宮部みゆき 著
久々の読書ネタです。
1ヶ月かけてようやく読み終わりました
公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。比類なき知能犯の狂気に立ち向かう第一発見者の少年と孫娘を殺された老人、二人を待ち受ける運命とは?
冒頭、登場人物が次々に現れ、これだけの人間を全て把握できるかかなり不安になりながらの立ち上がりでしたが、そこは流石の宮部氏!
混乱させられることなく、みんなにそれぞれ個性を持たせ読み手を安心させてくれますね。
正直、かなり長い小説で、手をつけるには勇気のいるものでしたが いや~読んでよかった
非常に秀逸な一冊(二冊?)でした。
これで「火車」、「理由」についで、宮部氏3大ミステリ制覇!・・・・・って事になるのかな?
でも最近、「ソロモンの・・・・」なんてのも出ちゃってるし、やっぱいつかは読まなきゃなのかな。。。。。。
今度は3部作か・・・・・
それにしてもこの本、もちろん非常に面白かったんだけど、内容の良さよりも、読み終えた・・・・って方の達成感の方が強いのは何故だろう・・・・・
ちなみにこの作品、森田芳光監督により、映画化もされておりますので、手っ取り早く触れたい方はそちらをどうぞ。
まぁ、とてもじゃないけどこれを完璧に映画に収めるのは不可能でしょうから、小説とは全くの別物でしょうけどね
普段、本を読んだら映画は観ない。 映画を観たら本は読まない主義ですが、この映画は逆に観てみたい気もしますけど・・・・・・