はい、昨日書いたとおり朝から福岡行って帰ってきました。
宣伝会議賞で2ヶ月がんばったので自分へのご褒美ってやつです。
あとは空になった引き出しへの補充ともいう。
というわけで天神到着後、即西鉄に乗って太宰府へ。
(ここで西鉄の往復切符+九博の切符のセットを買っておきました)
平日午前中といっても人が多く、「もしかしてこれが全部九博に・・・?」と思いましたが
天満宮へのお参りを終え、菊の展示を見たりした後に九州国立博物館へ。
入り口には「60分待ち」という看板。
そして中には、ずらりと入場を待つ行列。
最後尾に並んで、ひたすらTwitterとマーベルツムツムをしながら待ち、
3階に上がっても並び、入場しても入り口で並んで、
まずはメインディッシュである「鳥獣人物戯画」甲乙丙丁全4巻公開。
前期後期に分けての展示だったため全部を見ることはできませんでしたが
特に有名な甲巻(世間で「鳥獣戯画」と言われて出てくるのはまずこれ)と
他3巻の筆致の違いなどを実物を見ることでしっかり堪能できました。
そこから先は、この「鳥獣人物戯画」を持つ京都の高山寺と、
この寺を仏教の最先端情報が集まる場所へと導いた明恵上人(みょうえしょうにん)にまつわる
さまざまな文物を集めた展示を楽しむことができます。
真言密教と華厳経を学んで追求した結果独自の仏教体系を作り出し、
法然上人を尊敬するも、その法然が生み出した浄土宗の教えには異議を唱え、
釈迦を父と慕うあまりに幾度もインド行きの計画を立て(春日明神からのお告げで断念)
海はインドと繋がっている、と修行を行った島で拾った石を大事にし、
僧が外見にこだわってはいけない、と耳(の一部)を切断し、
犬の像を撫でてかわいがり続け、
日本で初めてのお茶の栽培を始め、
オリジナル護法神2柱(男女1柱ずつ)を考えて高山寺で祀り、
仏舎利を祀るために涅槃図などを供えるという形式を作り出し、
毎日夢日記をつけ続けた(セクシーな夢もちゃんと書いていたとか・・・)
そんな面白い人物でもある明恵と、
明恵の手によって最新経典が集まる仏教研究の最先端となった高山寺。
「仏教」という宗教が持つ力の奥深さ、というものを実感することができました。
常設展のほうは空腹などでスルーし、九博を出ると入場列はすでに外にまで伸びていました。
参道で梅が枝餅(毎月17日はキューハクの日ということで古代米入りのものもあり)を
食べてとりあえずの一時しのぎとし、天神に戻ってキャナルシティで昼食を食べたら3時。
歩いて天神まで戻り、途中ブックオフバザールなどを冷やかしつつ
(今回はほとんど本を見ずバッグ探してました。欲しいのなかった・・・)
福岡県立美術館の「ピーターラビット展」へ。
産業革命が産んだ「資本家」階級の娘として生まれ、
絵を描くことを愛したビアトリクス・ポターが
ペットのうさぎを主人公に元家庭教師の子どもの病気見舞いに描いた絵手紙から始まった
この世界一有名なうさぎの物語ですが、はじめは出版社からも出版を断られ続け、
私家版・白黒で出版したところ人気となり、カラーでの出版が決定。
担当編集者と恋に落ち、結婚しようとするも親の反対&相手の病死により破談。
絵本の印税で湖水地方に農場を買い、その取引で出会った弁護士と結婚後は
創作活動のペースは落ちていき、農場経営と自然保護活動へとシフトしていきます。
(羊の品種の保護なども行い、品評会で数々の賞も得ています)
また、自作のマーチャンダイジングへの先見の明も持っており、
ぬいぐるみやボードゲームなどのグッズの企画・試作なども行い、
自分で関連商品のコントロールができるようにしていた、という面も。
しかし、なんといってもその魅力は博物学的な視点から描かれた
リアルでありながらかわいい絵に、甘いだけでなく少し刺激もあるストーリー。
(ピーターのお父さんパイになってるしね・・・)
そしてうさぎだけでなく、様々な動物たちの登場も魅力です。
この展覧会では絵手紙時代からの美しい原画の数々を展示し、
かわいらしいだけではないポターの世界を楽しめる内容となっています。
・・・そして音声ガイドはディーン・フジオカが担当しておりますので、
ファンの方はぜひ借りてみてください。
時間の都合もあってか(やはり入場に並んだのがね・・・)
アルティアムやアジア美術館、あとトイコネクトにも今回はいけなかったので
また福岡には行かないとなぁ・・・
(九博は1月1日から宗像・沖ノ島の国宝展示なんですね・・・)
長崎県美にもいかなくては。
宣伝会議賞で2ヶ月がんばったので自分へのご褒美ってやつです。
あとは空になった引き出しへの補充ともいう。
というわけで天神到着後、即西鉄に乗って太宰府へ。
(ここで西鉄の往復切符+九博の切符のセットを買っておきました)
平日午前中といっても人が多く、「もしかしてこれが全部九博に・・・?」と思いましたが
天満宮へのお参りを終え、菊の展示を見たりした後に九州国立博物館へ。
入り口には「60分待ち」という看板。
そして中には、ずらりと入場を待つ行列。
最後尾に並んで、ひたすらTwitterとマーベルツムツムをしながら待ち、
3階に上がっても並び、入場しても入り口で並んで、
まずはメインディッシュである「鳥獣人物戯画」甲乙丙丁全4巻公開。
前期後期に分けての展示だったため全部を見ることはできませんでしたが
特に有名な甲巻(世間で「鳥獣戯画」と言われて出てくるのはまずこれ)と
他3巻の筆致の違いなどを実物を見ることでしっかり堪能できました。
そこから先は、この「鳥獣人物戯画」を持つ京都の高山寺と、
この寺を仏教の最先端情報が集まる場所へと導いた明恵上人(みょうえしょうにん)にまつわる
さまざまな文物を集めた展示を楽しむことができます。
真言密教と華厳経を学んで追求した結果独自の仏教体系を作り出し、
法然上人を尊敬するも、その法然が生み出した浄土宗の教えには異議を唱え、
釈迦を父と慕うあまりに幾度もインド行きの計画を立て(春日明神からのお告げで断念)
海はインドと繋がっている、と修行を行った島で拾った石を大事にし、
僧が外見にこだわってはいけない、と耳(の一部)を切断し、
犬の像を撫でてかわいがり続け、
日本で初めてのお茶の栽培を始め、
オリジナル護法神2柱(男女1柱ずつ)を考えて高山寺で祀り、
仏舎利を祀るために涅槃図などを供えるという形式を作り出し、
毎日夢日記をつけ続けた(セクシーな夢もちゃんと書いていたとか・・・)
そんな面白い人物でもある明恵と、
明恵の手によって最新経典が集まる仏教研究の最先端となった高山寺。
「仏教」という宗教が持つ力の奥深さ、というものを実感することができました。
常設展のほうは空腹などでスルーし、九博を出ると入場列はすでに外にまで伸びていました。
参道で梅が枝餅(毎月17日はキューハクの日ということで古代米入りのものもあり)を
食べてとりあえずの一時しのぎとし、天神に戻ってキャナルシティで昼食を食べたら3時。
歩いて天神まで戻り、途中ブックオフバザールなどを冷やかしつつ
(今回はほとんど本を見ずバッグ探してました。欲しいのなかった・・・)
福岡県立美術館の「ピーターラビット展」へ。
産業革命が産んだ「資本家」階級の娘として生まれ、
絵を描くことを愛したビアトリクス・ポターが
ペットのうさぎを主人公に元家庭教師の子どもの病気見舞いに描いた絵手紙から始まった
この世界一有名なうさぎの物語ですが、はじめは出版社からも出版を断られ続け、
私家版・白黒で出版したところ人気となり、カラーでの出版が決定。
担当編集者と恋に落ち、結婚しようとするも親の反対&相手の病死により破談。
絵本の印税で湖水地方に農場を買い、その取引で出会った弁護士と結婚後は
創作活動のペースは落ちていき、農場経営と自然保護活動へとシフトしていきます。
(羊の品種の保護なども行い、品評会で数々の賞も得ています)
また、自作のマーチャンダイジングへの先見の明も持っており、
ぬいぐるみやボードゲームなどのグッズの企画・試作なども行い、
自分で関連商品のコントロールができるようにしていた、という面も。
しかし、なんといってもその魅力は博物学的な視点から描かれた
リアルでありながらかわいい絵に、甘いだけでなく少し刺激もあるストーリー。
(ピーターのお父さんパイになってるしね・・・)
そしてうさぎだけでなく、様々な動物たちの登場も魅力です。
この展覧会では絵手紙時代からの美しい原画の数々を展示し、
かわいらしいだけではないポターの世界を楽しめる内容となっています。
・・・そして音声ガイドはディーン・フジオカが担当しておりますので、
ファンの方はぜひ借りてみてください。
時間の都合もあってか(やはり入場に並んだのがね・・・)
アルティアムやアジア美術館、あとトイコネクトにも今回はいけなかったので
また福岡には行かないとなぁ・・・
(九博は1月1日から宗像・沖ノ島の国宝展示なんですね・・・)
長崎県美にもいかなくては。