プラハ国立歌劇場 モーツァルト『魔笛』を観劇してきました。
マーラー、クライバーが指揮した栄光の歌劇場によるモーツァルト・オペラの最高傑作を10年ぶりにアクロスで上演します。モーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラ「魔笛」は、世界中で愛される不朽の名作といわれています。心に染み入るモーツァルトの最晩年の音楽を全身に感じ、このオペラの永遠の謎ときに参加してみませんか?
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【会場】
福岡シンフォニーホール
【演目】
モーツァルト:歌劇「魔笛」
全2幕/原語上演(ドイツ語)・日本語字幕付き
上演時間:約3時間(休憩1回を含む)
【指揮】
リハルド・ハイン、ズビネク・ミューレル
【演出】
ラディスラフ・シュトロス
【出演】
プラハ国立歌劇場管弦楽団、合唱団、バレエ団
ザラストロ:オレグ・コロトコフ、ズデネック・プレフ
夜の女王:ヤナ・ベルナートヴァー、ヤナ・シベラ
タミーノ:ヤロスラフ・ブジェジナ、マルティン・シュレイマ
パミーナ:マリエ・ファイトヴァー、レンカ・マーチコヴァー
パパゲーノ:ダニエル・チャプコヴィチ、ミロッシュ・ホラーク
ネット画像
タミーナとパミーナ
あらすじと解説をネット検索で、まとめました。
あらすじ
【時と場所】
古代、エジプト
【登場人物】
タミーノ(T): 王子
パミーナ(S): 夜の女王の娘
パパゲーノ(Br): 鳥刺し
パパゲーナ(S): パパゲーノの恋人
夜の女王(S): 世界征服を狙う女王
ザラストロ(Bs): 大祭司
ほか
【第1幕】
時は古代、舞台はエジプトで架空の世界。王子タミーノは岩山で大蛇に襲われ気を失いますが、「夜の女王」配下の3人の侍女達が彼を助けます。それなのに、鳥の狩猟中にたまたま通りかかったパパゲーノが、助けてやったのは自分だと嘘を付きました。パパゲーノは侍女達によって、口に錠を掛けられてしまいます。
王子タミーノは、侍女達から女王の娘パミーナの絵姿を見せられ一目惚れします。女王は、悪人ザラストロに捕らえられた娘を救い出してくれれば、娘を王子に与えると約束しました。王子は侍女達から「魔法の笛」を受け取り、ザラストロの神殿に行くことにします。一方、口の錠前を外してもらえたパパゲーノも成り行きで王子について行くことになり、「魔法の鈴」を受け取りました。
ザラストロの神殿で離ればなれになってしまった王子タミーノとお供のパパゲーノ。パパゲーノが先にパミーナを見つけました。その後、魔法の笛と鈴の力で導き合ったタミーノとパミーナは、ザラストロの前でついに対面。お互いを運命の人だと思います。
実はザラストロは悪人ではなく偉大な祭司で、世界征服を企む夜の女王の邪悪な野望の犠牲とならないようにパミーナを保護していたのでした。
【第2幕】
ザラストロはタミーノに、パミーナを得るための試練を授けます。ついでにパパゲーノも恋人を得るために試練を受けることになりました。まずは「沈黙」の試練。沈黙するタミーノに、事情を知らないパミーナは深く悲しみますが、立派に耐え抜きます。次の「火」の試練、「水」の試練は、タミーノとパミーナの二人で「魔法の笛」の力を借りて乗り越えました。
一方のパパゲーノはというと、辛抱するのは大嫌いで、試練から脱落してしまいます。それでも「魔法の鈴」の力を借りて、とうとう若い娘パパゲー“ナ”と出会い、恋人になりました。
さて、こうなってしまっては夜の女王も黙っていられません。侍女達とともに、自らザラストロの神殿に侵入を試みます。しかし、雷に打たれ闇夜に落ちていきました。
ザラストロは試練に打ち勝ったタミーノ、パミーナたちを祝福して、太陽神の子オリシスとイシスを讃えたのでした。
ネット画像
パパゲーノ
解説(ポイント)
【1】 モーツァルトの最後のオペラ
『魔笛』は、モーツァルトが残した最後のオペラです。作曲を依頼したアウフ・デア・ヴィーデン劇場の座長シカネーダーが、自らパパゲーノを演じ、モーツァルト自身の指揮によって1791年9月30日、初演されました。その後、モーツァルトは12月5日に亡くなっています。最後まで「もう一度、魔笛を聴きたい」と言っていたそうです。モーツァルトはこのオペラをこよなく愛していたのでしょう。『魔笛』は大ヒットし、1年ちょっとの間に100回も上演されました。現在でも、聴衆にも暖かく受け入れられているオペラです。
【2】 メルヘンの世界
物語はメルヘンの世界となっていて、ややストーリーにつじつまの合わない箇所があります。これは、モーツァルトと台本を書いたシカネーダーの二人が、当時流行っていた秘密結社「フリーメーソン」という一種の宗教の信者で、作品にその教義を盛り込んだため、少し混乱してしまったようなのです。しかし、基本的にはメルヘンの優しい世界の中で、楽しいエピソードが繰り広げられます。いつもは敷居が高くて堅苦しいオペラ鑑賞も、このオペラなら肩の力を抜いて、ゆっくり楽しむことができるでしょう。
【3】 有名なアリアのオンパレード
誰でも知っているメロディー、オペラらしいメロディー。極上のモーツァルトの音楽を聴くことができるのが、この『魔笛』の最大の魅力です。例えば、
夜の女王のアリアと言えば、コロラトゥーラと呼ばれるソプラノ歌手が綱渡りのように最高音を出すことで、このオペラの名物となっています。タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」を歌う主役テノールは叙情的で優しい声が必要です。また、パパゲーノとパパゲーナの二重唱
「パ・パ・パ」は、何とも楽しい歌です。
ネット画像
3人の侍女たち
以上、
あらすじと、解説で、ばっちり予習して臨みましたので
オペラにありがちの、内容・・なんで~?なんでそうなるの~?
の、とまどいも、なんとか、
抑えて~抑えて~
平静に・・クリアできました。
[夜の女王のアリア]と
「パ・パ・パ」は聴いたことありましたよ。
こんなふうに、劇中、耳にしたことのあるアリアが流れると
ああ~聴いたことある!ある!と、テンションあがります。
オペラに詳しい主人と違って
私は、こんなもんです。
イタリア語ではなく、ドイツ語。
それに、
オペラでは定番の悲劇ではなく、なんと、ハッピーエンド。
珍しい演目でした。
加えて、
何度もセリフのみの場面があり、いつもと違う感じ。
要約すると、
びびび、と一目ぼれした若い男女が、あっという間に
カップルになっちゃう。
そんな物語でした。
【追記
】
この『魔笛』を観劇するにあたり、予習していて
あれ?
と、驚いたことが・・・。
~とうさん、悪魔が僕をさらいに来るよ
という、セリフが出てきません。
あれ?
で、判明しました・・・。
このセリフは、『魔笛』ではなく
シューベルトの
『魔王』に出てくるのですね。長年、勘違いしていました!!!
私は、こんなもんです。
『ヌードバッター鉄雄』に、一票お願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日はこの辺で
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【会場】
福岡シンフォニーホール
【演目】
モーツァルト:歌劇「魔笛」
全2幕/原語上演(ドイツ語)・日本語字幕付き
上演時間:約3時間(休憩1回を含む)
【指揮】
リハルド・ハイン、ズビネク・ミューレル
【演出】
ラディスラフ・シュトロス
【出演】
プラハ国立歌劇場管弦楽団、合唱団、バレエ団
ザラストロ:オレグ・コロトコフ、ズデネック・プレフ
夜の女王:ヤナ・ベルナートヴァー、ヤナ・シベラ
タミーノ:ヤロスラフ・ブジェジナ、マルティン・シュレイマ
パミーナ:マリエ・ファイトヴァー、レンカ・マーチコヴァー
パパゲーノ:ダニエル・チャプコヴィチ、ミロッシュ・ホラーク
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タミーナとパミーナ
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【時と場所】
古代、エジプト
【登場人物】
タミーノ(T): 王子
パミーナ(S): 夜の女王の娘
パパゲーノ(Br): 鳥刺し
パパゲーナ(S): パパゲーノの恋人
夜の女王(S): 世界征服を狙う女王
ザラストロ(Bs): 大祭司
ほか
【第1幕】
時は古代、舞台はエジプトで架空の世界。王子タミーノは岩山で大蛇に襲われ気を失いますが、「夜の女王」配下の3人の侍女達が彼を助けます。それなのに、鳥の狩猟中にたまたま通りかかったパパゲーノが、助けてやったのは自分だと嘘を付きました。パパゲーノは侍女達によって、口に錠を掛けられてしまいます。
王子タミーノは、侍女達から女王の娘パミーナの絵姿を見せられ一目惚れします。女王は、悪人ザラストロに捕らえられた娘を救い出してくれれば、娘を王子に与えると約束しました。王子は侍女達から「魔法の笛」を受け取り、ザラストロの神殿に行くことにします。一方、口の錠前を外してもらえたパパゲーノも成り行きで王子について行くことになり、「魔法の鈴」を受け取りました。
ザラストロの神殿で離ればなれになってしまった王子タミーノとお供のパパゲーノ。パパゲーノが先にパミーナを見つけました。その後、魔法の笛と鈴の力で導き合ったタミーノとパミーナは、ザラストロの前でついに対面。お互いを運命の人だと思います。
実はザラストロは悪人ではなく偉大な祭司で、世界征服を企む夜の女王の邪悪な野望の犠牲とならないようにパミーナを保護していたのでした。
【第2幕】
ザラストロはタミーノに、パミーナを得るための試練を授けます。ついでにパパゲーノも恋人を得るために試練を受けることになりました。まずは「沈黙」の試練。沈黙するタミーノに、事情を知らないパミーナは深く悲しみますが、立派に耐え抜きます。次の「火」の試練、「水」の試練は、タミーノとパミーナの二人で「魔法の笛」の力を借りて乗り越えました。
一方のパパゲーノはというと、辛抱するのは大嫌いで、試練から脱落してしまいます。それでも「魔法の鈴」の力を借りて、とうとう若い娘パパゲー“ナ”と出会い、恋人になりました。
さて、こうなってしまっては夜の女王も黙っていられません。侍女達とともに、自らザラストロの神殿に侵入を試みます。しかし、雷に打たれ闇夜に落ちていきました。
ザラストロは試練に打ち勝ったタミーノ、パミーナたちを祝福して、太陽神の子オリシスとイシスを讃えたのでした。
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パパゲーノ
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【1】 モーツァルトの最後のオペラ
『魔笛』は、モーツァルトが残した最後のオペラです。作曲を依頼したアウフ・デア・ヴィーデン劇場の座長シカネーダーが、自らパパゲーノを演じ、モーツァルト自身の指揮によって1791年9月30日、初演されました。その後、モーツァルトは12月5日に亡くなっています。最後まで「もう一度、魔笛を聴きたい」と言っていたそうです。モーツァルトはこのオペラをこよなく愛していたのでしょう。『魔笛』は大ヒットし、1年ちょっとの間に100回も上演されました。現在でも、聴衆にも暖かく受け入れられているオペラです。
【2】 メルヘンの世界
物語はメルヘンの世界となっていて、ややストーリーにつじつまの合わない箇所があります。これは、モーツァルトと台本を書いたシカネーダーの二人が、当時流行っていた秘密結社「フリーメーソン」という一種の宗教の信者で、作品にその教義を盛り込んだため、少し混乱してしまったようなのです。しかし、基本的にはメルヘンの優しい世界の中で、楽しいエピソードが繰り広げられます。いつもは敷居が高くて堅苦しいオペラ鑑賞も、このオペラなら肩の力を抜いて、ゆっくり楽しむことができるでしょう。
【3】 有名なアリアのオンパレード
誰でも知っているメロディー、オペラらしいメロディー。極上のモーツァルトの音楽を聴くことができるのが、この『魔笛』の最大の魅力です。例えば、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/83/7ee9a4ebfbdc404d89f9834a04bbe7eb.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/83/7ee9a4ebfbdc404d89f9834a04bbe7eb.gif)
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3人の侍女たち
以上、
あらすじと、解説で、ばっちり予習して臨みましたので
オペラにありがちの、内容・・なんで~?なんでそうなるの~?
の、とまどいも、なんとか、
抑えて~抑えて~
平静に・・クリアできました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/83/7ee9a4ebfbdc404d89f9834a04bbe7eb.gif)
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こんなふうに、劇中、耳にしたことのあるアリアが流れると
ああ~聴いたことある!ある!と、テンションあがります。
オペラに詳しい主人と違って
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イタリア語ではなく、ドイツ語。
それに、
オペラでは定番の悲劇ではなく、なんと、ハッピーエンド。
珍しい演目でした。
加えて、
何度もセリフのみの場面があり、いつもと違う感じ。
要約すると、
びびび、と一目ぼれした若い男女が、あっという間に
カップルになっちゃう。
そんな物語でした。
【追記
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f2/66ebff6126055e85f3b62424b0e05fd4.gif)
この『魔笛』を観劇するにあたり、予習していて
あれ?
と、驚いたことが・・・。
~とうさん、悪魔が僕をさらいに来るよ
という、セリフが出てきません。
あれ?
で、判明しました・・・。
このセリフは、『魔笛』ではなく
シューベルトの
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ですよね。
私もオペラにはあんまり興味がなかった
のですが、夫が家でいつもかけているので
耳にタコができました~
パパゲーノもたいてい鳥の羽を付けたような
面白い衣装を着ていますよね。
荒唐無稽なストーリーに最初はびっくり
しましたが、今では、オペラって
そんなものかなって思うようになりました。
ほとんどのオペラ
観賞してるんですよ
主人につられて(笑)
パパゲーノの鳥刺しという職業、めずらしいですよね。
ちょっと、調べてみました。
鳥刺しとは、
鳥黐などを使用して鳥類を捕獲する行為、およびそれを生業とする人。古くから職業として成立しており、イソップ童話やモーツァルトのオペラ『魔笛』などにも登場する。また、狩猟の仕草を踊りや舞にした伝統文化が鳥刺舞、鳥刺し踊りなど各地に存在する。
鳥刺しが使う代表的な道具は黐竿(もちざお)と呼ばれる先端に鳥黐を塗った長い竿[1]で、これで小鳥を「刺す」(くっつける)ことで捕らえる。このほか、鳥黐などで罠を仕掛けて囮や鳥笛、口笛を巧みに使うことで鳥をおびき寄せて捕まえたり、霞網や吹き矢、猟銃を使用することもある。
江戸時代の日本においては、鳥刺しは鷹匠に仕えており、鷹の餌となる小鳥を捕まえていた。また、鳥刺しを題材としたカードゲームや子供の遊びも行われていた。
鳥刺しは、生業とする者以外にとっては魚釣りと同様に趣味と実益を兼ねたレジャーであった。刺した鳥は食用または観賞用にされ、メジロやウグイスなど声や姿が美しい小鳥は多くの愛好家が存在する。ただし、現在の日本では鳥獣保護法などによってみだりに野鳥を獲ることは禁じられている。
な~るほど
ですね。
そうなんですか?
まあ~ちゃんとしたものを、見たことがないので
知りませんでした
高尚な趣味ですね。
魔笛 K620 序曲~♪
堪能しました
以前はテレビでたまに放映していましたね。
そのとき少しだけ見ましたが…
知らない場面ばかりだと居眠りが…(笑)
知っている曲があると嬉しくなります。
ブラボー!!
ドラフト・・・・・。
なかなかです。
今回の旅行でも、色んな劇場を見かけたんですよねぇー
魔王の一節
風~の夜(よ)に~馬を駆り
駆けりゆく者あ~り~♪
って歌詞が頭に浮かびました
はなこころさんと仲間かも?
僕は少し嬉しいような気がしますが
はなこころさんは迷惑かも (^0^;)
オペラですか~!
なかなか鑑賞する機会がなくって・・・
いつか鑑賞してみたいな・・・
当然観賞したことがないです、
もし観賞に行けば好きになるかも・・・
聴け。
と、主人は言いますよ(笑)
ですから、訳語は不要なんだそうです。
「夜の女王のアリア」と「パ・パ・パ」も
是非~
ね、おなじみの曲でしょう。
みみかほうでいま、調べたら
けっこう、
オペラのこと、
書いてます♪私。