今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

クライング・フィスト

2006年04月19日 | 映画&本&音楽&TV

都内では渋谷と新宿のみの公開。

かつてはボクシングのアジア大会銀メダリストだったカン・テシクは今は負け犬の生活。生きるために殴られ屋として街頭に立つ。

(1万ウォンで男性は1分、女性は2分と書いてある)
俳優チェ・ミンシクはこういう役をやらせるとピカイチ。生きることに疲れてヨレヨレな人生。

『シュリ』で初めて観たときはそれほど印象に残りませんでした。日本の劇画をもとにした映画『オールドボーイ』で、復讐の鬼と化した主人公役が強く印象に残っています。

新宿武蔵野館に張ってあった切抜きに「ボクサーに“見える”というのじゃイヤだ」というコメントが載っていました。厳しい食事制限とトレーニングでボクサーの身体を作り上げ、撮影も一発勝負と段取りを8:2ぐらいの割合にしたとかで、試合のシーンは迫力があります。

負け犬のテシクは妻に離婚を切り出され、最愛の息子に会えなくなるのでは・・と落ち込み、人生の巻き返しのために新人王戦に出ることを決意する。

試合の相手となるのは少年院あがりのサンファン。喧嘩は強いが、少年院で喧嘩した相手にしたたかにやられ喧嘩とボクシングは違うと初めて気付く。このサンファンにもこのままではいけないという思いがあるのです。

試合当日まで2人が絡むシーンは一切ありません。40歳、盛りを過ぎたボクサーと19歳、やり直しの期待を込めたボクサーの6回戦。1ラウンド目のゴングが鳴ります。

6ラウンド目開始のゴングが鳴ったとき、客席にはテシクの別れた妻と息子、サンファンの身体の不自由な祖母が会場に現れます。
どちらも負けられない。どちらにも勝たせてあげたい。殴り殴られるゲームのどこが面白いのか、まったく男って・・・と思いながらも、それぞれに背負った人生を知っている私たち観客は、両者を応援せずにはいられません。


息子役のイ・ジュング。泣きの演技が達者です。韓国は子役もウマイ。

試合の結果は、そうだろうなぁと納得できるものでした。サンファンがリングを降りて祖母の元へ行き、やさしく抱きしめる。喧嘩とカツアゲの日々よ、さようなら・・・ですね。

◆公式サイト ⇒ 過去と闘え、未来と闘え。 『クライング・フィスト』


アンテナショップ

2006年04月18日 | Weblog
昨日は実家のある千葉県のことを書きましたが、今日は私の出身地・熊本県です・・・と言っても書くのはアンテナショップのことですが・・・。

熊本といえば辛子蓮根、馬刺し、高菜漬けなどが思い浮かぶんじゃないでしょうか。
都内にたくさんあるアンテナショップのひとつである熊本館は、銀座ソニービルの隣にあります。あの日動画廊のビルです。

今夜のおかずに、からし高菜を買いに行ったのですが、ついつい他のものも買ってしまいました。

からし高菜、黒糖ドーナツ棒、みそ天神物語(みそ饅頭)、おいしいミルク(バニラ味)、デコポンストレートジュース、栗の焼き菓子、だんご汁。計7点。
だんご汁は実家では「だごじる」と言います。

アンテナショップで人気のあるところは、やっぱり北海道のどさんこプラザですね。有楽町交通会館の1階にありますが、いつ行っても人がいっぱい。この交通会館には他に富山、和歌山、秋田、滋賀のショップのほか、全国版「むらからまちから館」もあります。以前は沖縄もあったんですけど、なぜか撤退。わしたショップが伸してきたからかな。

銀座熊本館はちょっと狭いです。銀座1丁目の沖縄わしたショップと東銀座の岩手銀河プラザは結構広いかな。八重洲口にある北海道フーディストもまあ広いけど、交通会館の方が品揃えはいいです。

お取り寄せは送料がかかるし量も多い。アンテナショップだとお試しで少量から買えるし、自分に縁のあるところなら懐かしい気分にもなります。
虎ノ門に会社があった頃は山形ゆとり都(と)によく行ったな~。ゆとり都へ行くと、隣の播磨屋へも寄ってお煎餅を買ったりして。

なんか食べ物のことばかり書いてしまった。さて夕食にしようっと。

佐原市から香取市へ

2006年04月17日 | Weblog
私の実家は千葉県の奥地(?)、佐原市というところでした。“でした”というのは市町村合併で市の名前が「香取市」に変わったからです。

若い人はご存知ないでしょうが、あの肺病で酒のみの平手神酒(ひらて・みき)が「佐原ばやしが聞こえてくらぁ」と語った佐原です。香取市になってみて私、結構「佐原市」という名前に愛着を持っていたことに気付きました。正直、香取市ってネーミングは好きじゃない。好きじゃないと言ったってもう香取市になっちゃったんだから仕方ないけど。

3月27日に合併して県下第4位の広さになったんですけど、図書館は2つしかありません。なんとも貧弱ではありませんか。 なんか恥ずかしい・・・。おまけに17時閉館です。勤め人は利用するなってこと?

スポーツ施設はどうなんだろうと、これも気になってちょっと調べてみたら76平米のトレーニングルームがありました。狭っ!!今住んでいるところ(6畳+4畳半+台所+バストイレ)の2倍ぐらいの広さしかない。
利用者、少ないのかなぁ。

近い将来、実家に戻ろうと思っているのですが、なんか前途が暗いーーっ。

    市内を流れる小野川

シネマコンプレックス

2006年04月16日 | 映画&本&音楽&TV

最近、シネマコンプレックスのオープンが続いています。2005年6月の埼玉・三郷(MOVIX三郷)、2006年3月亀有(MOVIX亀有)、そして今週、4月20日グランドオープン(19日プレオープン)の錦糸町(TOHOシネマズ錦糸町)。

亀有は地理的に一番近いんですが、まだ行ったことはありません。
TOHOシネマズ錦糸町は、JR錦糸町駅を挟んで反対側に、有名な楽天地があり、シネマ8というぐらいだから映画館も8館入っているビルがあるんですけど、共倒れしないんだろうか。

なぜ今こんなに続いてオープンしているんでしょう。設備の良い劇場を新設することで潜在需要の掘り起こしを狙っている?潜在需要の掘り起こしに成功すれば喜ばしいことですが(存続という点で)、マナーを知らない人が増えるというのは困りモノです。

シネコンの良い点は、数種類の作品が複数のスクリーンで並行して上映されるので、上映スケジュールをあまり気にせずに劇場に行っても長時間待たされるようなことがない、というのがあります。その分、映写技師さんは大変らしいですが・・・。8つのスクリーンを回しているのは8人ではないでしょうからね。

私が「これいいな」と思ったのがマチネーです。ハワイへ行ったとき思ったのですが、普段でも安い料金(たいてい8ドル以下)が、マチネーだと更にお安くなっているんですよね。5~6ドルぐらいだったと思います。3割程度の値引きですよね。日本に置き換えると1800円→1260円。元々料金が高い日本でも「これぐらいの料金ならいいんじゃない?」と思える値段です。

映画好きの私としては、毎月の1日や水曜日・金曜日のレディースデイを狙わなくても、気が向いたときいつでもお財布を気にせず観られる環境になればなぁと思うのです。
            


お題「4月になって変わったこと」

2006年04月15日 | twitter連携企画
今週のお題は「4月になって変わったこと」。

プライベートでは何も変わったことナシ。仕事では、米国が夏時間(day-light saving time)になったことでしょうかね。冬時間のときより1時間早く市場の数字が入ってくるので、早出の時ちょっとあわただしいけど、これもまた慣れです。

欧州は1週間早く3月から夏時間になっています。現在の時差は8時間。
米国東海岸は13時間。日本時間マイナス1時間で昼夜逆転すればOK。ちなみに南半球のオーストラリアは冬時間です。

誕生日

2006年04月14日 | Weblog

4月14日は私の誕生日です。桜田淳子、工藤静香、大友克洋、小沢健二、今井美樹が同じ誕生日ですが、もちろん私が一番年上です。

占いでは4月14日生まれはこんな感じ↓。

性格:抜群の行動力を持つ自由奔放な冒険家タイプ。チャレンジ精神が人一倍で、困難なことにもためらうことなく飛ぴ込んでいきます。その勇気はなかなかマネができません。新しい仕事、開発的な分野でとくに力を発揮します。また、神経が図太いのでプレッシャーに強く、ストレス性の病気とは無縁なのもこの生まれの特徴です。

当たってますね。「神経が図太い」「プレッシャーに強い」というところ。

相性の悪い人:権威主義者、優柔不断な人、無ロな異性、すぐ泣く女性、蟹座のA型。

あらら、蟹座のA型って息子のことです。

今日プレゼントを頂きました。映画好きの私にはピッタリのもの。

戸田奈津子著『スクリーンの向こう側』です。

37作品が紹介されていますが、そのうち26作品は実際に観た映画。なかでも◆恋におちて◆エリザベス◆ギルバート・グレイプ◆スリング・ブレイド◆グリーンマイル◆イン・ザ・ベッドルーム◆マイ・ビッグ・ファット・ウェディング◆キューティ・ブロンドという大好きな作品に再びお目にかかれて読む前からワクワクしています。

とにもかくにも健康で誕生日を迎えることができました。また1年健康であれば多少ビンボーでもいいや。

もし一生が1日だったら
というのがありますが、あれをやると私は今15時54分(規則正しい生活をしてると仮定して)。もう残り少ないようでもあるし、まだまだ余裕たっぷりという感じもします。


カヤトースト

2006年04月13日 | 食べ物&飲み物

本日の仕事中、デスクからおすそ分けを頂きました。初めて見る食べ物『カヤトースト』です。

「なんか大人気のお店らしいよ」とデスクに言われて、誰かが「今、カレッタでシンガポールフェスティバルみたいなのやってる」と言いました。
はぁ~そういえば私も広告を見たような気がする。
『シンガポール フード&カルチャー フェスティバル』だったんですね。
カヤはココナッツミルク+卵黄+砂糖でできているんですが、これをパンに塗り、冷たいバターを挟んだものがカヤトースト。食べた瞬間 ウ、ウマイ!今年はコレが流行るかも!と思ってしまいました。食べてるそばから溶けたバターとカヤがポタリと落ちてきます。

今年は日本・シンガポール外交関係樹立40周年の年にあたるため、こういうイベントをやっているらしい。意外と浅いんですね、両国の関係。

カヤジャムは昨年あたりから興味を持っていたのですが、実際食べたのは今回が初めて。朝からホットケーキを食べたい私は、こういう食べ物が大好きです。
明日14日の午後2時でイベント終了ということだったので、仕事のあと、カレッタへ寄ってYa Kun(ヤクン)でカヤジャムを買いました。
 2個入りパッケージにもう1つオマケが付いて500円です。
夜の8時過ぎだというのに、カヤトーストをどんどん作っていました。売れてるんでしょうね~。

このYa Kunというお店。現在はシンガポール、インドネシア、台湾、韓国にお店がありますけど、今年の10月にはららぽーと豊洲(現在建設中)に出店するらしいです。


私を泣かせてください

2006年04月11日 | 映画&本&音楽&TV
センチな気持ちになって言っているわけではありません。
これは朝日新聞「ジャーナリスト宣言」のCMに使われているヘンデルのオペラ『リナルド』の一曲です。

コピーぐらいは聞いたことがあるでしょう?
言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。

朝日の紙面は読みやすいけど、左寄りがどうも好きになれない。
以前、読売と産経を取っていると言ったら、会社のOBに「そりゃまた極端だねぇ」と言われたことがあります。(今は経済的な理由で産経はやめました)
ま、この話は置いといて・・・。

「私を泣かせてください」って最初に聞いたときは面白いタイトルだなと思いました。
トリノオリンピックで荒川静香選手が使用した『トゥーランドット』のアリア「誰も寝てはならぬ」もそう。
いろいろ探してみて「母さん、あの酒は強いね」にハマってしまいました。
タイトルだけ聞くと、初めてお酒を飲んだ息子がレロレロになってこのセリフを言う・・・そんなシーンが浮かんできます。

私のiPodには早速「私を泣かせてください」が追加されました。
◆モーツァルト「交響曲40番」(石田衣良は「王道だけど日本人ならやっぱりコレ」と言っていました)私もアイネ・クライネよりこっちですね。
◆シルヴィ・バルタンバージョンも持ってます。
◆ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」
◆アルビノーニ「アダージョ ト短調」
誰もが何度も聴いたことのあるとってもポピュラーなクラシック。
iPodのイヤホンで聴くにはちょっと無理があるのが難点。オープンタイプではクラシックの小さな音が拾えないんですよ。

山海塾と東京乾電池

2006年04月07日 | Weblog

かつて一緒に働いていた派遣社員の同僚が山海塾に所属し、あの前衛的な舞踏集団の1人として活躍しています。
彼が夜勤のときしか一緒になりませんでしたが、あまり口数が多い方でなく、ポーッとしてる子でした。仕事は昨年11月で辞めたんですが、山海塾一本で大丈夫なんでしょうか。息子とあまり年が違わないので彼の親御さんの気持ちになって、ちょっと心配したりして。
                      
いや、しかし前衛的で私には付いて行けません。白塗りで、どれが彼なのかさっぱりわからんし・・・。

もう1人は現役派遣社員、S田さん。東京乾電池のメンバーで、4月は公演のため出勤ナシです。
言えばチケットを取ってくれるんですが、ザ・スズナリまで行くのが億劫。すまん・・・と心の中で詫びる私なのです。
                      
好きなことに打ち込めるっていいなー、羨ましい。私も若い頃は夢があったんでしょうけど、昔すぎてもう覚えておりません。