ちょろちょろ何言うてんねん」と囃す。
張り子の大頭に目・鼻・口ひげなどを書き入れたのを頭から胴まで
すっぽりと被り、頭上に黒塗りの大笠を載せ、両手に割り竹を持つ者を先頭に、
怪異な面相を描いた袋様のもので顔を隠した者たちがササラを鳴らし
でんでん太鼓を叩いて物乞いをした。
その格好から正月のしめ飾りをチョロケンという。

(京都新聞 折々の京ことばより)