怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

御霊前!?布団カバー

2010年04月13日 | ここの品々
ポストに入っていた広告から。


布団や、布団カバーの割引広告。

漢字が印刷されている布団カバーや家具はこちらに良くある。
一応、誰か漢字がわかる人に尋ねているのだろうか、変に感じるけどまあ、いいかって思う。
だけど、これは・・・

「御霊前」という文字が、縦にいくつも連ねている。
う・・・
夫に訴えると「もしかして、中国語ではいい意味なのかもしれない」と言う。
ブログ記事にする前に中国人に尋ねろ、とまで言うのだ。
って、中国人にとってはいい意味でも、日本人にとっては布団に印刷する文字としてはふさわしくないぞ。
日本人は無視していいのかい?と叫びたくなったが、こんなことでけんかしてもエネルギーの無駄である。
夫にいちいちブログの内容の承諾を取るのもばかばかしいので勝手に紹介さ。


カメラの画像の質が悪くなった。
2005年に購入のリコー「カプリオR1v」だ。


普通の設定で、画面が青っぽくなる。

屋外の撮影では・・・

こんな風になってしまう・・・

そういうわけで、しばらく屋外の最近の画像の掲載は無理だ、残念!



やっと、イケア行ったぞぉ

2010年03月02日 | ここの品々


実家から一時間ばかりのところにイケアがあったにもかかわらず、
私は一度も足を運ぶことも無くこちらに来てしまった。
ここでもほとんど軟禁状態で自由な外出がほぼ不能。
「いつかは行くぞ」
と念じていたのが、先週やっと実現した!



店内撮影は遠慮して、いきなり昼食風景の紹介。
左は私のもの、鶏肉の付け合せのフライドポテトの量は日本ではありえない。
私にとって、ジャガイモはおかずなのでパンを添えた。
が、右の写真メニューの日本人知人によると「パンは余計」だそうで、
案の定、私はフライドポテトを残してしまった。
盛られた時点ではそんなに量が多く感じなかったのに、食べてみると胃に重い。
ああ、ドイツ・・・・
ちなみに左は6ユーロ60セント、右の写真の左の皿に載っているのはデザートのマジパンみたいな不気味な菓子。
スウェーデン菓子かねぇ~、としばし話し合った私たち。


レストラン内の風景。
日本の店舗も同様な仕組みなのだろうか?
店舗内の途中にレストランがあるのだが、選んだ商品はまだ会計が済んでいない。
飲食物でそれらの品々を汚してしまい、客がそれを交換しに行く可能性などないのだろうか?

この店に並ぶ家具類は、かなり小ぶりで質素な印象のものが多い。
やたらめったらたくさんあるドイツの家具店にある、ばっかでかいソファや食堂のテーブルと比較してしまう。
もしかして、イケアは東洋向けの商品開発している??って感じてしまった。
収納用品もこちらではあまり実用的でないかな~って思うものばかりだし。
あるいは、北欧の家屋はドイツの一般家屋ほど大きくないのかな?

ますます、IKEA港北、行きたくなった~
どんなかな~


買い物目的ではなかったが、買ってしまった品々。
座布団。


洗濯表示が興味深い。海外の選択表示と照らし合わせると面白い。
二段に分かれていて、明らかに下方は日本市場向けだ。
凄いや、日本以外のアジア諸国にはイケアはないのか?
あるいは上段の表示でみんなわかるように教育されているのだろうか?
中国にも出店予定のようだから、そのうち中国語表示も入るのか??
いま、手元にあるH&Mの商品をチェックした。
すでに世界各国の洗濯表示がついているからだ。
おお~発見!
こうした図による表示は日本は独自のものを使っている様子。
国際的に通用する表示を使わない日本に対するサービスだということがいま、わかった!
(たぶん、ね)


他に買ったのはこのまな板二枚セット、1ユーロ99セント。
包丁は日本から持参したのに、まな板が無かったのだ。
また義母はこちら風に小さいナイフと小さいまな板ですべての料理をやってのける教育を私に施すので、
わたしのやたらめったらでかくて非常に良く切れる包丁の出番が無かったのだ。
同居生活も二年を過ぎ、少しはわたしのやり方を主張してみたく、
たかだか300円程度の買い物に右往左往し(義母は台所に私の物資を置かせたくない)やっと購入を決意したのさ。
野菜類を小さくきる作業は絶対、大きいまな板、大きい包丁のほうが効率よくできるぞ、お義母さん!!



上は日本から持参のタオル。
下はこちらでよく売られている妙なバランスの大きさのタオル。
これが、また、使いにくいことこの上ないのだ。
特に、洗髪後の頭を扱っているときに感じる。長さが足りないぞぉ


このタオル、イケアの名前入りのループつき。
こちらはタオル類をまっすぐ伸ばして掛けておかず、吊るしておくことが多い。
それで、くっついているタオルばかり。
日本のイケアにもこの妙な大きさのタオルを扱っているのだろうか?
一枚19セントだった、約25円。
雑巾だと思われるかも、日本だと・・・


次の帰省、いくぞ、イケア!きっと日本のイケアはもっと楽しいぞ。



耐用年数

2010年02月27日 | ここの品々
こちらにも日本の公民館に相当するような施設があり、
自治体が主催する催し物や住民が自主的に行う行事があったりする。


これは街中にあるそうした施設の中にあるピアノである。
老人の合唱団体の活動に使われたりしている。
日本での私の経験から、こうした公共の物資は個人で所有されているものより
消耗が激しいのが特徴である。
このピアノも、外観から40年くらい使われているもののように想像できた。


写真にすると、その古めかしさが表れないのが残念。
鍵盤は古くなると、木部が痩せて、鍵盤と鍵盤の間の隙が大きくなるのだ。


修繕しながら、長く使われている様子が伺われる。


上から覗くと、ところどころ部品が交換されている。
もう、ぎりぎりって感じかな~

弾いてみると、どうにか音程を保つことができるようで、
おそらく正確に調律するのは不可能なピアノであることがわかる。

実家周辺の公立学校を含む公共施設のピアノは、この10年くらいで
次々と新しいものに買い換えられている。
単純に比較すると、こちらは買い換える余裕がないのかなぁ~
って思ってしまう。
もしかしたら、買い換える必要はない、と考えているのかもしれないし。
個人で所有しているピアノも、日本の標準から比べると、
ひどく古いものばかりである。

日本でも、ピアノは一生に一度の買い物、などと言っていたものだ。
ところが、ここ15年くらいで日本の感覚はすっかり変わり、
二台目、三台目のピアノを買う人も多いし、
全く必要ないので売り払ってしまう人も多い。

自動車の耐用年数も、日本とドイツではかなり違うものだろう。
もちろん、日本のほうが短い。

どんどん買い換えることができる日本の消費の力は凄いと思う。

日本の家庭にあったピアノが世界に売られている。
日本のゴミが世界に回る~

もう少し、耐用年数を延ばしてもいいのではないかな~
ってここで私、訴えてみたりして。




巻き寿司

2010年02月07日 | ここの品々
私は巻き寿司を作ることができなかった。
一念発起したのは、ロシア人が楽々巻き寿司を作っちゃう話とか、
レストランで寿司作りをしていたタイ人に「日本人なのにできないのか」
とばかにされた経験からである。


日本人知人宅で、その現場を見せてもらった。
自分のやり方で上手くいかなかったのは、海苔の上にご飯をひどく多くのせたから、
とすぐに理解した。
その場でやらせてもらって、一発できちんと仕上げることが出来たぞ!
りす、すごぉ~い♡
普段、あまり褒められたことをしないので、せめてここで自画自賛・・・・

翌日も、自宅で念のために復習した。仕上がった巻き寿司はフィリピン人知人へプレゼント!
さて、こうなると、日本から持ってきたすでに三つも揃っているこれ、どうしましょう?

ダイソーで買った巻き寿司器~
巻き簾でできるとなると、そのほうが巻き寿司器よりうんと簡単だし、
用具の手入れも楽チンだ。
ああ~、海苔巻きファンの不器用なドイツ人が現れたら贈ることにしようか。


せっかく作った本物巻き寿司をフィリピン人にあげたのは、この新装開店の中国料理レストランへ行くため。
派手に新聞広告していたから。

割引クーポンつき、なんてあまりドイツには見かけないものもあるし!


これは驚きまるで龍宮城
よく、こうした周辺環境に不均衡な建築物が許可されたものだと、感心

これも中国から運んできたのだろうか?
昼食のビュッフェ6.9ユーロはこの地域に数え切れないくらいある中国レストランの平均価格。


左 並ぶ料理を撮影するのは気が引けるので、新聞広告から。
寿司が並ぶのはこちらの中国レストランの共通事項。
それで、この日の朝、練習に作った巻き寿司は他にあげてしまったわけさ。
右 箸袋と梅の花の印刷入りの食器。お金かけている様子。

ここの寿司類もおいしかった~
日本人が作るものはもっと巻きが柔らかな印象、ふわっとね。ちょっと上品。

こんなに寿司が普及しているのは本元日本ではなかなか想像できにくいだろう。
お寿司食べに、ドイツにいらしてくださいな。






マイエンフェルトさんのために。

2010年01月27日 | ここの品々
マイエンフェルトさんがここのガソリンの種類について質問をくださった。
夫に尋ねて解答したが、先日、現場を撮影する機会があったので、
マイエンフェルトさんのためにブログ記事にすることにした。


近所の日本人知人の車に同乗したときに給油をした~
カメラを構える私に、彼女は叫んだぁ~
「みっともないからやめてぇぇぇ!」
ブログ記事にする、なんて言おうものならその場に置いてきぼりにされそうだったので黙っていた。
K子さんよ、万一、この記事を偶然見つけてしまったら、削除を求めてくれ。

なるほど、マイエンフェルトさんが書いていたように四種類並んでいるぞ。


ラベルのほとんどが宣伝文句のようだが、一番下の記載がガソリンの種類のようだ。
「オクタン価100」


「SNICKERS」はしぶとく宣伝する・・・
二個パックで80セントだって。うむ、安いかも。
これはディーゼル。


「ハンマープライス」って、辞書にない言葉。
とってもお得な価格、って雰囲気で付けたのだろうなぁ~、ごくろうさま。
「オクタン価95」
これはオクタン価100より劣るってことだそう。
価格も安いのだろうな。


彼女の車は「無鉛ガソリン」。
給油中を撮影。在独10年の彼女は日本では自分で給油したことがなかったそう。
そういえば、ここ5~6年で急速に日本も同様な給油方法になったものだ。
あ、でも、支払い方法はこちらはレジで払うのさ。
自動販売機のような現金を入れた無人の機械を置いておくのができないほどドイツは治安が悪いのか?
またはそうした機器を導入するお金の余裕がないのか、発想がないのか。


K子さんに殴られそうな写真も掲載。
ウインドウォッシャー液を入れるK子さん。この日は一日中氷点下。
小雪舞う中を高速で走ると、すさまじいことになることをこの日、私は初めて知ったものだ。
フロントガラスはババッチイままで、ワイパーを動かすたびにきったなくなってゆく。
ウインドウォッシャー液は-50度まで凍らない製品を入れないと、
死に直結の大事故になるぞ。
うわ~、凄いところに来てしまった、と在独3年目に改めて恐怖に怯える私。


給油の後のスターバックス。
数年ぶりさ~
日本で入った時、注文方法にまごついたのを思い出した。
あの面倒くさいのを、ドイツ語でやれというのか!
一番簡単そうな「ふぃるたーかっふぇ~」で一件落着。
左が私のそれ、2ユーロ30セント(ただいまユーロ激降下中で円換算不能)手前のチョコチップクッキーは1ユーロ60セント。
外で飲む、久しぶりにおいしいコーヒーだった~





薪作り2009

2010年01月17日 | ここの品々
今日の写真は2009年11月に義母の妹夫妻からもらった木材だ。
彼らは森林を所有しているそうで、ときどき「木」をお歳暮のようにもらってくる。
クリスマスツリーも、こちらは生木を買うのが普通だが、
ウチは親戚の森からのもので済ませる。


これは森林用の車両なのだろうか。
カブトムシかカマキリみたいだな。
タイヤは直径1メートルほどもある。


後ろはこのような荷台になっていて、切り取った木材の運搬に使っているようだ。
今回は全部ウチへのプレゼント。



で、何にするのかというと、薪。
薪ストーブ用のものである。日本の首都圏でも普及しつつある薪ストーブ。
灯油の暖房と違い、やわらかい暖かさと、燃え上がる炎を見つめるのは魅力的である。

がね・・・
夫も私も、義父母のように、このなが~くておも~い木を切り刻んで並べて乾燥させる作業にちっとも興味を持てない。

庭の芝刈り、壁塗り、野菜の栽培、すべての作業が大嫌いな私たち夫婦。
はやく街に住みたい。
とつくづく薪割り作業を見ながら思った。






甦った湯沸かし器

2009年12月06日 | ここの品々
40数年使っていたという湯沸かし器がとうとう作動しなくなったらしい。



古めかしい外観、これだけで日本の人たちは廃棄処分にするだろう~
義父はなんとか修理して再び使えるようにしばらくいじくりまわしていた。



が、結局、買っておいた新しいものを使うことになったらしい。
右の写真は義父の水筒。ペットボトルの再利用だが、私の知る限り2年は使っている。
見た目のばばっちさは物凄い。これも処分してくれないかな~
なあんて、のんきに思考をめぐらしていた次の朝~


ぎゃぁあぁあぁ~!!
見事に甦りを果たし、台所に鎮座していた湯沸かし器!
義母が「湧いてるわよぉ~」とびっくりしている私に声をかけた。
りす「生き返りましたね!」
義母「新しいものはお湯が沸くときうるさかったからね~」
うるさくても、きれいな概観のほうがよくないかい???

物持ちのよさは、修理や手入れに執念を燃やす度合いにもよるだろう。
ニンゲンもそうかもしれない。
よみがえり 必要なのは ド根性

根性に満ち溢れた義父母、長生きするだろうな



アウディ100周年

2009年08月30日 | ここの品々
少々時期を逸してしまった。
先月16日、アウディが100周年記念式典をやったようだ。
たまたま当日に街の中心に行くバスがアウディ本社の前を通るので知った私。

新聞も大きく広告。

右の写真は地元で無料配布される雑誌なのだが、式典に参加した首相とアウディ社長が表紙を飾った。
赤い蝶ネクタイ・・・

16日の本社での式典は一般人の入場はできず、招待客のみのようだった。
バスの中から、めったに見ることができない正装したドイツ人男女がぞろぞろ歩いていくのを目撃。
(写真を撮るのをわすれたりす)

その式典の内容は、街中の広場で放送された。


去年はここでサッカーヨーロッパ選手権を同様な形で大スクリーンでやっていたものだ~

ちょっとテーマが外れるが、式典を盛り上げているこのオーケストラ、
東洋人のメンバーが目立つ。




おそらく、彼らは日本人だろう。
日本のオーケストラにメンバーにヨーロッパ人らしきのを見た経験はないが、
本場ヨーロッパには日本人がぞろぞろいるのである。

国際コンクールでも上位入賞者に日本人が多いし、そもそも参加者も日本人を初めとする東洋人が多いものだ。
最近は中国人の進出も激しく、アウディの顔の一人としてLang Langがしばしば登場する。


左:これはミュンヘンのオーケストラの冊子だが、メンバーの名簿を見ると日本人らしき人がぞろぞろ出ている。
右:図書館で借りたCDなのでスティッカーだらけで失礼、Lang LangのCD。
ちなみに、ここの図書館で日本人演奏家のCDを見つけることができない。
中国・韓国人のはちらほらある。がんばれ日本!

どうしても東洋人のほうが教育熱心なので、幼少からの繰り返しの訓練が必要な楽器演奏は西洋の教育方針で育てるより上手になってしまうのだろう。


街の中心をちょっと外れたところの環状交差点の内側にに、なにやら銀色の物体が設置された。


実物の約1.5倍ほどの大きさの「車像」である。
あるのは車像のみで、アウディを示す文字やロゴもない。
日本だったら、確実に表示するだろう。
こういったところが景観に対する感覚の違いのようで、興味深い。
インゴルシュタットの唯一ともいえる産業だから、わざわざ「Audi」とつけたり
オリンピックと混乱しそうな四つの輪の重なりを飾らなくてもよい、と判断したのだろうか。
この環状交差点の名前も「アウディ」だから誰でもどこの宣伝かわかるだろう。

そういうわけで・・・
アウディ創業100周年の今年。
ウチは関係者ではないが、この会社の発展は街の発展でもあるからわたしも応援。
自動車購入の際は、アウディをご検討ください




西洋墓地の謎

2009年08月09日 | ここの品々
今日は墓地の写真と話題が出てくる。
いつもの調子で書いてはいるが、なにぶん話題は死にまつわるもの、
お嫌いな方はご覧になるのを控えるのをお勧めする。








義父母たちは新聞の死亡広告に、近隣に住まう知人が載ると、
墓地での埋葬に出席する。
すると、下のようなカードをもらって戻ってくる。



左は表紙、中は亡くなった人の顔写真と名前や生年月日と没した日などが印刷されている。

わたしはこの埋葬に出席したことがないのでその詳細を知らない。





これがウチの集落の墓地である。
教会の周辺に墓地があるものだったらしいが、私は別々のものしか知らない~

比較的最近作られた墓地で、墓石なども新しい。
この墓石、高さ約1メートル幅およそ150センチくらいあるかしら、
関東周辺で見慣れた標準の数倍の大きさがあり、
また、美しく装飾されていたりして、鑑賞していて飽きない。



左の写真を更に拡大すると、右になる。
墓石の前に花などが植わっているが、
その地下、約2メートルくらいのところにご遺体が眠っているとのこと。

さて、数週間前、義父母といっしょに、ウチの墓の手入れを手伝った。
盆も近いし・・・おっと、違うか。
主な仕事は植わっている草花に水をやる、という作業だ。
なんだ、うちの庭の手入れと同じか。

でっかいジョウロに水を入れ、墓石の前の花に水をやる。
「もっとだ、もっと。じゃんじゃんやらないと花が枯れる」
とせかす義父。
水を汲みに行って、もどって、じゃあじゃあと溢れんばかりに土にかける私。
と、突然、疑問に思った。
りす「この土の下に、遺体があるのですよね?」
義父「そうさ、へんな事言っていないで早くもっとどんどんかけろ!」
次第に怖くなった私。
ご、ご遺体は水浸しにならないかい?
いや、ここに眠っているのは義父の母、つまり夫の祖母、30年ほど前に若くしてなくなっているのですでに土になっているのか?
それにしても、土葬の習慣に慣れていない私としては怖い。
水浸しにしている~ 水浸しぃ~

もっと疑問はこれだ。
一般的には木製の棺に入れて、埋葬するらしい。
数年後には棺も中身も土に還る。
土に還る、ということは土の一部になる、ということだろうか?
筋肉とか、血液とかは、土に吸収されるから、その体積の分だけ、
埋葬時に上から埋めるのに使った土が、へこまないかい?

へこんだら、その上から、また、土を追加するのだろうか?

考えれば考えるほど、怖くなり、水遣り作業もなんとなく気まずい。
疑問に思っているより、尋ねてすっきりさせたほうがいいと感じ、
夫にぶつける。
すると夫はこんなバカをみたことがない、という表情で、
「大丈夫です、土は凄く固くしてありますから」
でも!でもでも!!
棺と遺体の間には空気の部分だってあるだろうに。
私の発想によると、絶対、埋葬して数年後には花の植わっている部分が陥没すると思う。
いろいろ私がまくし立てるが、日本語能力の限界が夫にはあるらしく、
私をますますバカにするだけで終わった。


水遣りの途中で、目の前の土が陥没でもしたら、卒倒するしかない!
疑問が解決されるまで、西洋墓地の手入れは怖くてできないりす。








サロンパス、最高

2009年05月30日 | ここの品々
義母に出してもらった肩こり・筋肉痛用痛み止めの塗り薬を夫が手にとって見ていた。
次に叫んだ、
「りす、これは使ってはいけません!」
有効期限は1995年4月まで、と記載されていたのだ!


どうりで、期待していた「すうっとする感じ」がなかっものだ。
肩から背中にかけてかなりの量を塗ったが、皮膚に異常は出なかったのが不幸中の幸い。
ウチの食料小部屋には軽く10年をこえる食品がぞろぞろしまってあるから、
薬品が古くたって私は大して驚かない。
義父の口癖は~
「茶葉や粉末などの乾燥製品は20年持つのだ」
って、この塗り薬は明らかに水分たっぷりなものだぞ。
いくらなんでも、薬品の期限を守らないのは下手すると、命にかかわるのでは?
古い薬を使い続けなくてはならないほど、ウチの義父母は困窮しているようには見えない。
嫁いじめかっぁ?!
やっぱり「古いものを大事にする精神」から?


そういうわけで、すぐに私は薬局に買い物に行った。
上の古い薬をみせたが、すでに扱いがないことを言われ、
下の製品を勧められ、買った。7ユーロ50セント、約1000円。

パッケージのイラストが表す様に、植物成分たっぷりの温感タイプ、
背中と肩あたりは大丈夫だったが、上腕に塗ったら、
真っ赤になってひりひりした!
危険! 塗布部位によっては注意を要する製品!
ヨーロッパ人は日本人より肌が敏感、という意見があるが、
私の経験から言うと、逆である。
日本の化粧品のほとんどに問題がなかった私、ここの製品はひりひりすることが多い。
今回、薬だったので、警戒を怠ってしまった~
パッチテストをしなくては~

塗り薬購入の翌日。
ウチから約3~400キロ北に在住のYUKINKOさんから、思わぬプレゼントが届いた。

おお~
すでに懐かしのサロンパス~
これはパッチテストは要らないわたし~
もう、見ているだけで、癒される。
しっかりした包装、チャックつきの保存袋。
日本らしいきめ細かな製品だ。
解説もおもしろい。ヒラメ貼りって・・・ イラストのレベルも高い。
日本にいるときはサロンパスを馬鹿にしていたが、ここで見ると、最高級医薬品に見えるものだ!

そういえば、先日買い物に行ったアジア食材店のレジの隅に、
タイ市場向けのサロンパスが売っていて、またまた感動したものだ。
世界に愛されるサロンパスって!(でもEU向けのはまだ発見していない)
お店の女主人はベトナム人だ。
「これ、よく効くわよ」
へへっ!それは私のほうが良く知っているのだぞぉ~
ちなみに、それはものすごく小さい箱入りで、約500円。
今回は購入に至らず。


このようにして、私の肩こり治療は行われている~
PC完全休業はついに果たせず、いや、そうしたところであまり効果はなかったとも思える。
ブログはゆるゆると更新していけるくらいにはなったし。










失業した知人の車

2009年05月06日 | ここの品々
車で5分くらいの近所にPさんというイギリス人が住んでいる。
50歳代半ばの彼、イギリスにいる前妻とは数年前に離婚、二人の娘さんは成人しているそう。
ドイツに住むことになり、それがきっかけで離婚になったらしいが、
ここでは結構稼いだらしい。

さて、1年位前になるかしら、Pさん、
旅先で恋に落ちたそうな。
お相手は同年代のポーランド人女性。
一度二人でうちに来たが、この年代のヨーロッパ人にありがちな太り方をしていなくて、
小柄で丸顔のきれいな人だった。

彼女の夢中のPさん、トルコにアパートを買ったのだが、
アパートの前に「舞台」を作って、
そこで彼女と踊ったそうな。
イギリスの新聞記事にもなったらしく、そのホームページを見せてくれた。

ウチの家族の間では、Pさんにはもちろん言わないが非難ごうごうである。
ここの住まいが借りているアパートで、どうして休暇のためにトルコにアパートを買ったのか。
また、一夜のダンスのために500ユーロ(約6,7万円)もかけて舞台を作ったのも
「馬鹿な出費」。
普段、他人の陰口などほとんど口にしない義父母だが、Pさんの金銭感覚のことになると、批判の嵐だ。
時には夫まで加わる~

そうしているうちに、金融危機。
Pさん、なんと失業してしまったのだ。

ここのアパートを引き払い、彼女のいるポーランドか、母国イギリスで仕事を見つける予定だそう。
だ、大丈夫?
どちらの国もそんなに簡単に仕事にありつける環境にないと思うし、
日本のように年齢制限が厳しくないとしても、
さすがに50歳代でまっとうな仕事を見つけるのは大変ではないか?
ここの自動車関連企業で働いていたが、貯金はないし、各種保険料はほとんど払っていなかったらしい。
失業保険や年金などが整備されていると有名なドイツだが、保険料を払わなければやっぱり何もないのだ。
義父母は他にも何人かそういう知人がいて、ばったり会ったりすると、後で小声で私に、
「あの人は年金がないのよ」
と囁く。
どうして義父母が知人とはいえそんな超個人情報を知っているのか恐ろしい。
自分で「私、年金ないのよ」などと話すのかしら?
あるいはここは個人情報の保護などないのか~?

さっきもPさんが最後の挨拶に尋ねてきた。
許可を取って撮影させてもらった、なぜなら~



ぴかぴかのアウディA4、失業したのにこ~んな大きな車で大丈夫?
この車の一番の特徴は・・・



そう、懐かしの右ハンドル~



イギリスで買ったものらしい。
これから母国に向かうそうだ。
Pさんのこれからに幸運がありますように!




民族衣装が欲しい

2009年04月19日 | ここの品々
このところ、夫は週末も家の中で仕事三昧、
食事と少々の日本ドラマ鑑賞だけしか一緒にいることがない。

もともと怠惰な私。
夫が仕事ばかりなのでふて寝。

ソファにごろごろする私。
周囲を片付ける意欲もなし。

義母などは日曜の朝からせっせと午後のコーヒータイム用のケーキを焼いていた。

自家製茄子ケーキ。
うそ、冗談・・・写真にしたら茄子に見えたので。
去年の夏収穫して、冷凍保存しておいたプラムを使ったケーキ。
おいしい
ごろごろしている間に完成するなんて,
同居の醍醐味かっあ

週末に入るたくさんの広告を眺めていたら、民族衣装の宣伝が入っていた。
これからのシーズンにふさわしい衣装。
ビアガーデンに飲みに行くときやお祭りのときに映えるのだ。
ごろごろしながら眺めるりす。

女性のは「Dirndl」と綴るのだが、辞書を引くと「ディルンドル」とか「ダーンドゥル」などとカタカナ書きになっていて、
バイエルンやオーストリアの民族衣装、と解説されている。


ブラウスと、ワンピース、エプロンのセットで49.99ユーロ、約6,7千円ってところかな。
専門店で買うと、軽く100ユーロを超えるので、格安。
SからLサイズまであると書いてあるが、わたしにはSサイズも大きすぎる。
買ったところで、こんな服、年間数度も着ないだろう。
経済難の私たち夫婦には贅沢、贅沢。


男の衣装。
私と同様、夫は小柄で痩せているので、絶対似合わないだろう。
ふふ~
似合わないと買わないから、自然な節約、へへへ。


先週末に遊びに来た姪のP子ちゃん、
似たような服を着ていたな。
義母は「このワンピースはディルンドル風よ、P子に良く似合うわね」
と褒めていたっけ。
ワンピースにエプロン、なかなかかわいい。
このデザインだったら、普段、買い物や語学学校に行くときにきて行くことができるな~
・・・ほ、欲しいな。子供用ディルンドル。
こちらの子供用衣類をときどき買うので、自分のサイズ表示を知っている。
158か、164だ!
やっぱり、買うか~
欲しいぞ~





カルキ臭くないって?

2009年04月15日 | ここの品々
日本の水は「カルキ臭い」ってよく言うけど、
ここのカルキは「臭い」でなく、ゴミである。

「カルキ」については偶然に同じ時期に同じテーマの記事を書いた
満天さんのブログに解説があるので、そちらに任せる。

一般的に、日本のカルキは水道水を消毒するための塩素臭のことを言うらしい。
語源はドイツ語、こちらのカルキはもう少々強烈だ。


湯沸しポットの(40年くらい使っているので、ドイツ在住の人たちにもこれがなんだかわからないかも・・・)水面に白く浮いているのがカルキ(石灰分)なのだぁ!!

もっとも、水道からでた直後の水には、このカルキ、ちゃあんと上手く細かく分散して散っているので肉眼で見ることができない。

写真の水は、前夜に沸かして魔法瓶(日本から持参)に入れておいたものを再び沸騰させるために開けたものである。
魔法瓶(日本から持参)の内面はカルキが付着しやすいらしく、真っ白になるが、また、容易にはがれやすいらしく、お湯を空ける勢いで剥がれていくようだ。
それで、写真のような現象になるわけ。

無味無臭、人体に無害だが、やっぱりね・・・
気分は良くない。
夫はこれを見ると、流して新たに水道から水を入れるのだ。
同じことなのにねぇ~

硬水、ということはこれを多く含むことなのだろう、
地域によるらしいが、ドイツ南部はこのような水を普段飲用しているのだ。

日本だったら、水道水を作る作業に白い物体を除去する作業をするだろうな。
安全のために、世界的にみても驚異的に高い濃度の塩素で消毒するくらいだからねぇ。
塩素臭カルキも面倒だけど、白ゴミカルキももっと面倒である。

この40年物のポット内側面は定期的に掃除しないと、真っ白にブ厚くカルキがこびりつく。
また、コーヒーメーカーなども機械内部にカルキが詰まるので、
カルキ除去剤が市販されている。

ボトル入りは水溶液、袋入りは粉末で、水に溶かして使用。


袋の拡大写真。
ちゃあんと、Kalkと文字が入っているだろう~
白ゴミ除去剤だぞ、
日本のカルキとドイツのそれが違うことの証明だ~
下には各種コーヒーマシンや湯沸しポットの写真、これら内部の白ゴミを取る。
劇薬らしく、取り扱いに注意しなければならない。

洗面台、シャワー室なども、使用後に丁寧に水分をふき取っておかないと、
白くこびりつく物体に悩まされることになる・・・

実家の塩素臭カルキ水にも苦労したが、ここにきたらもっと面倒な水が

さて、一番上の写真の状態の水で作ったお茶。
日本から持参の貴重な緑茶。
写真に上手く撮れなかったので紹介できないけど、
緑の中に、白ゴミがふわふわ~
凄いぞ、ドイツ生活!









古いけど・・・

2009年03月31日 | ここの品々
「アマデウス」すでに四半世紀程前の作品だ~
劇場公開時にわたしは観ていない。
数年後のテレビ放送かレンタルビデオかなにかで鑑賞していると思う。
そのときの印象は「あまり面白くない」だった。
どうしてこんなものが評判だったのかわからなかった。
モーツアルトもサイエリもえらくおじさん、おじいさんで、彼らのどこに魅力があるのかわからなかった。

ところが、こちらに来てから図書館にあるものを観て、びっくり。
「素晴らしい」
と感じてしまった。

四半世紀の間に私の映画鑑賞能力、モーツアルトの作品鑑賞能力が高まったとしか思えない。
私の年齢も映像中の俳優に近く、あるいは上になり、彼らの心情をよく理解できるようになったのか。
さらに、舞台であるウィーンに近く住まっているのも原因か?
役所や博物館として残っている建築物に、この時代の雰囲気を感じさせるものが多くあり、
映画中の背景をより身近に感じることができるためか。
また、出てくる人々もここを先祖とする人種ばかりだし。

そういうわけで「アマデウス ディレクターズカット」が欲しくなり、
インターネットで検索。
が・・・
3407円・・・
ここの家電量販店の広告で、なんと、
9ユーロ!(1200円!)
言葉の壁を考える余裕もなく、すぐにこちらで手にいれた~
うほひょぉ~

日本のはなぜか英語だけで、日本語吹き替えがないようだ。
ここのはちゃあんと、ドイツ語吹き替えがあるので、
わからないながらも、モーツアルトが使った言葉で鑑賞できるものね、うふふ。
(声の質が映像の俳優と合わないことが多いここの吹き替えには泣くのだけど!)
ドイツ語字幕も出るので、ドイツ語の勉強にもなるし。
(何故か、音声と字幕が違うことが多いので泣くのだけど!)

数年前に公開の「マリーアントワネット」中の衣装や鬘と比べると、だいぶ質が落ちるように感じるけど、
どういうわけか、この作品中のほうがそれらが魅力的に見えるものだ。
(どこかの博物館に、当時のかつらが展示されていないかしら、と思案中)
適当に、いい加減なところが当時の品らしいし。

日本でみたときは全く気づかなかったけど、
当時の女性の衣装、胸が物凄く開いているものばかり、
これって、絶対、ここでは寒い。
寒いときでも短いスカートで闊歩する日本女子高生同様、
当時の女性たちも寒さとは関係なく、流行を追っていたのだな。
逆に、当時のかつら、
頭が暖かくていいぞ。
関東以西の日本では暑苦しくて、やっていけないだろうな。
当時の屋内暖房器具がちらちらとこの映画中に出てくるが、あれ一つ二つでは寒かっただろうな。
モーツアルトや、サリエリの住まいの様子、物凄い豪勢だが、
それなりに稼いでいたのだろうな。
うちみたいな田舎の家々は、質素だったのだろうな~

魅力満載の「アマデウス」。
クラシック音楽に興味のない人でも、ある程度年齢が進んだ人には、
主役のサリエリの心情をよおぉ~く理解でき、楽しめると思う。




お先に。

2009年03月29日 | ここの品々
日本では今年1月公開の「007 慰めの報酬」、ここでは昨日3月28日にDVDが発売された。
おほひょぉ~
日本の皆様、お先に買わせていただきましたぁ~



それで、この値段は・・・



8ユーロ90セント、約1200円!
最新の007が1200円!
洗濯や食事で毎日苦労しているのが報われる瞬間だぁ~!

ドイツ市場用のこの品、当然のことながら、
日本語字幕・吹き替えは無し、である。
007のような作品でドイツ語の勉強をするのも、あまり気乗りがしない。
っていうか・・・
子供の頃からテレビ放送などで007を観ていた私。
その頃を思い返すと、ストーリーを楽しんでいたわけではなく、アクションシーンを好んでいたものだ。
そういうわけで、007は言語を気にすることなく、観ることができる数少ない作品なのだ!
アクションものは言葉の壁が低いので、かなりここのものを鑑賞する事ができる。

いろいろ言われて、結局大成功のダニエル・クレイグ。
体脂肪率5パーセントくらいかしら。
私の感想は~
干乾びて、スカスカ・・・
歴代のボンド役が、妖艶さを持っていたのでなおさらスカスカぶりが目立つような。
妖艶であるべきシーンも、なんだか、味気ない~
今回の作品は顔の表情に怖さも感じるのはわたしだけ?
鍛えられた肉体美、低体脂肪率で勝負の007!

髪の色と長さ、年齢も近いので夫のそれとよく似ている。
後ろから見ると、一瞬ぎょっとしたものだ。
あれ?007?
すぐに現実に戻るのだけど。
頭部後方以外は全く似ていないし。


怖いボンド、でもこれはこれで受け入れられていくのだろう。
お勧め。