近未来。
資源が枯渇し、荒廃した世界。
人々はすべてが存在するVR世界「オアシス」を楽しんでいました。
「オアシス」の生みの親、ハリデーは
「オアシス」の世界の中に隠したイースターエッグを手に入れたものに
巨額の富と「オアシス」のすべての権利を譲る、という遺言を残します。
それから5年。
ハリデーの人生、そして愛した膨大なポップカルチャーから
イースターエッグとそれを手にするための鍵のありかを
オアシスの権利を狙う巨大企業IOIをはじめ、すべてのプレイヤーが探し続け、
最初の鍵のありかであるレースゲームはわかったものの、
あまりの高難易度から誰にも攻略できない状態となっていました。
ハリデーを信奉する17歳の少年、ウェイド。
ぱっとしない現実を「オアシス」で紛らわす天才ゲーマーである彼が
この物語の主人公となります。
組織との戦い、友情、そして恋。
VR世界全土を巻き込んだ壮大な宝探しが、ついに動き出します。
ハリウッドを代表する伝説の巨匠、スティーブン・スピルバーグ。
近年はどちらかと言えば「大人向け」な社会派作品に舵を切っていた彼ですが
(今作の直前に公開された「ペンタゴン・ペーパーズ」もそういう作品ですね)
「ジョーズ」「未知との遭遇」「E.T.」「インディ・ジョーンズ」・・・と
やはり娯楽作こそが彼の本領、とこのあたりの作品をリアルタイムで浴びてきた世代としては
どうしても思ってしまうわけで、そんな彼の全力の娯楽作がこの作品になります。
原作小説(「ゲームウォーズ」)の作者であるアーネスト・クラインを脚本に迎え、
権利関係や映像化した際に映えることを考えた大幅なアレンジを加え・・・といっても
そこは自分自身が「ゴジラ」で育ち、アタリ社のゲームを愛したマニアであるスピルバーグらしく
原作に負けない数々のポップカルチャーへの愛情が溢れすぎた作品となっております。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、「AKIRA」の金田のバイク、
クライマックスで活躍するアイアン・ジャイアントにガンダム・・・
それ以外にもとても一回の鑑賞では見つけきることができない
たくさんのポップカルチャーアイコンたち。
パンフレットに映画/原作でのそれらが網羅された解説もありますので
2度目以降の鑑賞の際の参考に、ぜひパンフレットを購入するのをおすすめします。
(初見の前に読むのはネタバレ的におすすめしません)
特に80年代以降の、すべてのポップカルチャーを愛する人、
意識せずともそれらのカルチャーや派生物を摂取して生きてきた人
(つまり、今この世界に生きる人、ほとんど全てだと思う)に
できるだけ大きなスクリーンで見ていただきたい、そんな1本です。
公式サイト
資源が枯渇し、荒廃した世界。
人々はすべてが存在するVR世界「オアシス」を楽しんでいました。
「オアシス」の生みの親、ハリデーは
「オアシス」の世界の中に隠したイースターエッグを手に入れたものに
巨額の富と「オアシス」のすべての権利を譲る、という遺言を残します。
それから5年。
ハリデーの人生、そして愛した膨大なポップカルチャーから
イースターエッグとそれを手にするための鍵のありかを
オアシスの権利を狙う巨大企業IOIをはじめ、すべてのプレイヤーが探し続け、
最初の鍵のありかであるレースゲームはわかったものの、
あまりの高難易度から誰にも攻略できない状態となっていました。
ハリデーを信奉する17歳の少年、ウェイド。
ぱっとしない現実を「オアシス」で紛らわす天才ゲーマーである彼が
この物語の主人公となります。
組織との戦い、友情、そして恋。
VR世界全土を巻き込んだ壮大な宝探しが、ついに動き出します。
ハリウッドを代表する伝説の巨匠、スティーブン・スピルバーグ。
近年はどちらかと言えば「大人向け」な社会派作品に舵を切っていた彼ですが
(今作の直前に公開された「ペンタゴン・ペーパーズ」もそういう作品ですね)
「ジョーズ」「未知との遭遇」「E.T.」「インディ・ジョーンズ」・・・と
やはり娯楽作こそが彼の本領、とこのあたりの作品をリアルタイムで浴びてきた世代としては
どうしても思ってしまうわけで、そんな彼の全力の娯楽作がこの作品になります。
原作小説(「ゲームウォーズ」)の作者であるアーネスト・クラインを脚本に迎え、
権利関係や映像化した際に映えることを考えた大幅なアレンジを加え・・・といっても
そこは自分自身が「ゴジラ」で育ち、アタリ社のゲームを愛したマニアであるスピルバーグらしく
原作に負けない数々のポップカルチャーへの愛情が溢れすぎた作品となっております。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、「AKIRA」の金田のバイク、
クライマックスで活躍するアイアン・ジャイアントにガンダム・・・
それ以外にもとても一回の鑑賞では見つけきることができない
たくさんのポップカルチャーアイコンたち。
パンフレットに映画/原作でのそれらが網羅された解説もありますので
2度目以降の鑑賞の際の参考に、ぜひパンフレットを購入するのをおすすめします。
(初見の前に読むのはネタバレ的におすすめしません)
特に80年代以降の、すべてのポップカルチャーを愛する人、
意識せずともそれらのカルチャーや派生物を摂取して生きてきた人
(つまり、今この世界に生きる人、ほとんど全てだと思う)に
できるだけ大きなスクリーンで見ていただきたい、そんな1本です。
公式サイト