みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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✿美し佳し

2016年09月05日 | ✿つぶやき

おなら吾郎の唄





こないだ、ツクツクボウシの声、聴きましたよ。
そういえば、いつのまにかクマゼミの声がしない。


そうでした。そうでした。
昔の人は、蝉たちの声を言葉で表したのですよね。






秋の気配の中 鳴くツクツクボウシ、
昔の人は、
「美し 佳し (うつくし よし)」と
いう言葉で置き換えました。

「美し」は古語では愛しい気持ちのこと。
ですから、現代語に訳すと
ツクツクボウシは、
「大好きだよ 素敵だよ」
と鳴いているのです。


クマゼミは、
「然か 然か (しか しか)」です。
意味は、
「そうです そうです」

自分の蝉生(人生の蝉バージョン)を納得しながら、鳴いていたのかな。


東京の蝉、ミンミンゼミの声は、
「見う 見う (みう みう)」と
昔の人は、聴こえました。

現代語に訳すと
「逢いたい 逢いたい」
になります。

いったい何に巡り逢いたかったのでしょう。


余談ですが、
藤沢周平さんの“蝉しぐれ”は、このミンミンゼミのひびきですよね。
ツクツクボウシじゃ だめです。
クマゼミは、もっとだめ(笑)です。


~美し~佳し~
~然か~然か~
~見う~見う~

木々にこだまする
蝉しぐれは
蝉たちの声ではなく
言葉なのですね 気持ちを伝えたくて





台風12号 通過しました。
今晩の夕食は、おでんです。
材料は、台風に備えて 前もって調達済み。朝から煮込みます。

え?もちのろんろん
餃子天も入れますよ。


青空、見えてきました。
ツクツクボウシ、鳴きはじめるかな。
「大好きだよ 素敵だよ」




おなら吾郎 第10話です。
“修学旅行でおなら吾郎”・・・

どうぞ観てくださいね。





・・・





コメント (9)
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