リンムーの眼 rinmu's eye

リンムーの眼、私の視点。

いせや詣で

2008-02-22 | food&drink

吉祥寺の焼き鳥屋「いせや」に行く。
煙がモクモクと立ちのぼる吉祥寺名物の庶民的な店だ。
本店は現在改装中で、ヨドバシカメラの裏手の仮店舗で営業している。
(井の頭公園近くに公園口店もある。)
焼き鳥、モツ煮込み、シューマイ、いずれもうまい。

「いせや」といえば、高田渡だ。
フォークシンガー・高田渡はこの店の常連だったらしい。
開店前にやって来ては、昼酒を楽しんでいたそうだ。
はっきり言ってはた迷惑な客だが、それが許されるキャラクターだったんだろう。
70年代フォーク好きとしては、いつか訪れたい店だった。
念願かなってうれしい。

あと、高田渡巡礼の地といえば、京都のイノダ・コーヒーだ。
「コーヒーブルース」で歌われている。

「三条に行かなくちゃ 三条堺町の イノダっていうコーヒー屋へね」

いつか巡礼したいものだ。コーヒー好きでもあるし。

B.G.M.

2008-02-22 | music
最近聴いてるミュージック。
その感想。

seeda「HEAVEN」
seedaのラップはザラッとした街の空気を感じさせる。
街には、犯罪もあるし、疲弊もあるし、救いもある。
ふだんは歩かないヒップホップな地域や文化圏を、ビートに乗って歩いている感じだ。
こういう「街が動いている感」は貴重だと思うし、注目のラッパーだ。

奥田民生「Fantastic OT9」
「フロンティアのパイオニア」という曲が入っているが、まさに奥田民生は孤高のソングライティング道を邁進している。
ワイルドなバンドサウンド、堂に入った言葉遊び、太く力強い歌。
ほかに何がいるっていうんだ?
やっぱ民生はかっこいいや。

くるり「Philharmonic or die」
ライブ盤二枚組。
二人になってもロックバンド。
オーケストラと競演してもロックバンド。
そういう、くるりの心意気が伝わってくる。
オーケストラ+バンドサウンドは、とかくビートルズ風になりがちだが、そこをうまく回避しているように思う。
オーケストラの音の洪水は、なかなかすばらしく、生で聞いたら鳥肌ものだっただろう。