Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

氷河の青さ

2010年06月07日 19時24分55秒 | Eos5D
EF135mmF2L

去年の写真から。氷河も表面だけを見ると雪と同じ白い色をしているが、氷河の断面もしくは写真のようにクレバスの穴を
見てみると、光の屈折によるものなのか青く見える。
一般的な説明によると、雪に塵などの不純物が混じっているので、太陽光が当たったときに、波長の短い青の光を反射する
というものが多い。しかし、その説明だけだと、日本のスキー場の雪も青くなっても良いではないか、という疑問が生まれる。
新潟など大雪が降る地方では雪壁が見られるけれども、あれも青くない。不純物だけでは説明がいかない。
海が青く見えるというのも、同じ原理のように書かれているが、あれも疑問が生まれる。珊瑚礁の海は青く見えるが
太平洋の海はそれほど青くない。千葉の海辺に行っても黒く見えるだけで青くはない。また湖でも中国の九寨溝やクロアチア
のプリトヴィツェ湖群国立公園などの水は青く見えるが、山中湖などはそれほど青く見えない。水深の深さの問題もあるのかも
しれないが、それなら、日本の池のような水深が深くない場所でも青くなっても良いものである。

結論から先に書いてしまうと、「石灰」というものが青以外の光を反射する性質のようである。
「ようである」と書いたのは、ネットでチラッと調べたら、そんなようなことが書かれていたからである。ナナメ読み程度
なので確実とはいえない。

ヨーロッパの山脈、岩は石灰質を多く含んでいる。九寨溝のまわりも石灰岩の山に囲まれている。珊瑚礁の土台も石灰岩に
なっている。大陸(ユーラシア)には石灰岩が非常に多く、従って湖や氷河、海(海岸線)などの色が青く見えるという
わけである。