1986年2月3日、ルーカスフィルムの特殊効果スタジオである
インダストリアル・ライト・アンド・マジック(ILM)のCG部門が
アップル社を放逐されたスティーブ・ジョブスに1000万ドルで買収され、
独立企業として産声を上げました。
当初の彼らはCG制作を行うための高額なマシンを販売する会社でしたが、
そのデモのために作った電気スタンドを主役にしたCGアニメ「ルクソーJr.」と
CGレンダリングソフト(3DCGを描画するプログラム)Rendermanが好評を得、
CGアニメ制作を中心に行う会社へと移行していきます。
その顧客の中に、当時予算のかかる手書きアニメをCGに移行できないかと考えていた
ディズニーアニメーション社がいました。
そしてディズニーとの契約により、1995年に初のフルCG長編アニメーションを制作するのです。
そのタイトルは「トイ・ストーリー」。
その後の彼らの快進撃は、皆様もご存知のとおりでしょう。
そんなピクサーの設立30周年を記念した展覧会、「ピクサー展」。
日本では東京と、まさかの長崎の2会場のみの開催、ということで
長崎初日の開場と同時に行ってまいりましたよ。
設立時から「アーロと少年」まで(「ファインディング・ドリー」は残念ながら含まず)
ピクサー作品ができるまで・・・を大量のドローイング(デザイン画)や
カラースクリプト(彩色見本を兼ねたストーリーボード的なもの)、
キャラの全身像を把握するための彫刻、
そしてもちろんメイキング映像でも紹介していく、という展覧会ですので
正直な話、あまりお子様向け、とは言いがたい内容かとは思います。
(小さいお子様連れの人はお子さんが退屈して、ちゃんと展示見れない感じでしたね・・・)
作品の制作開始時に描かれる膨大なデザイン案
(ウッディもバズも、サリーもブーもぜんぜん違うデザインが沢山!)や
印象深いシーンが蘇るカラースクリプト、
(「カールじいさん」の夫婦の歴史のシーンとか・・・
最初は二人の関係はぜんぜん違うものだったんですなぁ)
どんどん進化していく髪の毛や布、筋肉などの表現
・・・これは「アーロ」感想でも書いたのですが、
最近進歩しすぎて「この技術すげえ!」と改めて思うことがなくなっていたのが
メイキングでその表現がどうやって作られているかを見ることで
『これ作るのにどれだけの時間とお金かかってるんだろ・・・』と
ものすごい労力がかかっていることを再発見できたのは収穫でした。
アニメーションの原理解説のための立体ゾートロープ
(ずっと見ていたいレベルですごい!)や
カラースクリプトなどを大スクリーンで上映し、ピクサー映画の世界観を表現する
「アートスケープ」などの大型展示もありますし
当然物販も充実していますので、ピクサー作品を楽しまれてきた方で
特に映画やアニメ作りに興味のある方にはおすすめ、ではないでしょうか。
(物販に「Mr.インクレディブル」「WALL-E」のグッズがほとんどないのは残念ですが・・・)
さらに常設展示は(ピクサー展の第2会場で半分使われているので)無料で見られますし
(ピカソ、ダリなどの作品も見られます!)
1Fの県民ギャラリーでは7月末までは九州産業大学芸術学部の作品展や
ステンドグラス教室の作品展(実はこちらに親戚が関わっております・・・)も
無料で見られますので、よろしければこちらもどうぞ。
(30日、31日は目の前の水辺の森公園でながさきみなとまつり開催ですし)
そして日本のアニメ作りの裏側も見たい、という方は
「市民病院前」の電停から路面電車5番の「蛍茶屋」行きに乗り
「諏訪神社前」か「公会堂前」で降りて少し歩くと
長崎歴史文化博物館にて「エヴァンゲリオン展」も開催中。
日米アニメ制作の違いを比較してみるのもいいかもしれませんね。
インダストリアル・ライト・アンド・マジック(ILM)のCG部門が
アップル社を放逐されたスティーブ・ジョブスに1000万ドルで買収され、
独立企業として産声を上げました。
当初の彼らはCG制作を行うための高額なマシンを販売する会社でしたが、
そのデモのために作った電気スタンドを主役にしたCGアニメ「ルクソーJr.」と
CGレンダリングソフト(3DCGを描画するプログラム)Rendermanが好評を得、
CGアニメ制作を中心に行う会社へと移行していきます。
その顧客の中に、当時予算のかかる手書きアニメをCGに移行できないかと考えていた
ディズニーアニメーション社がいました。
そしてディズニーとの契約により、1995年に初のフルCG長編アニメーションを制作するのです。
そのタイトルは「トイ・ストーリー」。
その後の彼らの快進撃は、皆様もご存知のとおりでしょう。
そんなピクサーの設立30周年を記念した展覧会、「ピクサー展」。
日本では東京と、まさかの長崎の2会場のみの開催、ということで
長崎初日の開場と同時に行ってまいりましたよ。
設立時から「アーロと少年」まで(「ファインディング・ドリー」は残念ながら含まず)
ピクサー作品ができるまで・・・を大量のドローイング(デザイン画)や
カラースクリプト(彩色見本を兼ねたストーリーボード的なもの)、
キャラの全身像を把握するための彫刻、
そしてもちろんメイキング映像でも紹介していく、という展覧会ですので
正直な話、あまりお子様向け、とは言いがたい内容かとは思います。
(小さいお子様連れの人はお子さんが退屈して、ちゃんと展示見れない感じでしたね・・・)
作品の制作開始時に描かれる膨大なデザイン案
(ウッディもバズも、サリーもブーもぜんぜん違うデザインが沢山!)や
印象深いシーンが蘇るカラースクリプト、
(「カールじいさん」の夫婦の歴史のシーンとか・・・
最初は二人の関係はぜんぜん違うものだったんですなぁ)
どんどん進化していく髪の毛や布、筋肉などの表現
・・・これは「アーロ」感想でも書いたのですが、
最近進歩しすぎて「この技術すげえ!」と改めて思うことがなくなっていたのが
メイキングでその表現がどうやって作られているかを見ることで
『これ作るのにどれだけの時間とお金かかってるんだろ・・・』と
ものすごい労力がかかっていることを再発見できたのは収穫でした。
アニメーションの原理解説のための立体ゾートロープ
(ずっと見ていたいレベルですごい!)や
カラースクリプトなどを大スクリーンで上映し、ピクサー映画の世界観を表現する
「アートスケープ」などの大型展示もありますし
当然物販も充実していますので、ピクサー作品を楽しまれてきた方で
特に映画やアニメ作りに興味のある方にはおすすめ、ではないでしょうか。
(物販に「Mr.インクレディブル」「WALL-E」のグッズがほとんどないのは残念ですが・・・)
さらに常設展示は(ピクサー展の第2会場で半分使われているので)無料で見られますし
(ピカソ、ダリなどの作品も見られます!)
1Fの県民ギャラリーでは7月末までは九州産業大学芸術学部の作品展や
ステンドグラス教室の作品展(実はこちらに親戚が関わっております・・・)も
無料で見られますので、よろしければこちらもどうぞ。
(30日、31日は目の前の水辺の森公園でながさきみなとまつり開催ですし)
そして日本のアニメ作りの裏側も見たい、という方は
「市民病院前」の電停から路面電車5番の「蛍茶屋」行きに乗り
「諏訪神社前」か「公会堂前」で降りて少し歩くと
長崎歴史文化博物館にて「エヴァンゲリオン展」も開催中。
日米アニメ制作の違いを比較してみるのもいいかもしれませんね。