寒いけれどいい天気だ。
いつものように手賀沼へ向かう途中、金山落の谷津の、広々とした明るい道を走っていると、どこかで焚火でもしているのか、パチパチと火の燃える音に交じって竹のはじけるような音が聞こえてきたんだ。
少し先の小山の斜面から白い煙が昇っている。あそこで焚火でもしているのかな。
近付くにしたがって、竹のはじけるような音が大きく激しくなってくる。ボン、バンバンと鳴り響いている。焚火にしては音が大きすぎるよ。
ボン、ボン、バンという大きな爆発音と一緒にパチパチ火が燃える音やザザッと木が崩れ落ちる音も交じっている。
火は、竹林の奥で激しく燃えている。かなり広い範囲だよ。
作業服姿の男性が一人、燃え盛る火に向かって水道のホースで水をかけている。火の大きさに比べたら、その細い水の線がなさけないほどだ。まるで小さな水鉄砲を浴びせているみたいだ。
自転車を止めて見ていると、別の作業服の男性が近づいてきて、
「…を切っていたら、その火花で燃え移ったんですよ」
何を切っていたのかは聞き取れなかったが、とにかくその時の火花が原因らしい。
「消防車は呼んだんですか」
「もう呼んでいるんです」
と、向こうで水道水をかけていた作業服が怒鳴った。
「おい、いいから水をかけろ!」
火は竹林の奥でどんどん広がっている。太い竹が燃えながら音を立てて倒れてきた。
手前には民家もある。民家からも人が出てきて、慌てたようにどこかへ電話をかけている。
消防車はなかなか来ない。
10分ほども経ったろうか、ようやくサイレンの音が聞こえてきた。
竹林の奥で、火はすでに20~30メートルくらいの幅に広がっているようだ。
しかし、消防車が来たあとは早い。数分と経たずに放水が始まると、みるみる火は収まってくる。細い水道水とは大違いだ。
栃木の足利山林火災はもう一週間くらい続いているが、いまだに鎮火の兆しが見えない。あんなひどいことになりそうもないので良かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/dc/d33318ab44de1bb6d2d639e686e8bcd2.jpg)
消防車があとからあとからやって来た。もう安心だ。
邪魔にならないようにみみ爺は立ち去った。
手賀沼は平日で人が少ない。空が青い。水も青い。
火は無事に消えただろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ed/b24bf169ed9a40b4b96958f3f790195e.jpg)
いつものように手賀沼へ向かう途中、金山落の谷津の、広々とした明るい道を走っていると、どこかで焚火でもしているのか、パチパチと火の燃える音に交じって竹のはじけるような音が聞こえてきたんだ。
少し先の小山の斜面から白い煙が昇っている。あそこで焚火でもしているのかな。
近付くにしたがって、竹のはじけるような音が大きく激しくなってくる。ボン、バンバンと鳴り響いている。焚火にしては音が大きすぎるよ。
ボン、ボン、バンという大きな爆発音と一緒にパチパチ火が燃える音やザザッと木が崩れ落ちる音も交じっている。
火は、竹林の奥で激しく燃えている。かなり広い範囲だよ。
作業服姿の男性が一人、燃え盛る火に向かって水道のホースで水をかけている。火の大きさに比べたら、その細い水の線がなさけないほどだ。まるで小さな水鉄砲を浴びせているみたいだ。
自転車を止めて見ていると、別の作業服の男性が近づいてきて、
「…を切っていたら、その火花で燃え移ったんですよ」
何を切っていたのかは聞き取れなかったが、とにかくその時の火花が原因らしい。
「消防車は呼んだんですか」
「もう呼んでいるんです」
と、向こうで水道水をかけていた作業服が怒鳴った。
「おい、いいから水をかけろ!」
火は竹林の奥でどんどん広がっている。太い竹が燃えながら音を立てて倒れてきた。
手前には民家もある。民家からも人が出てきて、慌てたようにどこかへ電話をかけている。
消防車はなかなか来ない。
10分ほども経ったろうか、ようやくサイレンの音が聞こえてきた。
竹林の奥で、火はすでに20~30メートルくらいの幅に広がっているようだ。
しかし、消防車が来たあとは早い。数分と経たずに放水が始まると、みるみる火は収まってくる。細い水道水とは大違いだ。
栃木の足利山林火災はもう一週間くらい続いているが、いまだに鎮火の兆しが見えない。あんなひどいことになりそうもないので良かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/dc/d33318ab44de1bb6d2d639e686e8bcd2.jpg)
消防車があとからあとからやって来た。もう安心だ。
邪魔にならないようにみみ爺は立ち去った。
手賀沼は平日で人が少ない。空が青い。水も青い。
火は無事に消えただろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ed/b24bf169ed9a40b4b96958f3f790195e.jpg)
人も大変ですが、そこに住んでいる動物たちも焼け出されたり命を落としたりしてしまうのは、何とも気の毒です。
みみ爺も、屋外でたまにコーヒーを入れたりするので、気を付けないと。
山の火事だと、単車乗っていた時に奥多摩走っていたら「単車転倒して対向車に衝突炎上事故」に遭遇した事を思い出します。
車がもの凄くよく燃えるので驚きました。ww
私はかなり早くに発見してずっと成り行きを見ていたんです。消防車の来るのがやけに遅く感じられて、やきもきしていたんですが、消防車が到着してからホースが準備され、放水が始まるまでの速さに驚きました。さすがプロだなと。それと、作業着姿の水道水の放水が、糸のように細かったのに比べて、消防車の放水が、太い大蛇のようだったのが印象的でしたよ。みるみる火の勢いが衰えていくのが分かりました。
96kumaoさんの、路上で車の炎上事故に遭遇したというのも怖いですね。車はガソリンを積んでますからね。その燃え方はすさまじいものでしょうね。96kumaoさん自身が事故に遭ったのではなくてよかったです。
竹藪でね。
最近野掛けをしていると印西、印旛辺りは竹藪がすごく多いのに気が付きました。
竹藪の隣には、解体屋とか鉄骨屋とか、土建屋とか、そうした荒い仕事をする会社が概して多いものです。
どうもベビーサンダーで鉄を切ってたらその火の粉がって感じですね。
このところ、自分の身の回りで焚火ブームが起きてます。
サンダーの火よりも怖いのですが、それこそ身近に消火用の水とかを用意しとかなくてはいけませんね。
劫火は最後の日だけでよろしいでしょうかね。
そう、ドキドキしちゃいました。
もう、かなり年なので気を付けます。