ジュマンジ／ウェルカム・トゥ・ジャングル

オタクのスペンサー、ジョックスのフリッジ、
ガリ勉のマーサ、インスタ依存のベサニー。
問題を起こし居残りで倉庫の片付けを命じられた4人は、
その中で見たことのないゲーム機を見つけます。
そのタイトルは「ジュマンジ」。

起動して遊ぼうとした4人は、ゲームの世界に吸い込まれ・・・
スペンサーは超強いマッチョな探検家に、
フリッジはチビの動物学者に、
マーサはセクシーな女戦士に、
ベサニーは太った中年男性に、と
まったく違った姿になってしまいます。

ライフは３つ、全滅すれば現実世界でも死亡、
はたして彼らは、この危険なゲームを協力してクリアできるのか！？


1982年に描かれた絵本を原作に、1995年に公開された「ジュマンジ」。
ボードゲームの中に入り込んでしまった子ども達が脱出を目指す・・・というストーリーから
22年（本国は2017年公開）の時を経て作られた続編。
「いまどきボードゲームなんてだれも遊ばない」と言われてテレビゲームになった
この呪われたゲームが、今回はバラバラ（というには薄い繋がりはあるのですが）な4人に
「絆の大切さ」と「それぞれに欠けていたもの」を冒険の中で気付かせる、
アドベンチャー版「ブレックファスト・クラブ」な作品になっているのが特徴です。

ドウェイン・ジョンソンが演じていても、中身は貧弱で怖がりのオタクのスペンサー、や
カレン・ギラン（「アベンジャーズ／IW」いよいよ明日ですね）が演じるイケてないマーサ、
そしてなによりジャック・ブラックが演じる（中身は）セクシー女子高生！という
「外見と中身のギャップ」で楽しませてくれる作品（ド下手なキスシーンとか・・・）ですが
それ故に「自分に足りなかったこと」に気付き、成長していく描写を楽しむことができる
王道ティーンムービーとしての楽しみ方もできる一本、です。
（この部分に関しては「レディ･プレイヤー１」よりよく出来てると思います）

予備知識のいらない、理屈抜きに楽しい作品、として
この春ぜひできるだけ大画面で見てほしい、そんな一本です。


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