監督 ポン・ジュノ
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。
前半、底辺の家族がとんとん拍子に上り詰める物語ではあるが、やはり中盤問題は起きる。
そこに見えるのは韓国が抱える厳しい現実。。。。
ここに「パラサイト」という題名が存在感が首をもたげてくるのだが、上国民との壁に心地の悪さに加え、不愉快感すらまとわりつくこの映画の巧さ。
そして染みついた臭いの問題に人は絶望すら感じるのではないだろうか・・・・。
韓国に蔓延る格差を皮肉ったこの物語、ちょっとヘビーでしたね
日本をディスる一方、飲み物がサッポロだったりキャンプ道具がカタカナだったり、その辺の間違い探し的な面白さも結構あったかな
この映画は皮肉り方が「アメリカンビューティー」的面白さもあってアカデミー賞も頷けるんじゃないでしょうか。
この度、韓国映画が初めてアカデミー賞を獲得で話題ですが、この辺の映画なら日本でも撮れそうな気がします。
ただし、全般的な感想ですが日本映画はかなり後手に回ってる印象ですね。
この辺についてはとても言いたい事があるのですが、かなり長くなりそうなのでまたの機会に