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10月14日 大分県日田市 訪問
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その1≪欧風懐石・秋子想編≫
その2≪豆田の町並み編≫
その3≪小鹿田の里編≫・・今日です。
・・へと、続きました。
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日田市の北部に位置し、高塚山の麓にある「小鹿田焼の里(おんたやきのさと)」は、
今から約300年前、福岡県朝倉郡小石原村にある小石原焼(こいしわらやき)から分窯したと伝えられ、
1705年に柳瀬三右衛門により開窯されました。
「小さい鹿の田んぼって書いて、おんたって読むんよ。」
「へえ~珍しいですねえ。」と、お嫁ちゃん。
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江戸中期、幕府直轄領(天領)であった日田の代官により領内の生活雑器の需要を賄うために興された小鹿田焼の窯元は、一子相伝で弟子を取らず、十軒の窯のみがその技術を綿々と受け継ぎ、今に至るまで開窯以来の伝統的な技法がよく保存されて来ました。
そのことを大きな理由として小鹿田焼の技法が1995年に国の重要無形文化財指定を受け、2008年3月には地区全体が「小鹿田焼の里」として重要文化的景観に選定されました。
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窯元が谷川の水を利用した唐臼(からうす)で土を砕きます。
この陶土を挽く唐臼の音は「日本の音風景100選」。
か~ん、こ~ん、と、済んだ音が山間の里にこだまします。
唐臼の音 youtubeお借りしました。
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唐臼で挽いた土をこして
きめ細やかな陶土が完成します。
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たくさんの器たちが生まれますね。
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小鹿田焼の伝統の技法は、刷毛目、飛び鉋、指描き、櫛描き、打ち掛け、流し掛けなどがあります。
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小鹿田焼といえば、↑蹴轆轤(けろくろ)です。
轆轤を足で蹴りながらまわします。
私も以前、体験させていただきました。
すごく、楽しかったです。
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化粧土に小さな鉋の先で削り目をつける飛び鉋の技法は、「世界一流の民窯」と謳われ、
広く私たちの心を魅了し続けています。
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マキを使い登り窯で焼くという昔ながらの技法で作られます。
ちょうど、民陶祭でにぎわっていました。
この窯から、たくさんの器たちが、生まれ出たのですね。
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山里でひっそりと焼かれてきた小鹿田焼が脚光を浴びるようになったのは昭和に入ってからです。
昭和29年に英国の陶芸家バーナード・リーチ氏が訪れた後に、欧州で開かれた世界工芸展でグランプリ大賞、各地の展覧会で数々の受賞されました。受賞をきっかけに全国的に有名になり、昭和45年には国の記念保存文化財に指定されました。
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お嫁ちゃんと、陶の里をそぞろ歩き。
秋の花々が、彩りを添えてくれました。
「日田はとても歴史を感じられ、楽しかったです。焼き物の里でも見たことのない窯や臼を見ることができ、嬉しかったです。
お父さんには遠いところを連れて行ってくださり、本当にありがとうございました。
お二人ともお疲れだと思いますが、ゆっくりとお休みください。」
お嫁ちゃんより。
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日田報告その3≪小鹿田の里編≫
最後までご精読~ありがとうございました。
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赤が大分県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピンクが大分県日田市
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・・・
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小鹿田は、なかなか読めないですよね。
伊万里もちょっと似た雰囲気ですが、味がある風景だと思います。重要文化的景観に選定されると、いろいろ大変な面もありますが、この景観をいつまでも残してほしいですね。
いいですね~
焼ものは難しい(笑)
手にしっくりきそうな素朴な風情がいいですね。
ホトトギスにムラサキシキブ・・・陶にぴったりですね
「娘との日田デート」
とっても良い時間を過ごされましたね
昔の時代にタイムスリップしたようだよね。
お嫁ちゃん お手紙くれたんだね。
すごいいいなぁ。優しいかわいいお嫁ちゃんで。
はなこころしゃんのおとうしゃまも
お元気でご旅行 とってもよかったです。
レポート、ほのぼの・・
はなこころしゃんとともに歩かせていただきましたぁ。
勉強になりました。
お嫁さんとご主人と歩く姿を想像しました。
いいですね。
うらやましか~です。
今日の 「小鹿田焼き」
知らない事だらけで
ふむふむ・・・ うんうん・・・
流れる水の音 唐臼の跳ね上がる音
濡れそぼった木の きしむ音
一面 枯れ尾花の原
いい時間を過ごされましたね
次のリポート 待っています
山の麓にある小鹿田焼の里、
はなこころさんとしては
是非見せたかったところなんでしょうね。
「里」の一文字に
濁りない伝統継承を感じます。
ムラサキシキブ
そして 唐臼の音
こんな中で 生まれる陶器だから
人の心を 打つんだろうな~
日本にはまだまだ 私の知らない
素敵な風景が あるのだな~ と
思います
家の近くを通っている国道387号線をまっすぐ行くと日田に出るんですよね~
何時の日かいってみよう。そして轆轤を足で蹴りながら廻して作る小鹿田焼きを体験してみましょう。
飛び鉋ってどうやって模様をつけるのか見当もつきません。
かわいいお嫁さんとのそぞろ歩き、素敵な時間でしたね。