フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

ジェノサイド

2015年06月28日 | 読書

高野和明 著

 

 

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。

 

 

ストーリーのスケールがとても大きく、ハリウッド映画の原作になりえそうなくらいしっかりと作り上げられていました。

 

 

少し薬学の専門的な描写が意味不明で完全に置いてけぼり食らっちゃう事、間違いなしでしょうがもちろんそんなもの理解してなくてもOK。

 

私はガン無視でした

 

 

著者の圧倒的な描写力と惜しみない取材時間がこれだけの濃密な物語が出来上がったんだろうと、素直に感心させられる一冊でした。

 

 

ただ、日本人としての心情はちょっと気に入らない描写も多々ありますよね。

 

著者も同じ日本人だろうに、なぜこんな卑下するような文の書き方をするのかが理解できない。

 

その部分だけはちょっと受け入れ難いですね。

 

 

 

コメント
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