第57回宣伝会議賞、一次審査を落ちた課題から
振り返りつつ反省をしていくコーナーでございます。
課題01
企業:イデアインターナショナル
課題:ライフスタイルブランド「BRUNO」をたくさんの人に知ってもらう
ホットプレートがヒット商品となっている「BRUNO」。
家電からインテリアアイテムまで含むブランド全体をどうPRするか、という課題です。
取材:まずは「どういう商品があるのか」からの取材を行いました。
公式サイトの確認に加え、実際に販売しているショップを視察。
主に調理家電を中心に、実際に展示品を触ってみたり、カタログをもらったり。
ホットプレートのイメージしかなかった、というところからのスタートだったため
扱っている商品の種類、ならびに価格設定などの確認を行いました。
コンセプト設定:取材からBRUNOブランドの共通項を考え、
「一人暮らしの部屋にあると映えそうなもの」
というイメージを持ちました。
そこからの発想として
「一人暮らしを始めるときに揃えたいもの」
「プレゼントとしてもらえるとうれしいもの」をコンセプトとして設定。
応募作品:以上のコンセプトを踏まえた作品がこちら。
「新生活で、最初に買うものについているマークです。」
「ひとを呼べる部屋に、あるもの。」
「「生きる」を「暮らす」にするブランド。」
「遊びに来た子から、「いいね!」と言われる部屋が、いい。」
「プレゼントされると、うれしいもの。
そういう商品を、出しています。」
「大人のおんなのこは、お砂糖と、スパイスと、BRUNOでできている。」
さらに、「種類の多さ」に着目して
「思いついたら、作らずにいられない。」
「色気のない生活は、いやだ。」
「人生を楽しむアイデアは、商品ラインナップの分だけある。」
というものも考えました。
反省点:「BRUNO」というブランドの本質を捉えきれていなかったのでは?という部分があった、
というか心のどこかで「女性向けブランド」と位置付けている部分はなかったか?
無意識にジェンダーバイアスをかけた発想になっていなかったか?という部分が。
シンプルでカラフル、どこか素朴でアーシーな雰囲気もあるデザインラインの魅力を
どういう言葉で表現すればもっと広い層に伝えられたのか、を考えられていれば
もう少し結果が違ったのかな、と思います。
答え合わせ:協賛企業賞受賞作発表か、「S.K.A.T.19」発売後に。