フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

コンビニ人間

2018年03月14日 | 読書

村田沙耶香 著

 

 

 

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。

「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

 

 

 

アメトーークで話題になっていたのでいつか読んでみたいと思っていたんですけどね、ようやく読むことができました。

 

 

ちょっと今までの芥川賞とは毛色が違いませんか?

 

 

芥川賞独特の堅い雰囲気がほぼないんですよね。

 

 

問題を抱えている風で、それは緊張感も感じさせてくれるんだけど、迫ってくるものはあまり感じられない。

 

 

文学的ポイントも薄く感じ、どこか軽さが見え隠れする感触も否めない。

 

 

それが別に悪いわけではないんだけど、芥川賞のイメージをいい意味で覆しているようで、それなりに面白かったです。

 

 

私も若い頃、コンビニの夜勤でバイトしたことあるんで色々と共感する部分はあったんですよ。

 

 

あの頃はこの本の様に大変ではなかったと思いますけどね、色んな客がいるし、色んな店長やらバイト仲間がいるんですよね。

 

 

あの頃をちょっと思い出しましたわ。

 

 

芥川賞を気軽に触れるには良い一冊かもしれませんね。

コメント
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