忍びの国

和田竜　著

 

 

 

時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。

このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。

破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。

「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。

 

 

 

一応、史実に基づいている話だとは思うのですが、どこまで真実か分かりませんがこれは面白い

 

 

私も歴史物は好物なんで、もちろん「伊賀の乱」は存じ上げておりますが、ここまで事細かく物語にしてくれた小説があっただろうか。

 

 

「忍びの者」も昔に読んだ記憶があるが、断然こちらの方が読みやすく起伏があり、何より面白い。

 

 

キャラ立ちも相変わらず上手いし、個々への感情移入が容易にできてしまう。

 

 

これは読むべき！

 

 

 

一応、映画化もしていますので活字が苦手な方はそちらもいいですが、個人的にはキャラクターを操作された映像物よりこちらの方が何倍も楽しめますし、史実に近いと思いますよ

 

 

活字で読む合戦や命の満ち引き、映像が陳腐に見えることがあるのは何故だろう・・・・。