振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

托鉢の生産性向上手段

2017-02-24 10:59:15 | 日記
タイは熱心な仏教徒の多い国だけに街中で僧侶を見かけることはしばしばです。特に早朝は托鉢をしている僧侶とその前で手を合わせてひざまずいている市民をよく見ます。

読経をしてもらった市民は当然ながら喜捨として食料や物資、お金などをわたしているようです。

僧侶は大概は一人で托鉢をして回り、肩から大きなカバンを下げて喜捨された物資はその中にしまいこんで托鉢を続けていますがシラチャではこんな風景を見ました。

三人の僧侶が一緒に托鉢をしていますがその周囲に白衣を着た4人の男が。


僧侶の読経が始まると喜捨された物資を僧侶から受け取った白衣の男たちはバケツに入れています。運搬係のようです。


一団が托鉢をしながら進む先には白いピックアップが駐車しています。


白衣の男たちは一杯になったバケツをピックアップに積み込むと空のバケツを受け取っていました。

白衣の男たちは僧侶や修行中の人のようには見えません。お寺に雇われている人なのか、喜捨された物資を運んで利用できるようにするための業務委託を受けているのか。

昔と違って喜捨される物資が豊富になって僧侶の肥満が増えたという話を聞いたことがありますが、托鉢も個々の僧侶の活動ではなく業務分担化された組織活動になってゆくのでしょうか。