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新宿末廣亭にて寄席をみる。
会社の懇親会イベントで行くことになった。
二階の座敷席貸し切りで気持ち良くみれた。
落語は噺家によって語り方の個性が違って飽きない。
始めはこっちも堅いが、後半は自然と笑ってしまう。
生で見る落語はやっぱいいなと実感した。
末廣亭はいい小屋なんで、また見に来たい。
懇親会に備えて、私が社内報的なものに「落語入門」なるものを書いた。
間違った方向にやる気を見せている気がするが…。
ここに、勝手に転載する。
「落語入門」
前口上
本年度の同志会行事が、寄席芸能鑑賞ということで、落語一席の流れを追って、楽しむポイントを手短に解説してみたいと思います。
『鑑賞』などと構えて観るのではなく、リラックスして『粋』に楽しむ手助けになればと思います。
マクラ(導入部)
「えー、いっぱいのお運びで、お礼申し上げます。相変わらずのお笑いを一席…」
あいさつの後、会場の雰囲気を見て、世間話をしながら噺家はその日の演目を決めます。そして噺の導入部となる小話をします。これを「マクラをふる」といいます。
通はマクラでどんな噺をするか察するそうです。これから演じる演目のオチにつながる前提をさりげなく語りますから、よく聞いておきましょう。
また、マクラから本格的にハナシに入るタイミングで、噺家は羽織を脱ぎます。「これからハナシが始まる」という合図です。このマクラとハナシのつなぎ目をスムーズに移行するタイミングが、落語の醍醐味の一つです。グッと観客を噺の世界に引き込む噺家の腕の見せ所です。その際に、羽織をスッと背中に落とすように脱ぐ所作も見所です。
ハナシ(演目)
「まんじゅう怖い」や「目黒のさんま」など、知っている演目が一つや二つはあるかと思います。基本は滑稽な笑い話ですが、人情話が演じられることも、寄席のうちで一つはあるかもしれません。
複数の登場人物を一人の落語家が演じる声色の使い分けや表情、扇子や手ぬぐいを使って小道具に見立てるしぐさなど、生の落語の魅力は、『聴く』だけではなく『観る』ところにもあります。
サゲ(オチ)
「話のオチ」とは、日常でも使われる言い回しです。話が盛り上がってきたところで、意外な一言で話を締めくくります。わかりやすい展開やダジャレなどで終わることも多いですが、理で落ちるサゲもあり、少し考えてみないとわからない場合もあります。落語の知識がないと笑えないサゲもありますが、そこは通ぶって笑っておきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お役立ちいただけましたでしょうか。それでは、当日は落語を楽しみましょう。
このように、落語を『鑑賞』するのではなく『粋』に楽しもう、などと、人の見方に『干渉』するほうが、よっぽど『無粋』かもしれませんね。
お後がよろしいようで。
会社の懇親会イベントで行くことになった。
二階の座敷席貸し切りで気持ち良くみれた。
落語は噺家によって語り方の個性が違って飽きない。
始めはこっちも堅いが、後半は自然と笑ってしまう。
生で見る落語はやっぱいいなと実感した。
末廣亭はいい小屋なんで、また見に来たい。
懇親会に備えて、私が社内報的なものに「落語入門」なるものを書いた。
間違った方向にやる気を見せている気がするが…。
ここに、勝手に転載する。
「落語入門」
前口上
本年度の同志会行事が、寄席芸能鑑賞ということで、落語一席の流れを追って、楽しむポイントを手短に解説してみたいと思います。
『鑑賞』などと構えて観るのではなく、リラックスして『粋』に楽しむ手助けになればと思います。
マクラ(導入部)
「えー、いっぱいのお運びで、お礼申し上げます。相変わらずのお笑いを一席…」
あいさつの後、会場の雰囲気を見て、世間話をしながら噺家はその日の演目を決めます。そして噺の導入部となる小話をします。これを「マクラをふる」といいます。
通はマクラでどんな噺をするか察するそうです。これから演じる演目のオチにつながる前提をさりげなく語りますから、よく聞いておきましょう。
また、マクラから本格的にハナシに入るタイミングで、噺家は羽織を脱ぎます。「これからハナシが始まる」という合図です。このマクラとハナシのつなぎ目をスムーズに移行するタイミングが、落語の醍醐味の一つです。グッと観客を噺の世界に引き込む噺家の腕の見せ所です。その際に、羽織をスッと背中に落とすように脱ぐ所作も見所です。
ハナシ(演目)
「まんじゅう怖い」や「目黒のさんま」など、知っている演目が一つや二つはあるかと思います。基本は滑稽な笑い話ですが、人情話が演じられることも、寄席のうちで一つはあるかもしれません。
複数の登場人物を一人の落語家が演じる声色の使い分けや表情、扇子や手ぬぐいを使って小道具に見立てるしぐさなど、生の落語の魅力は、『聴く』だけではなく『観る』ところにもあります。
サゲ(オチ)
「話のオチ」とは、日常でも使われる言い回しです。話が盛り上がってきたところで、意外な一言で話を締めくくります。わかりやすい展開やダジャレなどで終わることも多いですが、理で落ちるサゲもあり、少し考えてみないとわからない場合もあります。落語の知識がないと笑えないサゲもありますが、そこは通ぶって笑っておきましょう。
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お役立ちいただけましたでしょうか。それでは、当日は落語を楽しみましょう。
このように、落語を『鑑賞』するのではなく『粋』に楽しもう、などと、人の見方に『干渉』するほうが、よっぽど『無粋』かもしれませんね。
お後がよろしいようで。