ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

春山古志の詩

2010年04月06日 | Weblog
 荒れ狂った風は 日本海に消え

守門岳を昇る太陽は 重しのように降り積もった

雪をなだめ 谷を駆け巡る

せきを切って 競うかのように 騒々しく 軽やかに

棚田に写る 木立の緑 残雪の鋭い光を放つ

五年の歳月 今は目を閉じ 振り返る

感謝と希望を持って

再びの道を取り戻し 歩み 始める