先日、某飲食店の方からごはんが不味いんだよと相談を受けました。
そんなの、お米を納品している米屋さんから聞けばいいじゃん!
なんては言いません。喜んで相談にのりました。
殆どの場合、飲食店のごはんが不味い=お米の品質が悪いと思われてしまいます。
確かにそういう場合が多いかもしれませんが、炊き方によっても美味しくなったり、
不味くなったりしちゃうんですよね~
で、そのお店の厨房に、お店の空いている時間におじゃましました。
なるべく同じ人が炊いた方が良いのですが、
そのお店は、パートのおばちゃんや、バイトのお兄ちゃん、お姉ちゃん等
誰でも同じに炊けるように、マニュアルがありました。
そのマニュアルにあったのは、お米◯㎏にお水◯㏄とあっただけでした。
どういう風に炊いているんですか?
と尋ねると、お米を計って水を入れて炊飯器のスイッチを入れるだけだと・・・
これには、ちょっとびっくり(かなりびっくり)でした。洗米しないんですか?「はい」と・・・
それで、一から教えてあげましたよ。(洗米の仕方から吸水、蒸らし等々です。)
ごはんをおいしく炊くコツは、お米に充分水を吸わせること。
夏場で30分以上、冬場で1~2時間を目安で浸します。
お米は、水温が高いと早く吸水し、低いとゆっくり吸水します。
お米は、ゆっくり吸水させると、ふっくらとしたおいしいごはんになります。
特に夏場は、冷たい水で炊くのをお奨めします。
まだまだお伝えしたいことがあるんですが、長くなってしまったので今日はこの辺で・・・
こんな時はどうなの?みたいに疑問がありましたらいつでもお尋ね下さいませ。
お米マイスターがお答えします。